JP1/Performance Management - Agent Option for Virtual Machine
インスタンス環境を更新したい場合は,インスタンス名を確認し,インスタンス情報を更新します。インスタンス情報の設定は,PFM - Agentホストで実施します。
更新する情報は,次の表であらかじめ確認してください。
表2-7 PFM - Agent for Virtual Machineのインスタンス情報
項目 説明 設定できる値 デフォルト値 VM_Type 監視対象となる仮想環境の種類を指定する 8バイト以内の半角文字列。ただし,次の文字は指定できない。
- タブ
前回の設定値 VM_Host 監視対象となる仮想環境のホスト名を指定する 256バイト以内の半角文字列。ただし,次の文字は指定できない。
- タブ
前回の設定値 Security 監視対象となる仮想環境との通信にSSLを使用するかどうかを指定する {0|1}
0:SSLを使用しない
1:SSLを使用する前回の設定値 Port 監視対象となる仮想環境との通信に使用するポート番号を指定する 0〜65535
0の場合,Securityの設定に応じて次の値を用いる
- Security=0(SSLを使用しない)の場合
- HTTPのデフォルトポート番号80。
- Security=1(SSLを使用する)の場合
- HTTPSのデフォルトポート番号443。
前回の設定値 UserID 監視対象となる仮想環境に接続するためのユーザーIDを指定する 256バイト以内の半角文字列。ただし,次の文字は指定できない。
- タブ
前回の設定値 Password 監視対象となる仮想環境に接続するためのパスワードを指定する。この項目で入力した文字は,画面に表示されない。また,この項目に値を設定する場合,2度入力を要求される。 256バイト以内の半角文字列。ただし,次の文字は指定できない。
- タブ
前回の設定値 Log_Size 収集ログの1ファイルの最大サイズを指定する 1〜32(MB)
ただし,16以上を推奨する。前回の設定値 インスタンス名を確認するには,jpcinslistコマンドを使用します。また,インスタンス環境を更新するには,jpcinssetupコマンドを使用します。
インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。
- インスタンス名を確認する。
PFM - Agent for Virtual Machineを示すサービスキーを指定して,jpcinslistコマンドを実行します。
設定されているインスタンス名がvm-hostの場合,vm-hostと表示されます。
jpcinslist agt5
- 更新したいインスタンス環境のPFM - Agent for Virtual Machineのサービスが起動されている場合は停止する。
サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
jpcinssetupコマンド実行時に,更新したいインスタンス環境のサービスが起動されている場合は,確認メッセージが表示され,サービスを停止できます。サービスを停止した場合は,更新処理が続行されます。サービスを停止しなかった場合は,更新処理が中断されます。
- PFM - Agent for Virtual Machineを示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcinssetupコマンドを実行する。
インスタンス名がvm-hostのインスタンス環境を更新する場合,次のように指定してコマンドを実行します。
jpcinssetup agt5 -inst vm-host- PFM - Agent for Virtual Machineのインスタンス情報を更新する。
表2-7に示した項目を,コマンドの指示に従って入力します。現在設定されている値が表示されます。表示された値を変更しない場合は,リターンキーだけを押してください。すべての入力が終了すると,インスタンス環境が更新されます。
- 更新したインスタンス環境のサービスを再起動する。
サービスの起動方法については,マニュアル「JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
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