JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド
PFM ODBCドライバーを使用するためのセットアップ手順を次に示します。
- <この項の構成>
- (1) 接続先PFM - Managerを設定する
- (2) データソースを設定する
(1) 接続先PFM - Managerを設定する
PFM ODBCドライバーを使用する前に,接続先のPFM - Managerをあらかじめ設定しておく必要があります。接続先のPFM - Managerを設定するには,jpcnshostnameコマンドを使用します。
例えば,接続先として,ホスト「host01」のPFM - Managerを設定する場合は,次のように指定します。
jpcnshostname -s host01jpcnshostnameコマンドの文法については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
- 注意
- 接続先として設定できるPFM - Managerは,ホスト一つに対して一つです。同一ホスト上に,複数のPerformance Managementのプログラムがインストールされている場合,それぞれ異なるPFM - Managerを接続先に設定することはできません。
(2) データソースを設定する
PFM ODBCドライバーのデータソースは,Windowsの[ODBC データソース アドミニストレータ]ダイアログボックスで設定します。
データソースの設定手順を次に示します。
- [ODBC データソース アドミニストレータ]ダイアログボックスを表示する。
Windowsの[スタート]メニューから,[管理ツール]−[データソース(ODBC)]を選択すると,[ODBC データソース アドミニストレータ]ダイアログボックスが表示されます。
- [システムDSN]タブを選択する。
- [名前]から[Performance Management]を選択し,[構成]ボタンをクリックする。
[Performance Management Driverデータソースセットアップ]ダイアログボックスが表示されます。
- データソースの作成に必要な情報を入力する。
設定する内容を次に示します。
項目 内容 [データソース名] ODBCに準拠するアプリケーションプログラムからの接続要求時に使用するデータソースの名前を,1〜32バイトの半角英数字および半角記号で指定する。ただし,次の記号は使用できない。
[ ] { } ( ) , ; ? * = ! @ \
デフォルトでは,「Performance Management」が設定される。[説明] データソースの機能や内容がわかるような説明を,0〜259バイトの半角英数字および半角記号で指定する。ただし,次の記号は使用できない。
[ ] { } ( ) , ; ? * = ! @
この項目は省略できる。- データソースの詳細オプションを設定する場合は,[オプション]ボタンをクリックする。
[Performance Management Driverデータソースオプション]ダイアログボックスが表示されます。
設定する内容を次に示します。
項目 内容 [インスタンス名サフィックス] PFM ODBCドライバーのインスタンス名に追加するサフィックスを,0〜8バイトの半角英数字で指定する。この項目は省略できる。 [説明] データソースの機能や内容がわかるような説明を,0〜259バイトの半角英数字および半角記号で指定する。ただし,次の記号は使用できない。
[ ] { } ( ) , ; ? * = ! @
この項目は省略できる。[データ出力にエイリアス名を使用] 出力されるデータに,レコードの各フィールドのPFM - Manager名を含めるかどうかを指定する。この項目をチェックした場合,PFM - Manager名が含まれたデータが出力される。 [ノード名をキャッシュする] データが要求されるごとにPFM - Managerに接続するかどうかを選択する。この項目をチェックした場合,最初にクエリーを実行したときに取得されたノード名がキャッシュされる。この場合,2回目以降のクエリーの実行時にはノード名の問い合わせは実施されない。また,ODBC準拠のアプリケーションプログラムとの連携中に追加されたPFM - Agentは検索対象にならない。 [デバッグ機能] PFM ODBCドライバーに対するデバッグ機能を有効にするかどうかを選択する。この項目をチェックした場合,デバッグ機能が有効になり,トレースログが出力される。この項目は,トラブルが発生した場合に使用すること。 [接続中の進行状況表示] PFM ODBCドライバーがPFM - Managerに接続するときに進行メッセージを表示するかどうかを選択する。この項目をチェックした場合,進行メッセージが表示される。 [PQLリクエストのトレース] プログラムクエリー言語(PQL:Program Query Language)要求に対するトレースを有効にするかどうかを選択する。この項目をチェックした場合,トレースが有効になる。 [PQLトレースファイル] [PQLリクエストのトレース]を選択した場合,トレースを出力するファイル名を,1〜259バイトのフルパス名で指定する。 - [OK]ボタンをクリックする。
[Performance Management Driverデータソースセットアップ]ダイアログボックスに戻ります。
- [OK]ボタンをクリックする。
[ODBC データソースアドミニストレータ]ダイアログボックスに戻ります。
- [OK]ボタンをクリックする。
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