JP1/Automatic Job Management System 2 メッセージ

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2.7 KFPで始まるメッセージ(組み込みDB関連のメッセージ)

KFPA11561-E


Specified authorization identifier aa....aa has no connect privilege  (A)

指定した認可識別子aa....aaにはCONNECT権限がありません。

aa....aa:CONNECT権限がない認可識別子

(S)
処理を終了します。

[対策]
環境設定パラメーターRDBAUTHIDの値を見直してください。

KFPA11720-E


Error occurred in HiRDB/client, inf1=aa....aa, inf2=bbbb  (L+A)

組み込みDBシステムのクライアントライブラリで内部矛盾が発生しました。

考えられる原因を次に示します。

  • ajsembdbstartコマンドで指定するホストおよびPDHOSTで指定するホストと,クライアント側のシステムがネットワークで通信できない状態になっているか,または通信の負荷が高くなっている

aa....aa:エラーを検出したソースファイルの名称

bbbb:エラーを検出した位置(行番号)

(S)
処理を終了します。

[対策]
エラーが出力されたエラーログファイルのバックアップを取得して保守員に連絡してください。

KFPA11723-E


Communication error occurred, reason=aa....aa  (L+A)

組み込みDBシステムまたは組み込みDBサーバとの通信でエラーが発生しました。または,組み込みDBシステムまたは組み込みDBサーバがダウンしています。

aa....aa:障害の内容を示す文字列

CLIENT MEMORY:クライアントライブラリでメモリ不足が発生しました。

FES (SDS) CLOSE:サーバの終了処理中です。

FES (SDS) NOT UP:サーバが稼働していません。または,開始中です。

HiRDB BUSY:組み込みDB(サーバ)がBUSYなため,コネクトできません。

HiRDB DATA ERROR:組み込みDBシステムまたは組み込みDBサーバからの通信データが不正です。

HiRDB INITIALIZE:組み込みDBシステムまたは組み込みDBサーバの初期化処理中です。

HiRDB NOT UP:組み込みDBシステムまたは組み込みDBサーバが稼働していません。または,組み込みDBサーバ側でListenキューが不足しています。

HiRDB SYSTEM ERROR:HiRDBシステムまたはHiRDBサーバでシステムエラーを検出しました。

HiRDB MEMORY:組み込みDBシステムまたは組み込みDBサーバでメモリ不足が発生しました。

INIT ERROR:通信の初期化処理でエラーが発生しました。

INVALID SERVER TYPE:組み込みDB(サーバ)のサーバ種別が,PDSRVTYPE(クライアント環境定義)と異なります。

NETWORK:ネットワークに障害が発生しました。または,組み込みDBサーバが異常終了してコネクションが切断されました。

(S)
処理を終了します。

(P)

〈aa....aaがHiRDB BUSYの場合〉
時間を置いて再度実行してください。再度このメッセージが出力されたときは,組み込みDBシステム管理者へ連絡してください。

〈aa....aaがHiRDB BUSY以外の場合〉
組み込みDBシステム管理者に障害の内容を連絡し,障害を取り除いたあと再度実行してください。

[対策]
組み込みDBクライアントが出力するエラーログファイルから障害の原因を調べ,原因を取り除いて再度実行してください。
接続対象の組み込みDBが開始しているのに,接続時にこのメッセージ(aa....aaが"HiRDB NOT UP")が出力され続ける場合は,JP1/AJS2の環境設定パラメーターを見直してください。また,組み込みDBサーバで障害が発生していないか,syslog(Windowsの場合はWindowsイベントログ)で確認してください。
JP1/AJS2の環境設定パラメーターの値が正しくて,エラーログファイルにKFPZ02444-Eメッセージ(func=connectでerrnoの示す値がETIMEDOUTまたはECONNREFUSED)が出力されている場合は,組み込みDBサーバに対する接続要求が多過ぎるおそれがあります。この場合,時間を置いて再度実行するか,またはListenキューの指定値を大きくしてください。
なお,このメッセージが出力された場合,組み込みDBサーバとの接続が切断されているため,再度実行するときはCONNECT文から実行する必要があります。

KFPA11724-E


Environment definition error, variable=aa....aa, reason=bb....bb, identifier="cc....cc"  (L+A)

環境変数の指定に誤りがあります。

aa....aa:誤りがあった環境変数名

bb....bb:エラーの理由

INVALID CHAR:指定できない文字があります。

NET ENVIRONMENT:指定内容がネットワーク環境と一致しません。

NO VALUE:指定値がありません。

OUT OF RANGE:指定値が範囲外です。

NOT ENVIRONMENT GROUP:レジストリー中に指定した環境変数グループがありません。

INVALID IDENTIFIER:識別子が不正です。

cc....cc:不正な識別子(30バイトを超える場合は,先頭30バイトを表示)
理由がINVALID IDENTIFIERの場合に表示されます。それ以外の場合は表示されません。

(S)
処理を終了します。

(P)
環境変数の指定を正しくして,再度実行してください。

KFPA11732-E


Time over, no response from HiRDB  (L+A)

組み込みDBサーバが停止しました。または,組み込みDBサーバの処理がタイマ監視時間よりも長く掛かりました。このため,組み込みDBサーバへの問い合せができません。

(S)処理を終了します。

(P)組み込みDBサーバが停止した場合は,組み込みDBサーバの開始を確認し,再度実行してください。
組み込みDBサーバが停止していない場合は,環境変数(PDCWAITTIME)でタイマ監視時間を大きくして,UAPを再度実行してください。なお,このメッセージが出力された場合,組み込みDBサーバとの接続が切断されているため,再度UAPを実行するときはCONNECT文から実行する必要があります。

KFPA11756-E


No available pages in RDAREA, RDAREA=aa....aa  (A)

RDエリアのページが不足しました。

aa....aa:空き領域が不足したRDエリア名

(S)
このトランザクションを無効にします。

[対策]
次のどれかの対処をしてから再度実行してください。
  • RDエリアの拡張
    ajsembdbaddareaコマンドで,不足したRDエリアの容量を拡張してください。
  • 表の再編成
    ajsembdbrorgコマンドで,該当するRDエリアに格納されている表を再編成してください。
  • 空きページの解放
    ajsembdbstatusコマンドの-dbオプションを指定して実行し,該当するRDエリアの状態を解析して,必要であればインデクスに対してajsembdbreclaimコマンドを実行してください。

KFPA11912-E


Insufficient memory for DB exclusive control  (A)

排他制御のための作業領域が不足しました。

(S)
処理を終了します。または,コマンドの処理を打ち切ります。

(P)

〈JP1/AJS2の動作中に発生した場合〉
  • 現状のリソース排他状況を調べてください。負荷が低くなるまで待ってから再度実行してください。

〈ajsembdbrorgコマンドの実行で発生した場合〉
  • 現状のリソース排他状況を調べてください。負荷が低くなるまで待ってから再度実行してください。
  • 負荷が低い状態でも発生する場合は,該当表をユティリティで処理するだけの排他資源管理テーブルが確保できない状態となっています。

[対策]
表排他用資源が不足している場合は,シングルサーバ定義のpd_lck_pool_sizeオペランドの指定値を増やして,組み込みDBを開始してください。

KFPA11928-I


RDAREA aa....aa held pdhold command in process  (L)

指定したRDエリアaa....aaは,閉塞処理中です。

aa....aa:RDエリア名

(S)
このトランザクションを無効にします。

[対策]
RDエリアを回復し,再度このトランザクションを実行してください。

KFPA11932-E


Number of connect users exceeded max users  (A)

組み込みDBサーバへの接続数が最大同時接続数を超えました。

(S)
処理を終了します。

(P)
他のジョブ,またはコマンドの実行終了を待って,再度UAP,ユティリティを実行します。

[対策]
  • このメッセージが出力された場合
    可能であれば,pd_max_usersオペランドの指定値を大きくしてください。

KFPA11990-E


Incompatible character code set,HiRDB=aa....aa,client=bb....bb  (A)

組み込みDBと連携する環境の環境変数の文字コードが不一致です。

aa....aa:組み込みDBの文字コード

bb....bb:組み込みDBと連携する環境の環境変数に対応した文字コード
LANG-C:7ビットASCII文字コード
SJIS:シフトJISコード
UJIS:EUC文字コード
UTF-8:UTF-8文字コード
上記以外:サポートしていない文字コード

(S)
処理を中断します。

(O)
エラーとなったJP1/AJS2のコマンド実行環境,またはエラーとなったJP1/AJS2関連サービスの起動環境の環境変数LANG設定値を,ajsembdbbuildコマンドの-lcオプションに指定した組み込みDB文字コード種別に対応した設定値に変更し,再度実行してください。

