JP1/Lan Licenserは，ネットワークを利用して，ソフトウェアの使用状況を監視し，ライセンス管理機能，ソフトウェア使用状況のデータ作成機能を提供しています。Asset Information Managerでは，JP1/Lan Licenserと連携することで，ソフトウェアの稼働状況を管理できます。ソフトウェアの稼働時間を基に利用されていないソフトウェアを検出して，ソフトウェア資産から削除したり，ライセンスの購入対象から外したりすることで，不要なソフトウェア資産を管理する手間を省けます。

JP1/Lan Licenserと連携することで実現できる資産管理業務を，次の図に示します。

図2-8　JP1/Lan Licenserと連携した資産管理業務

• JP1/Lan Licenserで収集したソフトウェア稼働情報を資産管理データベースに取り込んで，ソフトウェアの稼働状況を管理する
  業務メニュー「稼働状況」で，稼働管理対象となっている機器にインストールされている，ソフトウェアごとの合計稼働時間を管理できます。ただし，デフォルトでは，業務メニュー「稼働状況」は非表示の設定になっています。使用する際は，業務メニュー「利用可能業務割り当て」で表示するように設定してください。
  ソフトウェア稼働情報の詳細については，「12.4　JP1/Lan Licenserから取得できるソフトウェア稼働情報」を参照してください。