JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド
複合レポートは,複数の履歴レポートを一つのグラフに表示する機能です。通常のレポート機能でも,一つのグラフに複数エージェントのレポートを表示できますが,履歴レポートで同一のレコードに限定されます。複合レポート機能を使うと,エージェントのプロダクトやレポートのレコード種別に関係なく,複数の履歴レポートを一つのグラフに表示できます。また,基準となるレポートをベースラインとして設定することで,ほかのレポートと比較できます。
次の表に,複合レポートの表示可否について,グラフの種類とグラフオプションの組み合わせで示します。
表11-3 複合レポートの表示可否
グラフの種類グラフオプションの設定 通常表示 3Dで表示する グリッドを表示する 集合縦棒グラフ ○ ○ ○ 積み上げ縦棒グラフ ○ ○ ○ 集合横棒グラフ × × × 積み上げ横棒グラフ × × × 円グラフ × × × 折れ線グラフ ○ ×※ ○ 面グラフ ○ ×※ ○ 積み上げ面グラフ ○ ×※ ○
- (凡例)
- ○:表示できる。
- ×:表示できない。
- 注※
- 設定はできるが,無効となる。
次に,複合レポートの表示例をグラフの種類ごとに示します。
図11-31 複合レポートの表示例(集合縦棒グラフの場合)
図11-32 複合レポートの表示例(積み上げ縦棒グラフの場合)
図11-33 複合レポートの表示例(折れ線グラフの場合)
図11-34 複合レポートの表示例(面グラフの場合)
図11-35 複合レポートの表示例(積み上げ面グラフの場合)
この節では,複合レポートに関する,次の操作について説明します。
- 複合レポートの表示手順
- 複合レポートのプロパティ(複合ブックマークの定義内容)を確認する
- 複合レポートの応用的な使い方
- <この節の構成>
- 11.7.1 複合レポートの表示手順
- 11.7.2 複合レポートのプロパティ(定義内容)を確認する
- 11.7.3 複合レポートの応用的な使い方
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