JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド

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7.7.3 Windowsマシンでの起動について

Windowsマシンで,jpcstartコマンドを実行してPerformance Managementプログラムのサービスを起動する際にほかのWindowsサービスの起動が並行して動作した場合,Performance Managementプログラムのサービスが起動できないことがあります。この場合,次のエラーメッセージが共通メッセージログに出力されます。

 
KAVE05163-E Windowsのサービスコントロールマネージャでエラーが発生しました(service=サービス名, lhost=論理ホスト名, inst=インスタンス名)
 

このメッセージが出力された場合は,jpcstartコマンドを再実行してください。

jpcstartコマンドを再実行しても,頻繁にこのメッセージが出力される場合,自動的にjpcstartコマンドによってサービスの起動がリトライされる間隔および回数を,変更してください。リトライ間隔およびリトライ回数を変更することによって,サービスコントロールマネージャが原因のサービス起動失敗を回避できます。

リトライ間隔およびリトライ回数を変更する場合は,jpccomm.iniファイルの内容を直接編集します。jpccomm.iniファイルで編集するセクション名,ラベル名,設定できる値の範囲などを次の表に示します。

セクション名 ラベル名 値の範囲 デフォルト値 説明
[Tools Section] StartService Retry Interval 30〜600※1 45 サービス起動のリトライ間隔(単位:秒)
StartService Retry Count 0〜120※2 3 サービス起動のリトライ回数(単位:回)

注※1
29以下を指定した場合は30を,601以上を指定した場合は600を指定したものとして動作します。

注※2
-1以下を指定した場合は0を,121以上を指定した場合は120を指定したものとして動作します。

jpccomm.iniファイルは,インストール先フォルダに格納されています。

リトライ間隔およびリトライ回数を変更する手順を次に示します。

  1. テキストエディターなどで,jpccomm.iniファイルを開く。
  2. リトライ間隔およびリトライ回数を変更する。
    次のラベルの値を変更します。
     
    [Tools Section]
    StartService Retry Interval=45
    StartService Retry Count=3
     
  3. jpccomm.iniファイルを保存して閉じる。

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