KFPH00115-I


aa....aa command failed  (L+S)

組み込みDBのコマンドaa....aaは,処理できません。

aa....aa:コマンドの名称

(S)
入力されたコマンドを無視して,処理を終了します。

KFPH00131-E


pdhold command failed due to RDAREA already held, RDAREA=aa....aa  (L)

指定したRDエリアはすでに障害閉塞しているため,コマンドでの閉塞はできません。

aa....aa:RDエリア名称

(S)
該当するRDエリアの処理を無視して,処理を実行します。

(O)
障害閉塞になった原因を取り除いて閉塞解除したあと,再度コマンドを実行してください。

KFPH00211-I


RDAREA usage aaa%, RDAREA = "bb....bb"cc....cc  (L)

状況によるメッセージの意味を,次に示します。

ユーザー用:
RDエリア"bb....bb"の,RDエリア全体のセグメントのうち,使用率aaa%目となるセグメントを使用し始めました。現在の,未使用セグメントの数は,cc....ccです。

aaa:次のうち,どれかが出力されます。
  • RDエリアの最終ファイルの使用セグメント相対位置
  • RDエリア全体のセグメント使用率
  • RDエリア全体の使用セグメント相対位置

bb....bb:該当するRDエリア名称

cc....cc:セグメント使用率追加情報, dd....dd segments unused
(dd....dd 残りセグメント数)

(S)
処理を続行します。
このメッセージの対象となるRDエリアは,容量不足で新しいセグメントを割り当てできなくても,追加,更新などをしている既存のセグメントに空きがあれば,そのセグメントを利用して処理を続行します。
なお,このメッセージは,表示の対象となったセグメントが,表の削除,表の再編成などによって解放されて,そのあと,同じセグメントを使用すると,再度表示されます。

(P)
組み込みDBシステム管理者に連絡してください。

[対策]
ajsembdbstatus -dbコマンドを実行してデータベースの空き領域を確認し,次に示す処置を取ってください。
  • ajsembdbstatus -dbコマンド,またはメッセージに出力されたセグメント使用率追加情報を参照して,対象となるRDエリアの使用状況を調べます。
  • 使用状況に応じて,再編成をしてください。または,RDエリアを拡張してください。

KFPH00212-I


Table should be reorganized,RDAREA="aa....aa",AUTHID=bb....bb,TABLE=cc....cc  (L)

表の再編成が必要な状態になりました。

aa....aa:RDエリア名

bb....bb:認可識別子

cc....cc:表識別子

(S)処理を続行します。

[対策]
ajsembdbreclaimコマンドでメンテナンスを行うか,ajsembdbrorgコマンドで,表を再編成してください。ただし,次に示す場合は,RDエリアの容量を拡張する必要があります。
  • 同一のRDエリアの表に対してこのメッセージが頻繁に出力される場合
  • 表の再編成中,または表の再編成直後にこのメッセージが出力される場合

KFPH22014-E


RDAREA "aa....aa" not found in dictionary server  (L)

ディクショナリサーバに必要なRDエリア"aa....aa"がありません。

aa....aa:RDエリア名

*masterdirectory*:マスタディレクトリ

*datadirectory*:データディレクトリ

*datadictionary*:データディクショナリ

(S)
組み込みDBが異常終了します。

[対策]
該当するRDエリアが破壊されている場合,データを回復したあと,再度実行してください。

KFPH27008-E


aa....aa command failed due to DATA DICTIONARY RDAREA(bb....bb) status invalid, RDAREA = cc....cc  (L+S)

データディクショナリ用RDエリアbb....bbを参照できないため,指定されたRDエリアcc....ccのデータベース運用コマンドaa....aaが処理できません。

aa....aa:コマンド名称

bb....bb:データディクショナリ用RDエリア名称

cc....cc:RDエリア名称(RDエリア名称が取得できない場合は*****が表示されます)

(S)
該当するRDエリアの処理を無効にして,処理を続行します。

(O)
データディクショナリ用RDエリアの状態を正しくしてから,再度コマンドを実行してください。

KFPH27058-E


Unable to use specified command option aa for bb....bb, command=cc....cc, RDAREA name="dd....dd"  (L+S)

コマンドcc....ccの場合,"bb....bb"に対してaaオプションを指定できません。

aa:オプション名
-u

bb....bb:エラーの要因
shared RDAREA:共用RDエリア

cc....cc:コマンド名
pdhold

dd....dd:RDエリア名

(S)
RDエリア"dd....dd"の処理を無効にして,処理を続行します。

[対策]
aaオプションを削除して,コマンドを再度実行してください。

KFPK00002-E


aa....aa: file open failed, file_kind:bb....bb file_name:cc....cc errno=dd....dd  (D+E)

指定したファイルまたはコマンドが一時的に作成したファイルをオープンできません。

aa....aa:コマンド種別
Pddbst:ajsembdbstatus

bb....bb:ファイル種別
control file:制御文ファイル
edit work file:ワーク用ファイル
sort data file:ソート用ワークファイル
unload log file:アンロードログファイル
DAT file:DAT形式ファイル
predict csv file:CSV出力ファイル

cc....cc:ファイル名

dd....dd:openシステムコールから返却されたerrno

(S)

〈標準エラー出力に出力された場合〉
処理を終了します。

〈エラーメッセージダイアログに出力された場合〉
エラーが発生する直前の画面に戻ります。

(O)
errnoを基に,errno.hおよびユーザーが使用するOSのマニュアルを参照してエラーの原因を取り除き,再度コマンドを実行してください。

KFPK00003-E


aa....aa: file close failed, file_kind:bb....bb file_name:cc....cc errno=dd....dd  (D+E)

ファイルをクローズできません。

aa....aa:コマンド種別
Pddbst:ajsembdbstatus

bb....bb:ファイル種別
control file:制御文ファイル
edit work file:ワーク用ファイル
sort data file:ソート用ワークファイル
unload log file:アンロードログファイル
predict csv file:CSV出力ファイル

cc....cc:ファイル名

dd....dd:closeシステムコールから返却されたerrno

(S)

〈標準エラー出力に出力された場合〉
処理を終了します。

〈エラーメッセージダイアログに出力された場合〉
エラーが発生する直前の画面に戻ります。

(O)
dd....ddに表示されているerrnoのエラー原因を取り除き,再度コマンドを実行してください。

KFPK00004-E


aa....aa: I/O error, cause:bb....bb file_name:cc....cc errno=dd....dd  (D+E)

入出力エラーが発生しました。

aa....aa:コマンド種別
Pddbst :ajsembdbstatus

bb....bb:エラーが発生したシステムコール種別
LSEEK:lseekシステムコール
READ:readシステムコール
WRITE:writeシステムコール

cc....cc:ファイル名

dd....dd:システムコールから返却されたerrno

(S)

〈標準エラー出力に出力された場合〉
処理を終了します。

〈エラーメッセージダイアログに出力された場合〉
エラーが発生する直前の画面に戻ります。

(O)
dd....ddに表示されているerrnoのエラー原因を取り除き,再度コマンドを実行してください。

KFPK00005-E


aa....aa: system call error, func=bb....bb, errno=cc....cc  (D+E)

システムコール(関数)でエラーが発生しました。

aa....aa:コマンド種別
Pddbst:ajsembdbstatus

bb....bb:エラーが発生したシステムコール名

cc....cc:システムコールから返却されたerrno

(S)

〈標準エラー出力に出力された場合〉
処理を終了します。

〈エラーメッセージダイアログに出力された場合〉
エラーが発生する直前の画面に戻ります。

(O)
cc....ccに表示されているerrnoのエラー原因を取り除き,再度コマンドを実行してください。

KFPK00006-E


aa....aa: unrecovable error, func=bb....bb, errno=ccc  (D+E)

回復不能なエラーが発生しました。

aa....aa:コマンド種別
Pddbst:ajsembdbstatus

bb....bb:エラーが発生したシステムコール種別
CLOSEDIR:closedirシステムコール
CREATE:createまたはopenシステムコール
DELETE:unlinkシステムコール
OPENDIR:opendirシステムコール
READDIR:readdirシステムコール

ccc:システムコールから返却されたerrno

(S)

〈標準エラー出力に出力された場合〉
処理を終了します。

〈エラーメッセージダイアログに出力された場合〉
エラーが発生する直前の画面に戻ります。

(O)
cccに表示されているerrnoのエラー原因を取り除き,再度コマンドを実行してください。エラー番号が***の場合は,直前に出力されているエラーメッセージを基に原因を調査してください。

