JP1/Performance Management - Agent Option for Platform(Windows(R)用)
機能
Workgroup Summary(PI_WGRP)レコードには,Process Detail(PD)に格納されるレコードを,ある時点の状態でワークグループ単位に要約したパフォーマンスデータが格納されます。
ワークグループごとに1件のレコードが格納されます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
なお,定義されたワークグループのどれにも入らないすべてのプロセスレコードのために,「Other」という名前のワークグループが自動的に生成されます。
- 注意
- ワークグループ情報は,収集データ追加ユーティリティで設定する必要があります。ワークグループ情報と収集データ追加ユーティリティについては,「3. ユーザーレコードの収集」を参照してください。
- Process Detail(PD)レコードのProgram(INSTANCE)フィールドの値が「_Total」で,かつPID(ID_PROCESS)フィールドの値が「0」のレコードは,全体の合計や平均を表すデータであるため,収集されません。
- 該当マシンのプロセス数が多い場合など,収集する対象数が多くなった場合,処理量が多くなるためCPU使用率などの負荷が高くなります。
デフォルト値および変更できる値
項目 デフォルト値 変更可否 Log No ○ LOGIF 空白 ○ Sync Collection With Detail Records, PD ×
ODBCキーフィールド
- PI_WGRP_WORKGROUP_NAME
- PI_WGRP_CONDITION
ライフタイム
「収集データ追加ユーティリティ」でのレコード追加からレコード削除まで。
レコードサイズ
- 固定部:681バイト
- 可変部:608バイト
フィールド
PFM-View名
(PFM-Manager名)説明 要約 形式 デルタ サポート対象外 データソース CPU %(PCT_PROCESSOR_TIME) ワークグループがプロセッサを使用した経過時間の割合(%)。マルチプロセッサ環境では,「プロセッサ数*100%」を最大値とした使用率が表示される。 % double No − PDレコードPCT_PROCESSOR_TIMEフィールド Condition(CONDITION) ワークグループの収集条件。値は次のとおり。
・AND :
Groupsフィールド,Usersフィールド,Programsフィールドすべてに一致したプロセスを収集。
・OR :
Groupsフィールド,Usersフィールド,Programsフィールドどれかに一致したプロセスを収集。COPY string(4) No − 「収集データ追加ユーティリティ」の「ワークグループ名」 Groups(GROUPS) 定義したグループ名。35文字以上の場合,最後の文字は「>」。 COPY string(36) No − 「収集データ追加ユーティリティ」の「グループ名」 Handle Count(HANDLE_COUNT) ワークグループによってオープンしているハンドル数。 HILO double No − PDレコードHANDLE_COUNTフィールド IO Data Bytes/sec(IO_DATA_BYTES_PER_SEC) ワークグループが生成するすべてのI/O操作で,読み込みおよび書き込みしているデータ量の割合(バイト/秒)。 AVG double No − PDレコードIO_DATA_BYTES_PER_SECフィールド IO Data Operations/sec(IO_DATA_OPERATIONS_PER_SEC) ワークグループが生成するすべてのI/O操作で,読み込みおよび書き込みしている操作数の割合(/秒)。 AVG double No − PDレコードIO_DATA_OPERATIONS_PER_SECフィールド IO Other Bytes/sec(IO_OTHER_BYTES_PER_SEC) ワークグループが生成するすべてのI/O操作で,読み込みおよび書き込み以外(制御関数など)の操作をしているデータ量の割合(バイト/秒)。 AVG double No − PDレコードIO_OTHER_BYTES_PER_SECフィールド IO Other Operations/sec(IO_OTHER_OPERATIONS_PER_SEC) ワークグループが生成するすべてのI/O操作で,読み込みおよび書き込み以外(制御関数など)の操作をしている操作数の割合(/秒)。 AVG double No − PDレコードIO_OTHER_OPERATIONS_PER_SECフィールド IO Read Bytes/sec(IO_READ_BYTES_PER_SEC) ワークグループが生成するすべてのI/O操作で,読み込みしているデータ量の割合(バイト/秒)。 AVG double No − PDレコードIO_READ_BYTES_PER_SECフィールド IO Read Operations/sec(IO_READ_OPERATIONS_PER_SEC) ワークグループが生成するすべてのI/O操作で,読み込みしている操作数の割合(/秒)。 AVG double No − PDレコードIO_READ_OPERATIONS_PER_SECフィールド IO Write Bytes/sec(IO_WRITE_BYTES_PER_SEC) ワークグループが生成するすべてのI/O操作で,書き込みしているデータ量の割合(バイト/秒)。 AVG double No − PDレコードIO_WRITE_BYTES_PER_SECフィールド IO Write Operations/sec(IO_WRITE_OPERATIONS_PER_SEC) ワークグループが生成するすべてのI/O操作で,書き込みしている操作数の割合(/秒)。 AVG double No − PDレコードIO_WRITE_OPERATIONS_PER_SECフィールド Interval(INTERVAL) レコードが格納された収集間隔の時間(秒単位)。
