JP1 Version 8 JP1/Script(Windows(R)用)
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- 機能
- Execコマンドで呼び出すプロセスの標準入力,標準出力,および標準エラーファイルをオープンして設定します。
- JP1/Script 07-50以降では,ラージファイルが使用できます。
- ただし,ファイル容量が4,294,967,296バイト以上のファイルは指定できません。
- 形式
SetStandardFile ( FilePath , Type 〔, Mode〕 )
SetStdFile ( FilePath ,Type 〔, Mode〕 )
- 指定項目
- FilePath
- 設定するファイルのフルパスを文字列,または値を格納した変数名で指定します。
- Type
- 設定するファイルの種別を指定します。
- この値は次のどれかになります。
| 値 |
意味 |
| StdInput |
標準入力 |
| StdOutput |
標準出力 |
| StdError |
標準エラー |
- Mode
- Typeで指定されたファイルの種別がStdOutput,またはStdErrorの場合,ファイル作成時の動作を指定します。
- この値は次のどれかになります。
| 値 |
意味 |
| Create |
新規モード |
| Append |
追加モード |
- この値は省略できます。省略した場合,Appendを仮定します。
- TypeにStdInputを指定した場合は常に新規モードとなるため,この値は無効になります。
- 説明
- このコマンドを実行した後のExecコマンドで呼び出すプロセスの標準入力,標準出力,および標準エラーファイルをオープンして設定します。コマンドが正常に実行された場合は真(True)を,エラーが発生した場合は偽(False)を,コマンドの実行結果として返します。
- 設定されたファイルはResetStandardFileコマンドが実行されるまで有効になり,オープンされたままです。
- なお,このコマンドで設定したファイルはNetExecコマンドでは有効になりません。
- 補足
- Windows Vistaで環境変数ProgramFiles(通常はシステムドライブのProgram Filesフォルダ),またはWinDir(通常はシステムドライブのWindowsフォルダ)に設定されているフォルダ下のファイルを指定する場合,注意が必要です。詳細は,「1.8.4 コマンドの動作」を参照してください。
- 注意
- 標準入力,標準出力,および標準エラーのうち1種類でも設定した場合に,Execコマンドで実行するプロセスが正常に実行されないことがあります。その場合は,空のファイルを用意し,標準入力,標準出力,および標準エラーの3種類すべてを設定してください。
- 例
SetStandardFile ( _SCF_+"BatOut.TXT" ,StdOutput ,Create )
SetStandardFile ( _SCF_+"BatErr.TXT" ,StdError )
If Exec ( _SCF_+"Backup.BAT" ,True ) Then
MessageBox ( "Execコマンド 成功!" )
Else
MessageBox ( "Execコマンド 失敗!" )
End
- 対象バージョン
- JP1/Script 05-10以降
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