KFPK00013-E


aa....aa: system call error, func=bb....bb, file_name=cc....cc, errno=dd....dd  (D+E)

ファイルアクセスをするシステムコール(関数)でエラーが発生しました。

aa....aa:コマンド種別
Pddbst:ajsembdbstatus

bb....bb:エラーが発生したシステムコール名

cc....cc:ファイル名

dd....dd:errnoに設定したエラー番号

(S)
標準エラー出力に出力された場合,処理を終了します。メッセージダイアログに出力された場合,エラー発生直前の画面に戻ります。

(O)
dd....ddに表示されているerrnoのエラー原因を取り除き,再度コマンドを実行してください。

KFPK00050-E


aa....aa: insufficient memory, size=bb....bb  (D+E)

メモリー不足が発生しました。

aa....aa:コマンド種別
Pddbst:ajsembdbstatus

bb....bb:確保しようとしたメモリーサイズ(単位:バイト)

(S)

〈標準エラー出力に出力された場合〉
処理を終了します。

〈エラーメッセージダイアログに出力された場合〉
エラーが発生する直前の画面に戻ります。

(O)
大量にメモリーを使用するプロセスがほかにあるか確認してください。

〈大量にメモリーを使用するプロセスがある場合〉
該当するプロセスの終了を待って,再度コマンドを実行してください。

〈大量にメモリーを使用するプロセスがない場合〉
次のどれかの方法で,使用できるメモリーに余裕を持たせてください。
  • 同時実行しているプロセスの数を減らしてください。
  • スワップ領域を増やしてください。
  • 実メモリーを増設してください。

KFPK00100-E


aa....aa: interface error, func:bb....bb, return code=cccc  (D+E)

プログラム内の関数間でインターフェースエラーが発生しました。

aa....aa:コマンド種別
Pddbst:ajsembdbstatus

bb....bb:不正なコードを返却した関数名

cccc:詳細コード

(S)

〈標準エラー出力に出力された場合〉
処理を終了します。

〈エラーメッセージダイアログに出力された場合〉
エラーが発生する直前の画面に戻ります。

(O)
HiRDB管理者へ連絡してください。

KFPK00207-E


aaaaaa: unable to assume user id  (E)

-aまたは-apに指定した値が誤っています。

aaaaaa:ユティリティ種別
Pddbst:ajsembdbstatus

(S)
処理を終了します。

(O)
-aまたは-apオプションに正しい値を指定して再実行してください。

KFPK10016-E


Insufficient memory in message buffer pool due to concurrent execution of "pddbst"  (D+E)

ajsembdbstatus -dbオプション指定を同時実行したため,ユティリティサーバ用のメッセージ格納バッファープールのメモリーが,一時的に不足しました。なお,該当するエラーの発生に伴って,KFPS00854-Wが出力されることがあります。しかし,この場合は,サーバ障害ではありません。

(S)

〈標準エラー出力に出力された場合〉
処理を終了します。

〈メッセージダイアログに出力された場合〉
エラーが発生する直前の画面に戻ります。

(O)
現在実行中のajsembdbstatusコマンドの実行完了後,再度実行してください。

KFPK10101-E


Unable to start pddbst  (E)

ajsembdbstatus -dbオプションが次に示すどちらかの理由で起動できません。

  • HiRDBシステム全体としての最大同時実行ユティリティ数を超えています。
  • HiRDB本体が終了処理中です。

(S)
処理を終了します。

(O)
エラーの原因を取り除き,再度起動してください。

KFPK10107-W


No data
RDAREA="aa....aa" server=bb....bb (E)

RDエリア中に,表またはインデクスが一つもありません。そのため,状態を表示できません。

aa....aa:RDエリア名

bb....bb:組み込みDB名

(S)
標準エラー出力に出力された場合,処理を終了します。

(O)
ajsembdbsetupコマンドを実行し,データベースを組み込みDBへ移行したあと,コマンドを再実行してください。

KFPK10300-I


Pddbst started  (E)

ajsembdbstatus -dbオプションの実行を開始しました。

(S)
処理を続行します。

KFPK10301-I


Pddbst terminated, return code=aa....aa  (E)

ajsembdbstatus -dbオプションの実行が終了しました。

aa....aa:リターンコード
0:正常に終了しました。
4:正常に終了したが警告メッセージを出力しました。または,処理の一部をスキップしました。
8:エラー発生のため処理を打ち切りました。

(S)
処理を終了します。

(O)
リターンコードが4および8の場合,標準エラー出力,またはメッセージログファイルに出力された,警告メッセージまたはエラーメッセージを参照して原因を取り除いてください。

KFPL00712-I


aa....aa started, table=bb....bb.cc....cc, server=dd....dd,spacelvl=e, generation=ff  (L)

サーバdd....ddの表bb....bb.cc....ccに対するアンロード,またはリロード処理を開始しました。

aa....aa:実行した処理
{Reload | Unload }

bb....bb:認可識別子

cc....cc:表識別子

dd....dd:サーバ名

e:空白変換レベル

(S)
処理を続行します。

KFPL00714-I


aa....aa ended, table=bb....bb.cc....cc, server=dd....dd, return code=ee  (L)

サーバdd....ddの表bb....bb.cc....ccに対するアンロード処理,リロード処理,使用中空きページ解放処理,または使用中ページの読み込み処理が終了しました。

aa....aa:実行した処理
{Unload|Reload|Reclaim|Page read}

bb....bb:認可識別子

cc....cc:表識別子

dd....dd:サーバ名

ee:リターンコード

(S)
0または4の場合,処理を続行します。また,0または4以外の場合,処理を終了します。

(O)
リターンコードが0または4以外の場合はメッセージログファイルに出力されたエラーメッセージを参照してエラーの原因を取り除いたあと,再度コマンドを実行してください。

KFPL00715-I


Index load started at aa....aa, index=bb....bb."cc....cc", RDAREA=dd....dd, generation=ee  (L)

インデクスロードの処理を開始しました。

aa....aa:サーバ名

bb....bb:認可識別子

cc....cc:インデクス識別子

dd....dd:RDエリア名

(S)
処理を続行します。

KFPL00716-I


Index load ended at aa....aa, index=bb....bb, RDAREA=cc....cc, return code=dd  (L)

インデクスロード処理がリターンコードddで終了しました。

aa....aa:サーバ名

bb....bb:インデクス識別子

cc....cc:RDエリア名

dd:リターンコード
0:正常終了
8:異常終了

(S)
処理を続行します。

(O)
異常終了の場合は,このメッセージの前に出力したエラーメッセージを参照して,エラーの原因を取り除いてください。

KFPL00717-I


Pdrorg started, func=aaaa  (L)

ajsembdbrorgの処理aaaaを開始しました。

aaaa:処理内容
rorg:表の再編成
unld:表のアンロード
reld:表のリロード
ixmk:インデクスの一括作成
ixrc:インデクスの再作成
ixor:インデクスの再編成
rclm:使用中空きページ解放処理
bfon:ページ読み込み処理

(S)
処理を続行します。

KFPL00719-I


Pdrorg terminated, return code=aa  (E+L)

ajsembdbrorgの処理が終了しました。

aa:リターンコード
0:正常終了しました。
4:正常終了しました。ただし,処理に関係ない警告レベルのエラーが発生しました。
8:異常終了しました。

(S)
処理を終了します。

(O)
リターンコードが0または4以外の場合は,標準出力またはメッセージログファイルに出力されたエラーメッセージを参照してエラーの原因を取り除き,再度コマンドを実行してください。
リターンコードが4の場合は,メッセージを無視して処理を続行してください。

KFPL00721-I


aa....aa in table bb....bb.cc....cc deleted, RDAREA=dd....dd  (L)

表bb....bb.cc....ccのRDエリアdd....ddの行データを削除しました。

aa....aa:削除したデータ
Data:行データ

bb....bb:認可識別子

cc....cc:表識別子

dd....dd:RDエリア名

(S)
処理を続行します。

KFPL00732-I


aa....aa started, table=bb....bb.cc....cc, spacelvl=d, generation=ee  (L)

表bb....bb.cc....ccに対するアンロードまたはリロード処理を開始しました。

aa....aa:実行した処理
{Reload | Unload }

bb....bb:認可識別子

cc....cc:表識別子

(S)
処理を続行します。

KFPL00734-I


aa....aa ended, table=bb....bb.cc....cc, return code=dd  (L)

表bb....bb.cc....ccに対するアンロードまたはリロード処理が終了しました。

aa....aa:処理内容
Unload:アンロード
Reload:リロード

bb....bb:認可識別子

cc....cc:表識別子

dd:リターンコード

(S)

