JP1/Performance Management - Analysis

[目次][用語][索引][前へ][次へ]


5.4.2 VPISの監視条件設定

VPISおよびDefinerで,それぞれ監視条件を定義します。VPISで設定するサービスの監視間隔は,JP1/PA - Adaptor動作条件定義ファイル(pam.conf)で設定している詳細メトリックの時間粒度(デフォルトは3分)と同じ値にしてください。VPISでの監視間隔は,次のどちらかの方法で変更します。JP1/PA - Adaptor動作条件定義ファイルについては,マニュアル「JP1/Performance Analysis」を参照してください。

なお,VPISで設定した監視対象サービスの情報をDefinerで設定するときにプルダウンメニューに表示させ,入力の負担を軽減できます。手順を次に示します。

  1. VPISで監視対象サービスを設定する
    設定方法は,マニュアル「JP1/VantagePoint Internet Services」を参照してください。
  2. paaisconfコマンドを実行する。
    VPISの設定内容が,ファイルに出力されます。コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Analysis」を参照してください。
  3. 手順2で出力されたファイルを,ftpなどでPFM - Analysis Managerに転送する。
    ファイルは,次のディレクトリの下に格納してください。
    インストール先ディレクトリ\manager\assist\is
  4. Definerを起動して,監視システム構成を定義する。
    Definerの起動中にファイルを転送した場合は,Definerを再起動してください。

注意事項
VPISに監視条件を設定する場合,設定する値の長さに制限があります。制限を超える監視条件を設定するとVPISの監視は実行されますが,監視結果をPFM - Analysisに取り込むことはできません。設定値の制限を,サービスごとに次の表に示します。
 

表5-1 VPISで監視条件を設定する場合の値の制限

サービスの種類 制限 英語表示のVPISでの該当個所
全サービス共通 顧客名:32バイト以内 Customer InformationウィンドウのCustomer Name
サービスグループ名:50バイト以内 Service Group InformationウィンドウのService Group Name
HTTP 測定対象のアドレス(URL)の長さ,およびポート番号の長さの合計:254バイト以内 HTTP-Web Pages InformationウィンドウのAddress(URL)枠内およびWeb Server Port
HTTPS 測定対象のアドレス(URL),およびポート番号の合計:254バイト以内 HTTPS-Secure Web Pages InformationウィンドウのAddress(URL)枠内およびWeb Server Port
SMTP メール(SMTP)サーバとメール宛先の合計:254バイト以内 SMTP-Mail Service InformationウィンドウのEmail(SMTP) ServerおよびEmail Information枠内のEmail Recipient
POP3 メール(POP3)サーバとユーザーの合計:254バイト以内 POP3-Mail Server InformationウィンドウのEmail(POP3) ServerおよびEmail User Information枠内のUser
IMAP4 IMAPサーバとユーザーの合計:254バイト以内 IMAP4-Email Service InformationウィンドウのIMAP ServerおよびUser Information枠内のUser
DNS DNSサーバおよび検索するホスト名の合計:254バイト以内 DNS-Domain Name Server InformationウィンドウのDNS Server Information枠内のDNS ServerおよびDNS Lookup Information枠内のHostname to lookup
DHCP
FTP FTPサーバおよびユーザーの合計:254バイト以内 FTP-File Server InformationウィンドウのFTP ServerInformation枠内のFTP Server およびUser Information枠内のUser
TCP

(凡例)
−:制限なし

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2010, Hitachi, Ltd.