JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド

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12.7.1 監視エージェントにアラームテーブルを関連づける

アラームテーブルをエージェントにバインドするには,jpcalarm bindコマンドを使用します。

<この項の構成>
(1) アラームテーブル複数バインド機能を有効にしている場合
(2) アラームテーブル複数バインド機能を無効にしている場合

(1) アラームテーブル複数バインド機能を有効にしている場合

アラームテーブル複数バインド機能を有効にしている場合に,複数のアラームテーブルをバインドする手順を次に示します。

  1. PFM - Managerがインストールされているホストにログインする。
  2. jpcalarm listコマンドを実行して,バインドするアラームテーブル名を確認する。
    例えば,PFM - Agent for Platform(UNIX)で定義されているアラームテーブル名を確認する場合,次のように指定してコマンドを実行します。
     
    jpcalarm list -key agtu
     
    出力結果は次のようになります。この例では,ソリューションセットおよびUNIX Alarm CPUが定義されていることが確認できます。
     
    Product ID:U
    Alarm Table Name:
      UNIX Alarm CPU
      PFM UNIX Solution Alarms 6.70
      PFM UNIX Solution Alarms 7.00
     
    jpcalarm listコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
  3. jpcalarm bindコマンドを実行する。
    例えば,PFM - Agent for Platform(UNIX)のソリューションセットPFM UNIX Solution Alarms 7.00を,「host01」にあるエージェントにバインドする場合,次のように指定してコマンドを実行します。
     
    jpcalarm bind -key agtu -table "PFM UNIX Solution Alarms 7.00" -id UA1host01
     
  4. jpcalarm bindコマンドに-addオプションをつけて実行する。
    例えば,「host01」にあるエージェントにUNIX Alarm CPUを追加する場合,次のようにしてコマンドを実行します。
     
    jpcalarm bind -key agtu -table "UNIX Alarm CPU" -id UA1host01 -add
     
    なお,同時にバインドできるアラームテーブルの数は50個までです。
    jpcalarm bindコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
  5. jpcalarm listコマンドを実行して,アラームテーブルがバインドされているかどうかを確認する。
    次のように指定してコマンドを実行します。
     
    jpcalarm list -id UA1host01
     
    出力結果は次のようになります。この例では,エージェントUA1host01にソリューションセットPFM UNIX Solution Alarms 7.00およびUNIX Alarm CPUがバインドされていることが確認できます。
     
    Service ID:UA1host01
    Bound Alarm Table Name:
      UNIX Alarm CPU
      PFM UNIX Solution Alarms 7.00
     
    jpcalarm listコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

(2) アラームテーブル複数バインド機能を無効にしている場合

注意
一つのエージェントに対してバインドできるアラームテーブルは一つだけです。すでにアラームテーブルがバインドされているエージェントに対して,別のアラームテーブルをバインドした場合,既存のアラームテーブルのバインドが自動的に解除され,新しいアラームテーブルがバインドし直されます。

アラームテーブル複数バインド機能を無効にしている場合に,アラームテーブルをバインドする手順を次に示します。

  1. PFM - Managerがインストールされているホストにログインする。
  2. jpcalarm listコマンドを実行して,バインドするアラームテーブル名を確認する。
    例えば,PFM - Agent for Platform(UNIX)で定義されているアラームテーブル名を確認する場合,次のように指定してコマンドを実行します。
     
    jpcalarm list -key agtu
     
    出力結果は次のようになります。この例では,ソリューションセットだけが定義されていることが確認できます。
     
    Product ID:U
    Alarm Table Name:
      PFM UNIX Solution Alarms 6.70
      PFM UNIX Solution Alarms 7.00
     
    jpcalarm listコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
  3. jpcalarm listコマンドを実行して,バインドするアラームテーブルがどのエージェントにバインドされているかを確認する。
    例えば,PFM - Agent for Platform(UNIX)のソリューションセットPFM UNIX Solution Alarms 7.00がどのエージェントにバインドされているかを確認する場合,次のように指定してコマンドを実行します。
     
    jpcalarm list -key agtu -table "PFM UNIX Solution Alarms 7.00"
     
    出力結果は次のようになります。この例では,ソリューションセットPFM UNIX Solution Alarms 7.00がホスト「hostA」およびホスト「hostB」にバインドされていることが確認できます。
     
    Product ID:U
    DataModelVersion:3.0
    Alarm Table Name:PFM UNIX Solution Alarms 7.00
    Alarm Name: 
      Disk Service Time   [active]
      I/O Wait Time       [active]
      Kernel CPU          [active]
      Pagescans           [active]
      Run Queue           [active]
      Swap Outs           [active]
      User CPU            [active]
     
    The Bound Agent:
      UA1hostA
      UA1hostB
     
    jpcalarm listコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
  4. jpcalarm bindコマンドを実行する。
    例えば,PFM - Agent for Platform(UNIX)のソリューションセットPFM UNIX Solution Alarms 7.00を,「host01」にあるエージェントにバインドする場合,次のように指定してコマンドを実行します。
     
    jpcalarm bind -key agtu -table "PFM UNIX Solution Alarms 7.00" -id UA1host01
     
    jpcalarm bindコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
  5. jpcalarm listコマンドを実行して,アラームテーブルがバインドされているかどうかを確認する。
    手順3と同様に,次のように指定してコマンドを実行します。
     
    jpcalarm list -key agtu -table "PFM UNIX Solution Alarms 7.00"
     
    出力結果は次のようになります。この例では,ソリューションセットPFM UNIX Solution Alarms 7.00がホスト「host01」,ホスト「hostA」,およびホスト「hostB」にバインドされていることが確認できます。
     
    Product ID:U
    DataModelVersion:3.0
    Alarm Table Name:PFM UNIX Solution Alarms 7.00
    Alarm Name: 
      Disk Service Time   [active]
      I/O Wait Time       [active]
      Kernel CPU          [active]
      Pagescans           [active]
      Run Queue           [active]
      Swap Outs           [active]
      User CPU            [active]
     
    The Bound Agent:
      UA1host01
      UA1hostA
      UA1hostB
     
    jpcalarm listコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

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