(リターンコードが0または4の場合)
処理を続行します。

(リターンコードが0または4以外の場合)
処理を終了します。

(O)

(リターンコードが0または4以外の場合)
ログファイルに出力されたエラーメッセージを参照して,エラーの原因を取り除いたあと,再度コマンドを実行してください。

KFPL00736-I


Pdrorg restarted, at aa....aa,table=bb....bb."cc....cc"dd....dd  (L)

表の再編成処理をaa....aaから再開しました。

aa....aa:処理の種別
unload:アンロード処理
delete:データ削除処理
reload:リロード処理
ixrc:インデクス再作成処理
status clear:ステータスクリア処理

bb....bb:認可識別子

cc....cc:表識別子

dd....dd:", server=サーバ名"が表示されます。

(S)
処理を続行します。

KFPL00739-I


Pdreclaim terminated, return code=aaa  (L)

ajsembdbreclaimの処理がリターンコードaaaで終了しました。

aaa:リターンコード
0:正常終了(使用中空きページ解放完了)
4:タイムアウト発生(使用中空きページ解放途中)
8:異常終了(使用中空きページ解放失敗)
上記以外の値:異常終了(ajsembdbreclaimを起動できない,またはajsembdbreclaimが異常終了)

(S)
処理を終了します。

(O)
  • リターンコードが4の場合
    使用中空きページ解放の対象表をアクセスしているジョブの終了を待ってから再実行してください。
  • リターンコードが8の場合
    このメッセージの前に出力されたメッセージを参照し,エラーの原因を取り除いたあと,再度実行してください。
  • リターンコードが0,4,および8以外の値の場合
    値はシステム関数の戻り値です。標準エラー出力,メッセージログファイル,syslog,またはイベントログを参照して,異常終了した原因を取り除いたあと,ajsembdbreclaimを再度実行してください。

KFPL00810-I


aa....aa restart at bb....bbth row  (E+L)

コマンドの処理をbb....bb行目から再開しました。

aa....aa:コマンド名
Pdrorg:ajsembdbrorg

bb....bb:アンロードデータファイルの先頭からの行数

(S)
処理を続行します。

KFPL15047-E


File I/O error occurred, reason=aa....aa, func=bb....bb, errno=cc....cc, (dd....dd)  (E+L)

ファイル入出力中にエラーが発生しました。

aa....aa:エラーの理由

Empty-file:
指定されたファイルは空(0バイト)です。

File-format:
指定したファイル名が誤っています。

File-lock:
該当するファイルは,ほかのユーザーが使用しています。コマンドラインや制御文に指定したファイル名が,別のユーザーで使用中のファイル名と重複しているか,またはOSのカーネルパラメーターのファイルロック用資源が不足しているおそれがあります。
ajsembddbcond-sampleスクリプトを実行していた場合,実行中のスクリプトが終了してから再実行してください。ajsembddbcond-sampleスクリプトを実行していない場合,カーネルパラメーターのファイルシステムの各パラメーターに設定されている値を見直してください。

Invalid-device:
指定されたファイルのエントリータイプ(属性)が不正です。ファイル名を指定する必要がある個所にディレクトリ名を指定したり(またはその逆),キャラクタ型スペシャルファイルを使用できないファイルにキャラクタ型スペシャルファイルを割り当てたりしているおそれがあります。

Invalid-path:
パス名が誤っています。

Invalid-permission:
指定したファイルのパーミッションが不正(アクセス権限エラー)です。組み込みDBシステム管理者にファイルアクセス権限を与えていないファイルを使用しているおそれがあります。

No-file:
読み込み用のファイルがありません。または書き込み中のファイルが削除されました。

No-space:
書き込むファイルに十分な容量がありません。
UNIX版の場合:
ディスク容量が十分な状態でこのエラーになる場合は,組み込みDBファイルシステム領域をラージファイルとして定義していないか,またはOSのカーネルパラメーターの制限に該当しているおそれがあります。
ajsembdbrpsetupコマンドを実行していた場合,組み込みDB環境をajsembdbunsetコマンドで削除し,ajsembdbbuildコマンドに-cオプションを指定して組み込みDB環境を構築したあとにajsembdbrpsetupコマンドを再実行してください。
上記以外の場合は,カーネルパラメーターのファイルシステムの設定で,扱えるファイルの最大サイズを2ギガバイト以上または無制限に設定してください。特にAIXでは,デフォルトのファイルサイズ制限が1ギガバイトになっているため,注意してください。

bb....bb:エラーが発生した関数名
  • OSがエラーを検知した場合はシステム関数名
  • 組み込みDBファイルシステムでエラーを検知した場合はp_f_iosで始まる組み込みDBファイルシステムの関数名
  • 上記以外の場合は「***」

cc....cc:エラーコード
  • OSがエラーを検知した場合はシステム関数が返却したエラー番号(errno:エラー状態を表す外部参照変数)。
  • 組み込みDBファイルシステムでエラーを検知した場合は組み込みDBファイルシステムのエラーコード。エラーコードについては,「付録C 組み込みDBファイルシステムに対するアクセス要求から返されるエラーコード」を参照してください。考えられる主なエラー原因と対処を次に示します。
    -1511:
    指定したファイルパス名が組み込みDBファイルシステムのファイル名称規則に違反しているおそれがあります。領域名は117文字以内,ファイル名は30文字以内としてください。
    -1532:
    指定したファイルパス名が誤っているおそれがあります。ファイルパス名を修正してください。なお,組み込みDBファイルシステム名だけ指定して,ファイル名まで指定していない場合は,ファイル名まで指定してください。
    -1534:
    指定したファイル名が別のジョブで使用中のファイル名と重複しているおそれがあります。ファイル名を変更してください。
    -1535:
    容量不足です。なお,処理開始直後に容量不足となる場合は,コマンドラインや制御文に指定したファイルサイズの指定値が,組み込みDBファイルシステムの制限値を超えていることが考えられます。ajsembdbaddareaコマンドで容量を追加してください。
    -1540:
    組み込みDBファイルシステム名へのアクセス権限がありません。組み込みDBシステム管理者に対してアクセス権限を与えてください。
  • 上記以外のエラー要因の場合は「0」。

dd....dd:トラブルシュート情報(障害を検知したソースファイル名と行番号)。

(S)
処理を終了します。

(O)
エラーの理由,関数名,およびエラーコードから,errno.h,ユーザーが使用するOSのマニュアル,および「付録C 組み込みDBファイルシステムに対するアクセス要求から返されるエラーコード」を参照してエラーの原因を取り除き,再度実行してください。

KFPL15227-E


Unable to aa....aa without bbbbbb privilege  (E)

表のアクセス権限がないため,aa....aaコマンドは実行できません。

aa....aa:コマンド
pdrorg:ajsembdbrorg
pdreclaim:ajsembdbreclaim

bbbbbb:必要なアクセス権限
DBA:DBA権限
delete:DELETE権限
insert:INSERT権限
select:SELECT権限

(S)
処理を終了します。

(O)
次のアクセス権限があるユーザーで再実行してください。
  • Windowsの場合:Administrators権限
  • UNIXの場合:スーパーユーザー権限
ajsembdbsetupコマンドに,-a,-apオプションを指定して実行している場合,ajsembdbrorgまたはajsembdbreclaimコマンドにajsembdbsetupで指定した-a,-apオプションと同じ値を指定して実行してください。

KFPL20001-E


Insufficient memory in message buffer pool due to concurrent execution of aa....aa  (L)

同一組み込みDBに対してajsembdbreclaimおよびajsembdbrorgコマンドを同時実行または多重実行するときに,メッセージ格納バッファープールのメモリーが一時的に不足しました。なお,該当するエラーの発生に伴って,KFPS00854-Wが出力されることがあります。しかし,この場合は,サーバ障害ではありません。

aa....aa:プログラム名
{"pdrorg"}

(S)
処理を終了します。

(O)
現在実行中のajsembdbreclaimおよびajsembdbrorgコマンドの実行完了後,再度実行してください。

KFPL20020-E


Transaction (aa....aa) error occurred, code=bbbbb  (L)

トランザクションの開始または決着に失敗しました。

aa....aa:トランザクションの種別
{ begin | commit | rollback }

bbbbb:エラー詳細コード

(S)
処理を終了します。

(O)
付録B システムコールのリターンコード」を参照してエラーの原因を取り除いたあと,再度コマンドを実行してください。

KFPL25005-E


Invalid attribute exists in Control file, line=aa....aa  (E)

