JP1/Performance Management - Agent Option for OpenTP1

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4.4.1 インストールを始める前に

インストールおよびセットアップを開始する前に前提条件,必要な情報,および注意事項について説明します。

<この項の構成>
(1) 前提条件
(2) 論理ホスト運用するPFM - Agent for OpenTP1のセットアップに必要な情報
(3) PFM - Agent for OpenTP1で論理ホストをフェールオーバーさせる場合の注意事項

(1) 前提条件

PFM - Agent for OpenTP1をクラスタシステムで使用する場合,次に示す前提条件があります。

(a) クラスタシステム

次の条件が整っていることを確認してください。

(b) 共有ディスク

次の条件が整っていることを確認してください。

(c) 論理ホスト名,論理IPアドレス

次の条件が整っていることを確認してください。

注意
  • 論理ホスト名に,物理ホスト名(hostnameコマンドで表示されるホスト名)を指定しないでください。正常に通信処理がされなくなるおそれがあります。
  • 論理ホスト名に使用できる文字は,1〜32バイトの半角英数字です。次の記号および空白文字は指定できません。
    / \ : ; * ? ' " < > | & = ,
  • 論理ホスト名には,"localhost",IPアドレス,"-"から始まるホスト名を指定できません。

(2) 論理ホスト運用するPFM - Agent for OpenTP1のセットアップに必要な情報

論理ホスト運用するPFM - Agent for OpenTP1をセットアップするには,通常のPFM - Agent for OpenTP1のセットアップで必要になる環境情報に加えて,次の表の情報が必要です。

表4-4 論理ホスト運用のPFM - Agent for OpenTP1のセットアップに必要な情報

項目
論理ホスト名 jp1-haltp1
論理IPアドレス 172.16.92.100
共有ディスク /jp1

なお,一つの論理ホストで論理ホスト運用するPerformance Managementのプログラムが複数ある場合も,同じ共有ディスクのディレクトリを使用します。

共有ディスクに必要な容量については,「付録A システム見積もり」を参照してください。

(3) PFM - Agent for OpenTP1で論理ホストをフェールオーバーさせる場合の注意事項

PFM - Agent for OpenTP1を論理ホスト運用するシステム構成の場合,PFM - Agent for OpenTP1の障害によって論理ホスト全体をフェールオーバーさせるかどうかを検討してください。

PFM - Agent for OpenTP1の障害で論理ホスト全体をフェールオーバーさせると,PFM - Agent for OpenTP1が監視対象としている同じ論理ホストで運用する業務アプリケーションもフェールオーバーすることになり,業務に影響を与えるおそれがあります。

通常は,PFM - Agent for OpenTP1に異常が発生しても,OpenTP1の動作に影響がないように,次のどちらかのようにクラスタソフトで設定することをお勧めします。

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