JP1 Version 8 JP1/Script(Windows(R)用)

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付録B サンプルファイル

JP1/Scriptでは,次の2種類のサンプルファイルを提供しています。

ここでは,これらのサンプルファイルの機能概要,ファイル構成,および実行手順について説明します。なお,サンプルファイルの格納先については,「2.1.1 プログラムのインストール先のフォルダ」を参照してください。

<この節の構成>
(1) メニュー画面を表示し,選択した番号に応じた処理をするサンプルファイル
(2) プログラムを呼び出して,終了コードをチェックするサンプルファイル

(1) メニュー画面を表示し,選択した番号に応じた処理をするサンプルファイル

(a) 機能概要

サンプルファイルを起動するとメニュー画面が表示されます。メニュー画面の番号を選択すると,次の操作ができます。

処理番号1
エディタを起動します。エディタが終了するまで待ちます。

処理番号2
新規にフォルダを作成し,そのフォルダに,メニュー画面で指定したスクリプトファイル名を複写します。複写するファイル名は「bkupSpt.spt」です。

処理番号3
スクリプトファイルのあるフォルダ下のファイル一覧をユーザトレースファイルへ出力します。出力するファイル名は「SmplOut.TXT」です。

処理番号9
サンプルスクリプトを終了します。
(b) ファイル構成

SmplMain.Spt:このサンプルファイルのメインスクリプトファイル

Smpl001.Spt:処理番号2に対応しているスクリプトファイル

Smpl002.Spt:処理番号3に対応しているスクリプトファイル

Sample.Spt:エディタ起動時のスクリプトファイル

(c) サンプルファイルの実行手順
  1. サンプルファイル「SmplMain.Spt」を起動する
    処理メニューが表示されます。
  2. メニューに従って,実行したい処理番号を入力して[OK]ボタンをクリックする([キャンセル]ボタンをクリックするとサンプルプログラムが終了します)
    • 処理番号「1」を入力すると,エディタが起動されます。
    • 処理番号「2」,および「3」を入力すると,別のスクリプトが起動されて処理が行われます。
    それぞれの処理が正常に完了すると,再度メニュー画面が表示されます。
    それぞれの処理でエラーが発生した場合,ビープ音を鳴らすコマンド,警告コマンド,およびメッセージボックスを表示するコマンドが発行されて,処理が終了します。

(2) プログラムを呼び出して,終了コードをチェックするサンプルファイル

(a) 機能概要

プログラムを呼び出して,終了コードをチェックします。呼び出したプログラムの終了コードは変更できます。

なお,このサンプルファイルを実行する前には,次の情報を変更してください。

[レジストリキー]
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\HITACHI\JP1/Script\Sample\ExitCode

[値]
Mode(DWORD)
対話モードで起動する場合は「1」,バッチモードで起動する場合は「1以外の値」を指定する。
EndCode(DWORD)
終了コードを指定する。
SleepTime(DWORD)
バッチモードの場合に起動している時間(単位:ms)を指定する。
(b) ファイル構成

ExitCode.Spt:このサンプルファイルのメインスクリプトファイル

ExitCode.Exe:呼び出し用プログラム

(c) サンプルファイルの実行手順
  1. マネージャからExitCode.SPTを起動する,またはExitCode.SPTを直接起動する
    どちらの方法で起動する場合も,パラメタとして次のうちどちらかの値を指定します。
    B:バッチモードで起動する
    T:対話モードで起動する
    パラメタの指定がないと,スクリプトがエラーとなります。
  2. 対話モードで起動した場合,画面が表示されるので画面の内容にしたがってデータを入力する
    バッチモードで起動した場合は,画面が表示されないで,設定したレジストリの内容で動作します。