リアルタイムレポートの場合,最初の値は「5」。履歴レポートで要約した場合,最後に格納した値を表示する。COPY ulong No − RECORD_TIME (T1) - RECORD_TIME (T0) Interval2(INTERVAL2) レコードが格納された収集間隔の時間(秒単位)。
リアルタイムレポートの場合,最初の値は「5」。履歴レポートで要約した場合,要約したレコードの合計を表示する。ADD ulong No − RECORD_TIME (T1) - RECORD_TIME (T0) Page Faults/sec(PAGE_FAULTS_PER_SEC) ワークグループ内でページフォルトが発生した割合(/秒)。 AVG double No − PDレコードPAGE_FAULTS_PER_SECフィールド Page File Kbytes(PAGE_FILE_BYTES) ワークグループがページングファイルで使用している仮想メモリー領域のサイズ(キロバイト単位)。 AVG double No − PDレコードPAGE_FILE_BYTESフィールド Pool Nonpaged Kbytes(POOL_NONPAGED_BYTES) ワークグループが使用しているページング不可能なメモリーサイズ(キロバイト単位)。 AVG double No − PDレコードPOOL_NONPAGED_BYTESフィールド Pool Paged Kbytes(POOL_PAGED_BYTES) ワークグループが使用しているページング可能なメモリーサイズ(キロバイト単位)。 AVG double No − PDレコードPOOL_PAGED_BYTESフィールド Private Kbytes(PRIVATE_BYTES) ワークグループのプロセスが,ほかのプロセスと共用できないように割り振ったメモリーのサイズ(キロバイト単位)。 AVG double No − PDレコードPRIVATE_BYTESフィールド Privileged CPU %(PCT_PRIVILEGED_TIME) ワークグループが特権モードでプロセッサを使用した経過時間の割合(%)。マルチプロセッサ環境では,「プロセッサ数*100%」を最大値とした使用率が表示される。 % double No − PDレコードPCT_PRIVILEGED_TIMEフィールド Process Count(PROCESS_COUNT) ワークグループが実行しているプロセス数。 HILO ulong No − − Programs(PROGRAMS) 定義したプログラム名。35文字以上の場合,最後の文字は「>」。 COPY string(36) No − 「収集データ追加ユーティリティ」の「プログラム名」 Record Time(RECORD_TIME) レコードが作成された時刻。 COPY time_t No − − Record Type(INPUT_RECORD_TYPE) レコード名。常に「WGRP」。 COPY char(8) No − − Thread Count(THREAD_COUNT) ワークグループ内のスレッド(命令を実行する単位)の数。プロセスを実行すると最低一つのスレッドが起動される。 HILO double No − PDレコードTHREAD_COUNTフィールド User CPU %(PCT_USER_TIME) ワークグループがユーザーモードでプロセッサを使用した経過時間の割合(%)。マルチプロセッサ環境では,「プロセッサ数*100%」を最大値とした使用率が表示される。 % double No − PDレコードPCT_USER_TIMEフィールド Users(USERS) 定義したユーザー名。35文字以上の場合,最後の文字は「>」。 COPY string(36) No − 「収集データ追加ユーティリティ」の「ユーザー名」 Virtual Kbytes(VIRTUAL_BYTES) ワークグループが使用している仮想アドレス空間のサイズ(キロバイト単位)。 AVG double No − PDレコードVIRTUAL_BYTESフィールド Workgroup(WORKGROUP_NAME) 定義したワークグループ名。 COPY string(36) No − 「収集データ追加ユーティリティ」の「ワークグループ名」 Working Set Kbytes(WORKING_SET) ワークグループで使用しているメモリー使用量(ワーキングセットと呼び,メモリーの総量またはページフォルトなしに参照できるメモリー量を示す)のサイズ(キロバイト単位)。 AVG double No − PDレコードWORKING_SETフィールド
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