JP1 Version 8 JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド
Asset Information Managerをフェールオーバーさせる場合のクラスタシステムの構成例を次に示します。システム構成例は次の2種類があります。
これらの構成にする場合,Asset Information Managerのプログラムのセットアップ時に,上位接続先を次のように設定してください。
http://論理ホスト名,または論理IPアドレス/jp1asset/login.htm
また,共用ディスクには,次のファイルを格納してください。
Microsoft Cluster Serviceのクラスタ環境上に,Asset Information Managerのサービスを,フェールオーバー機能を使用する設定にすると,ハードウェアのトラブルやAsset Information Managerのサービスのトラブルが自動的に検出され,実行系サーバから待機系サーバへ自動的に切り替えられます。
資産管理データベースサーバは,同一クラスタグループに設定することもできます。また,異なるクラスタグループに設定されている資産管理データベースサーバを使用することもできます。
なお,資産管理データベースにEmbedded RDBを使用する場合,この構成にだけ対応しています。
実行系の資産管理サーバと資産管理データベースを同一のノードに置く場合のシステム構成例を次の図に示します。
図4-13 実行系の資産管理サーバと資産管理データベースを同一のノードに置く場合のシステム構成例
資産管理サーバと資産管理データベースサーバをそれぞれ独立したサーバで動作させる場合,お互いのサーバを待機系サーバとして設定できます。この構成にすると,両方のサーバに負荷分散しながら,トラブル発生時のフェールオーバーに対処できます。
なお,資産管理データベースにEmbedded RDBを使用する場合,この構成には対応していません。
実行系の資産管理サーバと資産管理データベースを異なるノードに置く場合のシステム構成例を次の図に示します。
図4-14 実行系の資産管理サーバと資産管理データベースを異なるノードに置く場合のシステム構成例
DBMSの論理ホストは,[サーバセットアップ]ダイアログの「データベース情報」の「サービス名」に指定したサーバを設定してください。また,データソースまたはネット・サービスの作成時も,ODBCドライバの接続先(Microsoft SQL Serverの場合「ODBCデータソース名」)またはNET Managerの接続先(ORACLEの場合「ネット・サービス名」)に同じサーバを指定してください。
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