制御情報ファイルの,aa....aa行目の値が誤っています。

次の原因が考えられます。

  • ajsembdbrorgコマンドの-dオプションに指定したパスに誤りがある
  • ajsrpdbsyncコマンドの-bオプションに指定したパスに誤りがある

aa....aa:解析時にエラーになった行番号

(S)
処理を終了します。

(O)
ajsembdbrorgコマンドの-dオプション,またはajsrpdbsyncコマンドの-bオプションに絶対パスを指定して,再実行してください。

KFPL27500-E


Transaction wait time over,index=aa....aa."bb....bb",RDAREA=cc....cc  (L)

ajsembdbreclaimコマンドを実行しましたが,タイムアウトしました(該当するインデクスをアクセスするトランザクションが決着しなかったため)。

aa....aa:認可識別子

bb....bb:インデクス識別子

cc....cc:RDエリア名

(S)
処理を終了します。

(O)
実行中のジョブの終了を待ってから再実行してください。

KFPL31010-E


Invalid row length, line=aa....aa  (R)

入力ファイル中の行番号aa....aaの行データの長さが不正です。

ajsembdbrorgコマンドの-dに指定したディレクトリに格納されているデータファイルに問題がある場合に出力されます。

aa....aa:行番号

(S)
処理を終了します。

(O)
ajsembdbrorgコマンドの-dオプションに指定したディレクトリに格納されているデータファイルの文字コードまたはエンディアンが不一致であるおそれがあります。指定したファイルが正しいかどうかを確認して再実行してください。

KFPL90002-I


Process aa....aa ended. return code=bb,yyyy/mm/dd,hh:mm:ss  (S)

aa....aa処理を終了します。

aa....aa:処理種別
rorg:再編成

bb:リターンコード
0:正常終了。すべての表の再編成処理が終了しました。
4:正常終了。表の再編成途中です。
8:エラー終了。バックアップから回復しました。
12:エラー終了。バックアップからの回復は失敗しました。

yyyy/mm/dd:実行終了年月日

hh:mm:ss:実行終了時間

(S)
処理を終了します。

(O)
  • リターンコードが4の場合:
    ほかのプログラムによるマシンの負荷が高いため,コマンドの応答が遅延しているおそれがあります。
    マシンの負荷が低い時間帯に再実行してください。
  • リターンコードが8,12の場合:
    エラーの詳細については,KFPL90003-Eで示す実行情報ファイルの内容を確認してください。ajsembdbcond-sampleスクリプトを実行している場合,エラーの原因を取り除いたあと,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 15.14.4(6) 組み込みDB再編成スクリプト」の「(b) 再編成スクリプトのカスタマイズ」に記載の,エラー発生時の対処方法についての補足事項を参照して対処してください。
    ajsembdbrorgコマンドを実行している場合,エラーの原因を取り除いたあと,再実行してください。

KFPL90003-E


Eliminationg the cause of the error, refer to executed information file="aa....aa"  (E)

実行情報ファイルに示すエラーがあります。

aa....aa:実行情報ファイル名

(S)
処理を終了します。

(O)
実行情報ファイルの内容からエラーの詳細を確認して,エラーの原因を取り除いてください。

KFPL90021-I


DB hold step ended  (S)

データベースの閉塞処理を終了します。

(S)
処理を続行します。

KFPL90022-I


Before backup step ended  (S)

処理前のバックアップ処理を終了します。

(S)
処理を続行します。

KFPL90023-I


aa....aa step started  (S)

aa....aa処理を開始します。

aa....aa:処理種別
Reorganize:再編成

(S)
処理を続行します。

KFPL90024-I


aa....aa step ended  (S)

aa....aa処理を終了します。

aa....aa:処理種別
Reorganize:再編成

(S)
処理を続行します。

KFPL90025-I


After backup step ended  (S)

処理後のバックアップを終了します。

(S)
処理を続行します。

KFPL90026-I


DB release step ended  (S)

データベースの閉塞解除処理を終了します。

(S)
処理を続行します。

KFPL90027-I


DB stop process started  (S)

エラー回復処理のため,データベースを停止します。

(S)
処理を続行します。

KFPL90028-I


Recover step started on aa....aa error  (S)

バックアップファイルからのデータベースの回復処理を開始します。

aa....aa:処理種別
rorg:再編成

(S)
処理を続行します。

KFPL90101-I


aa....aa  (R)

実行時のコマンドラインを出力します。

aa....aa:ajsembdbrorg実行時のコマンドライン

(S)
処理を続行します。

KFPL90102-I


aa....aa  (R)

ajsembdbrorg実行時の制御文1行分を出力します。

aa....aa:ajsembdbrorg実行時の制御文

(S)
処理を続行します。

KFPO00107-E


"aa....aa(bb....bb)" failed. errno=cc....cc: dd....dd  (E)

組み込みDBシステム内で発行したシステムコールに,エラーが発生しました。

aa....aa:システムコール名

bb....bb:システムコールを呼び出したモジュール,または関数名

cc....cc:システムコールエラー時のerrno値

dd....dd:システムコールエラーの内容

(S)
障害の重要度によって,次に示すどれかの処置を取ります。
  • 処理を打ち切り,プロセスを異常終了させます。
  • 処理を打ち切り,実行中サービスの呼び出し元へ戻します。
  • そのまま処理を続行します。

(O)
システムコール名とerrno値を基に,ユーザーが使用するOSのマニュアルで原因を調査してください。コアファイルにダンプが出力されている場合は,そのダンプを保存して組み込みDBシステム管理者に連絡してください。

[対策]
システムコール名とerrno値を基に,ユーザーが使用するOSのマニュアルで原因を調査し,UAPの修正,システム定義の変更,またはオペレーティングシステムを再度生成してください。
主な対策方法を次に示します。
システムコール名 呼び出しモジュール errno エラーの内容 対策方法
open 任意 23 ファイルのオープン数がシステムの上限を超えました。
組み込みDBサーバがWindowsの場合,インストールドライブの容量不足によって,共有メモリー用の作業ファイルが確保できません。
OSのオペレーティングシステムパラメタ(カーネルパラメーター)のnfileの指定値を大きくしてください。また,不要なプロセスやウィンドウがある場合は停止してください。
組み込みDBサーバがWindowsの場合,インストールドライブに,共有メモリーサイズ以上の空き容量を確保してください。
24 該当するプロセスでオープンしているファイル数が多過ぎます。
組み込みDBサーバがWindowsの場合,インストールドライブの容量不足によって,共有メモリー用の作業ファイルが確保できません。
組み込みDBを操作するコマンド実行中に発生した場合,OSのオペレーティングシステムパラメタ(カーネルパラメーター)のmaxfilesの値を大きくしてください。
組み込みDBサーバがWindowsの場合,インストールドライブに,共有メモリーサイズ以上の空き容量を確保してください。
logblib.c 999 Windowsの場合,組み込みDBの作業ファイルが破壊されているおそれがあります。 組み込みDBが停止しているのを確認してから,次に示すファイルをすべて削除して回復してください。
ただし,4以降のファイルはないことがあります。
  1. 組み込みDB運用ディレクトリ\uxpldir\spool\system\filmng.dat
  2. 組み込みDB運用ディレクトリ\uxpldir\spool\system\flg.dat
  3. 組み込みDB運用ディレクトリ\uxpldir\spool\system\shmmng.dat
  4. 組み込みDB運用ディレクトリ\spool\〜pdatmode
  5. 組み込みDB運用ディレクトリ\spool\〜pdipcid
  6. 組み込みDB運用ディレクトリ\spool\oslmqid
  7. 組み込みDB運用ディレクトリ\spool\oslsmid
  8. 組み込みDB運用ディレクトリ\spool\pdprcsts
  9. 組み込みDB運用ディレクトリ\spool\scdqid1
  10. 組み込みDB運用ディレクトリ\spool\scdqid2
  11. 組み込みDB運用ディレクトリ\tmp\pdommenv
  12. 組み込みDB運用ディレクトリ\uxpldir\spool\shm下の全ファイル
  13. 組み込みDB運用ディレクトリ\uxpldir\spool\system\semmng.dat
  14. 組み込みDB運用ディレクトリ\uxpldir\spool\system\msgmng.dat
これらのファイルを削除したあとに組み込みDBを開始する場合,エクスプローラなどの他アプリケーションで「組み込みDB運用ディレクトリ\tmp」にアクセスしたままの状態で,組み込みDBを開始しないでください。
write uss_dump
uss_dump_h
uss_dump_d
usm_dump
usm_rmdump
usm_svdump
12 組み込みDBの運用ディレクトリがあるファイルシステムが満杯状態です。 組み込みDBの運用ディレクトリ下のトラブル情報を削除してください。
トラブル情報を削除するには,OSのrmコマンド(Windowsの場合はdelコマンド)を使用してください。
shmat ommalloc
ommrmalc
22 組み込みDBの共有メモリーがありません(組み込みDBの共有メモリーを削除したおそれがあります)。
OS起動完了前に組み込みDBを操作するコマンドを入力した(/etc/localrcなどのOSの環境ファイルに組み込みDBのコマンドを記述した場合も含む)ことが考えられます。
Windowsの場合,組み込みDB稼働中に,組み込みDB運用ディレクトリ下の作業ファイルを削除したおそれがあります。
組み込みDBの共有メモリーを削除した場合は,保守員に連絡してください。
OS起動完了前に組み込みDBのコマンドを実行した場合は,OSの起動完了を待って再度コマンドを実行してください。
OSの環境ファイル/etc/localrcに組み込みDBを操作するコマンドを記述した場合は,OSの起動完了前に実行されるため,エラーとなります。したがって,/etc/localrcには組み込みDBを操作するコマンドを記述しないでください。
Windowsの場合,組み込みDBが異常終了していなければ,強制終了してください。そのあと,組み込みDBのサービスを再開始してください。
なお,組み込みDBの稼働に関係なく実行できるコマンドを実行した場合,このメッセージはエラーとしては無視してください。コマンドは正常に動作しているため,コマンドの実行結果を確認してください。
ommrmalc 24 呼び出し元プロセスに接続される共有メモリー数がシステムの上限値を超えました。 次のオペレーティングパラメタに適切な値を設定してください。
  • HP-UXの場合:shmseg
  • Solarisの場合:shminfo_shmseg
  • Linuxの場合:SHMSEG
AIX 5Lの場合は環境変数EXTSHMにONを設定してください。
shmctl ommfixed 1 実行者がスーパーユーザーではありません。
組み込みDB運用ディレクトリ/bin下のファイルの所有者が,不当に変更されたことが考えられます。
実行形式ファイル(組み込みDB運用ディレクトリ/bin下にあるpdommfixed)の所有者および所有者の実行権限を確認してください。
所有者がroot,所有者の実行権限がs(ファイルモードが-r-sr-xr-x)でない場合,pdsetupコマンド実行後に組み込みDB運用ディレクトリ/bin下のファイルの所有者が変更されています。スーパーユーザーで組み込みDBの環境を再構築する必要があります。そのあと,組み込みDBを再開始してください。
semget osysemg 12 Windowsの場合,セマフォ識別子に空きがありません。 組み込みDBが必要とするセマフォ識別子数を見積もって,それより大きい値をシステム環境変数PDUXPLSEMMAXに設定してください。設定後,組み込みDBを終了してサービスを再開始してください。
pdi_osm_get 999
その他の代表的なerrnoについては,「付録B システムコールのリターンコード」を参照してください。

