JP1/NETM/DMと連携した資産管理システムの基本的なシステム構成例を次の図に示します。このシステム構成例は,資産管理サーバがJP1/NETM/DMサーバと接続して,管理対象のクライアントの資産情報を取得する場合の基本的な構成を示しています。なお,4.2.2〜4.2.10の構成例もこのシステム構成を前提としています。
図4-3 資産管理システムの基本的なシステム構成例
システムを構成する上で次のことに注意してください。
- 資産管理サーバ
- 資産管理サーバには,Asset Information Managerのコンポーネントの「資産管理サーバ」および「JP1/NETM/DM連携」をインストールする必要があります。
- 資産管理サーバとJP1/NETM/DMサーバを分散する場合は,資産管理サーバにリモートインストールマネージャ(JP1/NETM/DM Managerのコンポーネント)をインストールする必要があります。
- 資産管理データベースにEmbedded RDBを使用する場合は,DBMSのクライアントは必要ありません。
- Asset Information Managerは,JP1/Asset ManagerおよびJP1/NETM/Asset Managerと同一のマシンにはインストールできません。
- 資産管理データベースサーバ
- 資産管理サーバおよび資産管理データベースサーバは,同一のマシンに配置できます。ただし,管理対象となる機器が多数あり,クライアントから高い頻度でアクセスされる運用が想定される場合は,資産管理サーバと資産管理データベースサーバを分散する構成をお勧めします。
- なお,Embedded RDBを使用する場合は,資産管理サーバと同一のマシンになります。
- JP1/NETM/DMサーバ
- JP1/NETM/DMのサーバは,Asset Information Managerと同一のマシンに配置することもできます。
- JP1/NETM/DM未導入機器の情報を取得する場合,およびインベントリ情報をリアルタイムに取得する場合は,JP1/NETM/DM Manager 07-50以降が必要です。
- クライアント
- Microsoft Internet Explorer 6 SP1以降を使用できる環境であれば,特別なプログラムは必要ありません。
- 管理対象のクライアント
- インベントリ情報を取得する場合は,管理対象のクライアントにJP1/NETM/DM Clientがインストールされている必要があります。
- JP1/NETM/DM Clientが07-50より前のバージョンの場合は,インベントリ情報の更新を自動的にJP1/NETM/DM Managerに通知できません。
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