JP1/Performance Management - Analysis
採取ツールサーバのシステム構成で注意する点を次に示します。なお,各採取ツールを一つのマシンで動作させることも,それぞれ別のマシンで動作させることもできます。
- <この項の構成>
- (1) 採取ツールがJP1/ESPの場合
- (2) 採取ツールがJP1/SSOの場合
- (3) 採取ツールがPFMの場合
(1) 採取ツールがJP1/ESPの場合
採取ツールがJP1/ESPの場合に,システム構成で注意する点を次に示します。
- JP1/ESPは,PFM - Analysis Managerと接続できるため,PFM - Analysis Adaptorは不要です。
- JP1/ESPとPFM - Analysis Managerを同じマシンで動作させることができます。
- 監視対象サーバには,管理対象となるサーバプログラム以外の特別なプログラムは不要です。
- サービスの応答時間を監視する場合は,次の図のようにサービス利用者の端末に近い位置にJP1/ESPを配置すると,サービス利用者が体感している応答時間により近いデータを取得できます。
図1-4 採取ツールがJP1/ESPの場合のシステム構成例
(2) 採取ツールがJP1/SSOの場合
採取ツールがJP1/SSOの場合に,システム構成で注意する点を次に示します。
- 採取ツールがJP1/SSOの場合は,監視対象側に次のSNMPエージェントが必要です。
- 監視対象がWindowsまたはUNIXの場合
- JP1/Cm2/Extensible SNMP Agentが必要です。
- 監視対象がアプリケーションの場合
- アプリケーションに付属しているSNMPエージェント,または追加モジュールのSNMPエージェントが必要です。
- 監視対象がハードウェアの場合
- ハードウェアが持つSNMPエージェントを使用します。
- 複数のJP1/SSOを採取ツールサーバで運用する場合は,JP1/SSOごとにPFM - Analysis Adaptorが必要です。
- 次の図に示すように,JP1/DSSOが収集したデータをPFM - Analysisで管理できます。
図1-5 採取ツールがJP1/SSOの場合のシステム構成例
JP1/SSOは,JP1/DSSOが収集したデータを集約するため,PFM - Analysis AdaptorはJP1/SSOのサーバだけにインストールします。この構成の場合は,監視システム構成の定義時に,JP1/SSOに作成されるユーザーリソース設定ファイル(PAMリソース設定ファイル)を,JP1/DSSOに配布しておく必要があります。
(3) 採取ツールがPFMの場合
採取ツールがPFMの場合に,システム構成で注意する点を次に示します。
- 採取ツールがPFMの場合は,監視対象側に各監視対象に対応したPFM - Agentが必要です。
- 採取ツールがPFMの場合は,PFM - ManagerまたはPFM - Baseと同じホストにPFM - Analysis Adaptorが必要です。
- 複数のPFMのシステムで運用する場合は,PFMのシステムごとにPFM - Analysis Adaptorが必要です。
一般的な構成例を次の図に示します。
図1-6 採取ツールがPFMの場合の一般的な構成例
PFM - ManagerとPFM - Analysis Adaptorの対応OSが一致する場合は,PFM - Managerと同じホストにPFM - Analysis Adaptorをインストールしてください。PFM - Manager管理下のPFM - Agentが監視対象になります。
PFM - ManagerとPFM - Analysis Adaptorの対応OSが一致しない場合は,PFM - Manager配下のPFM - Baseと同じホストにPFM - Analysis Adaptorをインストールします。
図1-7 採取ツールがPFMで,PFM - ManagerとPFM - Analysis Adaptorの対応OSが一致しない場合のシステム構成例
PFM - Baseを利用することで,PFM - Manager管理下のPFM - Agentを監視対象とすることができます。
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