KFPR00754-I


Pdcopy started  (L+S)

ajsembdbbackupコマンドの処理を開始しました。

(S)
処理を続行します。

KFPR00756-I


Pdcopy terminated, return code=aa  (L+S)

ajsembdbbackupコマンドの処理が次に示すリターンコードの内容で終了しました。

aa:ajsembdbbackupコマンドのリターンコード
0:正常終了
8:異常終了(複写処理中にエラーが発生しましたが,バックアップの取得に成功したものもあります)
12:異常終了(複写処理はすべて失敗しました)

(S)
処理を続行します。

(O)
異常終了の場合は,このメッセージの前に出力したエラーメッセージを参照してエラーの原因を取り除いたあと,再実行してください。

KFPR00764-I


Pdrstr started  (L+S)

ajsembdbrstrコマンドの処理を開始しました。

(S)
処理を続行します。

KFPR00765-I


Pdrstr terminated, return code=aa  (L+S)

ajsembdbrstrコマンドの内部処理が次に示すリターンコードの内容で終了しました。

aa:ajsembdbrstrコマンド内部処理のリターンコード

0:正常終了

4:警告終了(バックアップファイルまたはアンロードログファイルのクローズエラー,またはバックアップファイル中に回復対象のRDエリアのデータがありません)

8:異常終了(エラーが発生しましたが一つ以上回復に成功したRDエリアがあります)

12:異常終了(すべてのRDエリアの回復に失敗しました)

(S)
処理を続行します。

[対策]
異常終了の場合は,このメッセージの前に出力したエラーメッセージを参照して,エラーの原因を取り除いてください。

KFPR16003-E


aaaaaa error occurred, file=bb....bb  (E+L)

ファイルへの入出力エラーが発生しました。

aaaaaa:エラーの発生した処理
Close:クローズ処理
Open:オープン処理
Read:読み込み処理
Reopen:マルチボリュームファイルの2巻目以降のオープン処理
Write:書き込み処理

bb....bb:ファイル名称

(S)
処理を終了します。ただし,ファイルのCloseエラーのときは処理を続行する場合があります。

[対策]
このメッセージに続いて出力されるメッセージを参照して,エラーの原因を取り除き,再度コマンドを実行してください。

KFPR16005-E


Insufficient memory for PROCESS, size=aa....aa  (L+S)

ajsembdbbackupコマンドの実行に必要な作業領域を確保しようとしましたが,メモリーが不足しているため確保できません。

aa....aa:確保しようとした領域長(単位:バイト)

(S)
処理を終了します。

[対策]
不要なプロセスを終了するなどしてメモリーの使用量を減らしたあと,再度実行してください。または,OSの実メモリーを増やしてください。

KFPR16014-E


Pdcopy version aa....aa and HiRDB version bb....bb do not match  (L+S)

ajsembdbbackup内部で使用しているコマンドのバージョンが組み込みDBのバージョンと異なります。

ajsembdbbackupコマンドの-dオプションで指定しているデータベース領域が,-idオプションに指定している組み込みDBとは別の領域を指定しているおそれがあります。

aa....aa:ajsembdbbackup内部で使用しているコマンドのバージョンリビジョン番号

bb....bb:組み込みDBのバージョンリビジョン番号

(S)
処理を終了します。

(O)
ajsembdbbackupコマンドの-dオプションと-idオプションに指定している値が,ajsembdbbuildコマンドを実行したときの-dオプションと-idオプションの組み合わせと一致していることを確認し,再度実行してください。

KFPR16101-E


File I/O error occurred, reason=aa....aa, func=bb....bb, errno=cc....cc, (dd....dd)  (L+S)

ファイルへの入出力処理中にエラーが発生しました。

aa....aa:エラーの理由

File-lock:
使用するファイルは,ほかのユティリティで排他制御されています。そのため,ファイルの読み書きができません。コマンドラインや制御文に指定したファイル名が別のジョブで使用中のファイル名と重複しているか,またはOSのカーネルパラメーターのファイルロック用資源が不足しているおそれがあります。

Invalid-device:
指定したファイルのエントリータイプ(属性)が不正です。ファイル名を指定する必要がある個所にディレクトリ名を指定したり(またはその逆),キャラクタ型スペシャルファイルを使用できないファイルにキャラクタ型スペシャルファイルを割り当てたりしているおそれがあります。

Invalid-path:
パス名が誤っています。

Invalid-permission:
指定したファイルのパーミッションが不正(アクセス権限エラー)です。組み込みDBシステム管理者にファイルアクセス権限を与えていないファイルを使用しているおそれがあります。

No-file:
読み込み用にオープンしようとしたファイルがありません。または書き込み中のファイルが消去されました。

No-space:
書き込むファイルに十分な容量がありません。容量を確保してください。
UNIX版の場合で,ディスク容量が十分な状態でこのエラーになるときは,OSのカーネルパラメーターの制限に該当しているおそれがあります。

bb....bb:エラーが発生した関数名
  • 組み込みDBファイルシステムでエラーを検知した場合はp_f_iosで始まる組み込みDBファイルシステムの関数名
  • 関数使用時以外で検知したエラーの場合は「***」
  • 上記以外の場合はシステム関数名

cc....cc:関数が返却したエラー番号(errno)
  • 組み込みDBファイルシステムでエラーを検知した場合は組み込みDBファイルシステムのエラーコード
  • OSがエラーを検知した場合はシステム関数が返却したエラー番号(errno:エラー状態を表す外部参照変数)

dd....dd:障害を検知したソースファイル名と行番号

(S)
処理を終了します。

[対策]
次の表に従って対策してください。
エラー要因 対策
組み込みDBファイルシステムでエラーを検知した場合 付録C 組み込みDBファイルシステムに対するアクセス要求から返されるエラーコード」を参照してエラーの原因を取り除き,再度実行してください。
関数以外でエラーを検知した場合 aa....aaのエラー理由からエラーの原因を取り除き,再度実行してください。
OSがエラーを検知した場合 OSのマニュアルを参照してエラーの原因を取り除き,再度実行してください。
 

