JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド
PFM - Agentには,製品のバージョンのほかに,データモデルのバージョンがあります。
PFM - Agentをバージョンアップすると,データモデルもバージョンアップされる場合があります。データモデルは上位互換を保っているため,古いバージョンで定義したレポートの定義やアラームの定義は,新しいバージョンのデータモデルでも使用できます。
PFM - Agentのデータモデルのバージョンについては,各PFM - Agentマニュアルの,付録に記載されているバージョン互換を参照してください。
5.0と6.0のデータモデルのバージョンが混在する場合を例にして,バージョンの互換性について説明します。
- <この項の構成>
- (1) レポートを表示する場合
- (2) アラームテーブルをバインドする場合
- (3) レポートにドリルダウンレポートを関連づける場合
- (4) アラームにレポートを関連づける場合
(1) レポートを表示する場合
データモデルのバージョン5.0で定義したレポートは,データモデルのバージョン5.0または6.0で定義したエージェントから表示できます。データモデルのバージョン6.0で定義したレポートは,データモデルのバージョン6.0で定義したエージェントだけに表示できます。
(2) アラームテーブルをバインドする場合
データモデルのバージョン5.0で定義したアラームテーブルは,データモデルのバージョン5.0または6.0で定義したエージェントにバインドできます。データモデルのバージョン6.0で定義したアラームテーブルは,データモデルのバージョン6.0で定義したエージェントだけにバインドできます。
(3) レポートにドリルダウンレポートを関連づける場合
データモデルのバージョン5.0で定義したドリルダウンレポートは,データモデルのバージョン5.0または6.0で定義したレポートに関連づけることができます。データモデルのバージョン6.0で定義したドリルダウンレポートは,データモデルのバージョン6.0で定義したレポートだけに関連づけることができます。
(4) アラームにレポートを関連づける場合
データモデルのバージョン5.0で定義したレポートは,データモデルのバージョン5.0または6.0で定義したアラームに関連づけることができます。データモデルのバージョン6.0で定義したレポートは,データモデルのバージョン6.0で定義したアラームだけに関連づけることができます。
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