JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド
- <この項の構成>
- (1) システムログ
- (2) 共通メッセージログ
- (3) 稼働状況ログ
- (4) トレースログ
システムログとは,システムの状態やトラブルを通知するログ情報のことです。このログ情報は次のログファイルに出力されます。
- Windowsの場合
イベントログファイル
- UNIXの場合
syslogファイル
出力形式については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,ログ情報について説明している章を参照してください。
- 論理ホスト運用の場合の注意事項
- Performance Managementのシステムログのほかに,クラスタソフトによるPerformance Managementの制御などを確認するためにクラスタソフトのログが必要です。
共通メッセージログとは,システムの状態やトラブルを通知するログ情報のことです。システムログよりも詳しいログ情報が出力されます。共通メッセージログの出力先ファイル名やファイルサイズについては,「20.3.2 ログ情報のファイル」を参照してください。また,出力形式については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,ログ情報について説明している章を参照してください。
- 注意
- 共通メッセージログの言語は,サービス起動時やコマンド実行時に設定されているLANG環境変数によって決まるため,異なるLANGコードの文字列が混在することがあります。
- 論理ホスト運用の場合の注意事項
- 論理ホスト運用のPerformance Managementの場合,共通メッセージログは共有ディスクに出力されます。共有ディスク上にあるログファイルは,フェールオーバーするときにシステムとともに引き継がれますので,フェールオーバー前後の共通メッセージログは,同じログファイルに記録されます。
稼働状況ログとは,PFM - Web Consoleが出力するログ情報のことです。
稼働状況ログの出力先ファイル名やファイルサイズについては,「20.3.2 ログ情報のファイル」を参照してください。また,出力形式については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,ログ情報について説明している章を参照してください。
トレースログとは,トラブルが発生した場合に,トラブル発生の経緯を調査したり,各処理の処理時間を測定したりするために採取するログ情報のことです。
トレースログは,Performance Managementのプログラムの各サービスが持つログファイルに出力されます。
- 論理ホスト運用の場合の注意事項
- 論理ホスト運用のPerformance Managementの場合,トレースログは共有ディスクに出力されます。共有ディスク上にあるログファイルは,フェールオーバーするときにシステムとともに引き継がれますので,フェールオーバー前後のトレースログは,同じログファイルに記録されます。
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