KFPR16205-E


Insufficient memory for PROCESS, size=aa....aa  (L+S)

ajsembdbrstrコマンドの実行に必要な作業領域を確保しようとしましたが,プロセス固有領域が不足しているため確保できません。

aa....aa:確保しようとした領域長(単位:バイト)

(S)
処理を終了します。

[対策]
大量にメモリーを使用するプロセスがないか確認してください。

大量にメモリーを使用するプロセスがある場合:
該当するプロセスの終了を待って,再度コマンドを実行してください。

大量にメモリーを使用するプロセスがない場合:
次のどれかの方法で,使用できるメモリーに余裕を持たせてください。
  • 同時実行しているプロセスの数を減らす
  • スワップ領域を増やす
  • 実メモリーを増設する

KFPR16214-E


Pdrstr version aa....aa and HiRDB version bb....bb do not match  (L+S)

ajsembdbrstrコマンドの内部で使用しているコマンドのバージョンが組み込みDBのバージョンと異なります。

ajsembdbrstrコマンドの-dオプションで指定しているデータベース領域が,-idオプションに指定している組み込みDBとは別の領域を指定しているおそれがあります。

aa....aa:データベース回復ユティリティのバージョンリビジョン番号

bb....bb:HiRDBのバージョンリビジョン番号

(S)
処理を終了します。

(O)
ajsembdbrstrコマンドの-dオプションで指定しているデータベース領域が,-idオプションに指定している組み込みDBのものであることを確認してください。

KFPR16318-E


Backup data not found, RDAREA name="aa....aa"  (L+S)

指定されたバックアップファイルには,該当するRDエリアのバックアップはありません。

aa....aa:バックアップデータのないRDエリア名

(S)
該当するRDエリアは,バックアップデータを使用しないで回復します。アンロードログファイルの指定があり,該当するRDエリアの更新ログがあれば,ログだけを使用して回復します。ただし,-Lオプションが指定されている場合は,処理を中断します。

(O)
次の内容を確認して誤りを修正し,再度実行してください。
  • ajsembdbrstrコマンドを実行する前に,このRDエリアが回復できる状態になっているか確認してください。
  • バックアップファイルを正しく指定しているか確認してください。
  • ajsembdbrstrコマンドに-lrオプションを指定している場合,ajsembdbbackupコマンド実行時に,-zオプションを指定して作成したバックアップファイルを指定しているか確認してください。

KFPR16330-E


Log was not found when backup aa....aa at bb....bb-cc....cc, server=dd....dd  (L+S)

ajsembdbrstrコマンドの-lオプションを指定した場合,回復に必要な期間の情報がアンロードログファイルに含まれていません。

ajsembdbrstrコマンドの-lrオプションを指定した場合,回復に必要な期間の情報がシステムログファイルに含まれていません。

aa....aa:含まれていない日時
  • started:複写取得開始時点
  • ended:複写取得終了時点

bb....bb:システムログレコード番号1

cc....cc:システムログレコード番号2

dd....dd:回復対象のサーバ名称

(S)
組み込みDBの回復処理を中断します。

(O)
ajsembdbrstrコマンドの-lオプションを指定した場合,回復に必要な期間の情報が含まれるアンロードログファイルを指定して再度実行してください。必要なアンロードログファイルがない場合は,アンロードログファイルを使用しないでバックアップファイルだけで回復させてください。
ajsembdbrstrコマンドの-lrオプションを指定した場合,システムログを使用しないでバックアップファイルだけで回復させてください。

KFPR26001-E


Communication "aa....aa" error occurred, code=bbbbb  (L+S)

ajsembdbbackupコマンドの実行中に通信エラーが発生しました。

aa....aa:エラーが発生したRPC関連関数の名称

bbbbb:エラーが発生したRPC関連関数のエラーコード

(S)
処理を終了します。

[対策]
付録B システムコールのリターンコード」を参照してエラーの原因を取り除き,再度実行してください。なお,組み込みDBシステム管理者が対処できないエラーが発生している場合は,保守員に連絡してください。

KFPR26006-E


Invalid parameter aa....aa exists at -b option in command line  (L+S)

コマンドラインのオプション中に不正なパラメタがあります。リスト用RDエリアの場合は,複写・回復の対象になりません。

aa....aa:不正なパラメタ

b:オプション名

(S)
コマンドラインの解析終了後,処理を中断します。ただし,次の条件をすべて満たす場合は処理を続行します。
  • -Jオプションおよび-rオプションを指定している
  • KFPR26061-Wメッセージが出力されている

[対策]
コマンドラインの指定を修正し,再度実行してください。

KFPR26012-E


HiRDB file aa....aa error, errno=bb....bb, HiRDB file name=cc....cc  (L+S)

cc....ccで示すファイルに,aa....aaのエラーが発生しました。

aa....aa:エラーの内容
close:ファイルのクローズ
create:ファイルの作成
fstat:ファイル情報の取得
open:ファイルのオープン
read:ファイルの読み込み
write:ファイルの書き込み
expand:ファイルの拡張
reopen:マルチファイル時の二つ目のファイル以降のオープン

bb....bb:エラーコード
0:要求したサイズの読み出しまたは書き込みができませんでした。
0以外:「付録C 組み込みDBファイルシステムに対するアクセス要求から返されるエラーコード」を参照してください。

cc....cc:エラーの発生したファイル名

(S)
バックアップ用のファイルの場合は,処理を中断します。ただし,ほかのバックアップファイルがある場合,または次の条件をすべて満たす場合は処理を続行します。
  • 該当するファイルが,RDエリアを構成する組み込みDBファイルである
  • -Jオプションを指定している
  • エラーの内容がopenまたはcloseである
  • KFPR26061-Wメッセージが出力されている
  • ほかに処理されていないRDエリアがある

[対策]

〈ファイルがデータベース用の場合〉
該当するRDエリアを回復して,再度実行してください。

〈ファイルがバックアップ用の場合〉
付録C 組み込みDBファイルシステムに対するアクセス要求から返されるエラーコード」を参照して,エラーの原因を取り除き,再度実行してください。
エラーコードが-1556または-1562の場合は,次の要因が考えられます。
エラー
コード
要因
-1556 組み込みDBファイルが初期割り当てサイズを超えたため,増分割り当てサイズで拡張しようとしたが失敗しました。
  • 該当する組み込みDBファイルシステム領域の増分回数指定を超えて拡張しようとしました。
  • 該当する組み込みDBファイルが,上限(23回)を超えて拡張しようとしました。
-1562 該当する組み込みDBファイルシステム領域の種別がUTLではありません。
原因が特定できない場合には,保守員に連絡してください。

KFPR26017-E


Insufficient memory in message buffer pool due to concurrent execution of "pdcopy"  (L+S)

ajsembdbbackupコマンドを同時実行するときに,ユティリティサーバ用のメッセージ格納バッファープールのメモリーが,一時的に不足しました。なお,該当するエラーの発生に伴って,KFPS00854-Wが出力されることがあります。しかし,この場合はサーバ障害ではありません。

(S)
処理を終了します。

(O)
現在実行中のajsembdbbackupコマンドの実行完了後,再度実行してください。

KFPR26021-E


Unable to output result of pdcopy  (L+S)

このメッセージの前に出力されたエラーが原因で,ajsembdbbackupコマンドの処理結果を出力できません。

(S)
処理を終了します。

[対策]
エラーの原因を取り除き,再度実行してください。ただし,ほかのエラーが発生していないときは,バックアップ処理は終了しています。そのため,実行結果が不要の場合は再実行する必要はありません。

KFPR26022-I


Output result of pdcopy to aa....aa  (L+S)

ajsembdbbackupコマンドの処理結果をファイルaa....aaに出力します。

aa....aa:出力するファイル名

(S)
処理を終了します。

KFPR26072-E


Invalid time stamp found, RDAREA name=aa....aa, file name=bb....bb, offset=cc....cc, time stamp=(dd....dd,ee....ee)  (L+S)

ページ内タイムスタンプが不正であるページを見つけました。

aa....aa:RDエリア名

bb....bb:組み込みDBファイル名。後ろから64バイトを表示します。

cc....cc:タイムスタンプが不正であるページの,組み込みDBファイルの先頭からの相対レコード位置。10進数で表示します。

dd....dd:ページ先頭にあるタイムスタンプ。日時形式YYYY/MM/DD HH:MM:SSに変換して表示します。

ee....ee:ページ後尾にあるタイムスタンプ。日時形式YYYY/MM/DD HH:MM:SSに変換して表示します。

(S)
処理を終了します。

(O)

ajsembdbbackupコマンドに-sオプションを指定してバックアップを取得している場合
バックアップ対象ページが出力中のためバックアップ取得に失敗しました。ajsembdbbackupコマンドを再実行してください。

ajsembdbbackupコマンドに-sオプションを指定しないでバックアップを取得している場合
表示されたRDエリアの領域が壊れています。前回取得したバックアップを使用して回復する必要があります。

KFPR26201-E


Communication "aa....aa" error occurred, code=bbbbb  (L+S)

ajsembdbrstrコマンドの実行中に通信エラーが発生しました。

aa....aa:エラーが発生したRPC関連関数の名称

bbbbb:エラーが発生したRPC関連関数のエラーコード

(S)
処理を終了します。

[対策]
付録B システムコールのリターンコード」を参照してエラーの原因を取り除き,再度実行してください。

KFPR26212-E


HiRDB file aa....aa error, errno=bb....bb, HiRDB file name=cc....cc  (L+S)

cc....ccで示すファイルに,aa....aaのエラーが発生しました。

aa....aa:エラーの内容
close:ファイルのクローズ
create:ファイルの作成
fstat:ファイル情報の取得
open:ファイルのオープン
read:ファイルの読み込み
write:ファイルの書き込み
expand:ファイルの拡張

bb....bb:エラーコード
0:要求したサイズの読み出しまたは書き込みができませんでした。
0以外:「付録C 組み込みDBファイルシステムに対するアクセス要求から返されるエラーコード」を参照してください。

cc....cc:エラーの発生したファイル名

(S)

ファイルがデータベース用の場合
該当するRDエリアの回復処理をスキップして,ほかのRDエリアの回復処理を続行します。

ファイルがバックアップ用の場合
回復処理を中断します。

(O)

ファイルがデータベース用の場合
ajsembdbbuildコマンドで組み込みDBを再構築したあと,再度実行してください。

ファイルがバックアップ用の場合
ほかのバックアップファイルを用いて,再度実行してください。
エラーの内容がwriteで,エラーコードが0の場合は,OSのファイルシステムの容量不足が考えられます。

KFPR26217-E


Insufficient memory in message buffer pool due to concurrent execution of "pdrstr"  (L+S)

ajsembdbrstrコマンドを同時実行したときに,ユティリティサーバ用のメッセージ格納バッファープールのメモリーが一時的に不足しました。なお,該当するエラーの発生に伴って,KFPS00854-Wが出力されることがあります。しかし,この場合はサーバ障害ではありません。

(S)
処理を終了します。

(O)
現在実行中のajsembdbrstrコマンドの実行完了後,再度実行してください。

KFPR26220-E


System manager "aa....aa" failed, return code=bb....bb  (L+S)

システム関連の"aa....aa"関数エラーが発生しました。

aa....aa:エラーが発生したシステム関連関数の名称

bb....bb:エラーが発生したシステム関連関数のエラーコード

(S)
処理を終了します。

[対策]

エラーが発生したシステム関数の名称がpdi_omm_attachで,そのエラーコードが-144の場合
次のどちらかの要因が考えられます。-mhオプションに正しいホスト名称を指定して,再度実行してください。
  • -mhオプションでホスト名称を省略していて,指定したマスタディレクトリ用RDエリアがajsembdbrstrコマンドを入力したサーバマシンにない
  • -mhオプションで指定したホスト名称のサーバマシンにマスタディレクトリ用RDエリアがない

その他の場合
付録B システムコールのリターンコード」を参照してエラーの原因を取り除き,再度実行してください。

KFPR26221-E


Unable to output result of pdrstr  (L+S)

このメッセージの前に出力されたエラーが原因で,ajsembdbrstrコマンドの処理結果を出力できません。

(S)
処理を終了します。

[対策]
エラーの原因を取り除き,再度実行してください。ただし,ほかのエラーが発生していないときは回復処理が終了しているため,実行結果が不要な場合は再度実行する必要はありません。

KFPR26222-I


Output result of pdrstr to aa....aa  (L+S)

ajsembdbrstrコマンドの処理結果をファイルaa....aaに出力します。

aa....aa:出力するファイル名称

(S)
処理を続行します。

KFPR26226-E


SystemID of aa....aa is invalid  (L+S)

aa....aaのシステムIDが稼働中の組み込みDBと一致していません。このため,データベースを回復できません。

aa....aa:ファイル種別
backup file:バックアップファイル
sys log file:システムログファイル
unload log file:アンロードログファイル

(S)
処理を終了します。

[対策]
次に示すどれかの処置をしてください。
  • バックアップファイルまたはアンロードログファイルの場合
    正しいファイルを指定して,再度実行してください。
  • システムログファイルの場合
    システムログが破壊されたおそれがあります。ajsembdbbuildコマンドで組み込みDB環境を再構築したあと,ajsembdbbackupコマンドで取得したバックアップで回復を行ってください。

KFPR26227-E


-l or -d option is not specified for backup file with -M s option  (L+S)

-M sオプションを指定して取得したバックアップファイルを使用して回復するときに,アンロードログファイルを指定していません。

(S)
処理を終了します。

[対策]

-lを指定している場合:
アンロードログファイルを指定して,再度実行してください。

-dを指定している場合:
アンロードログファイルが格納されているディレクトリを指定して,再度実行してください。

KFPR26229-E


To recover Master RDAREA, pdstart should be executed with -r option  (L+S)

マスタディレクトリ用RDエリアの回復時は,組み込みDBをajsembdbstartコマンドに-rオプションを指定して開始してください。

(S)
処理を終了します。

(O)
組み込みDBをajsembdbstopコマンドで終了させてajsembdbstartコマンドに-rオプションを指定し,開始し直したあとに実行してください。

KFPR26270-W


Log information,specified log Run ID=aa....aa Gen No=bb....bb,log Run ID=cc....cc Gen No=dd....dd in RDAREA name="ee....ee"  (L)

ajsembdbrstrコマンドの-lオプションに,データベースの回復に必要なアンロードログファイルがすべて指定されていません。RDエリアに格納されているログ情報と,ajsembdbrstrコマンドの-lオプションで指定したアンロードログファイルのログ情報を表示します。

注意事項
次に示す方法でバックアップを取得した場合は,データベースの回復に必要なアンロードログファイルがすべて指定されていてもこの警告メッセージが出力されます。その場合は,この警告メッセージを無視してください。
  • 組み込みDBを正常終了したあとにバックアップを取得した場合
    次回の正常開始以降に使用したシステムログを格納した全アンロードログファイルを-lオプションに指定しても,この警告メッセージが出力されます。
  • ajsembdbbackupコマンド実行時に,ジョブネットの更新など,スケジューラーサービスのデータベースが更新されていた場合
    システムログファイルのスワップ以降に使用したシステムログを格納した全アンロードログファイルを-lオプションに指定しても,この警告メッセージが出力されます。

aa....aa:-lオプションの先頭に指定したアンロードログファイル※1のログ情報(システムログファイルのログサーバランID)

bb....bb:-lオプションの先頭に指定したアンロードログファイル※1のログ情報(システムログファイルの世代番号)

cc....cc:RDエリアに格納されているログ情報(システムログファイルのログサーバランID)ID※2

dd....dd:RDエリアに格納されているログ情報(システムログファイルの世代番号)※2

ee....ee:RDエリア名称

注※1 先頭のアンロードログファイルが対象になります。

注※2 組み込みDBの正常終了時に,ログ情報をRDエリアに格納します。

[対策]
ajsembdbrstrコマンドの-lオプションに,データベースの回復に必要なアンロードログファイルをすべて指定してください。cc....ccおよびdd....ddを参照して,必要なアンロードログファイルを指定して再実行してください。

KFPR26280-E


Specified backup file invalid. filename=aa....aa, code=bb....bb  (S+L)

指定したバックアップファイルは不正です。

aa....aa:エラーとなったバックアップファイルの名称(100文字を超える場合,バックアップファイル名の後ろから100文字だけ出力します)。

bb....bb:エラー要因
other:ajsembdbbackupコマンド以外で取得したバックアップファイル
error:pdcopyで取得したバックアップであるが,エラー(リターンコード12)で終了しているバックアップファイル

(S)
処理を終了します。

(O)
正しいバックアップファイル名を指定して,再度実行してください。

KFPS00705-E


Error found while analyzing definition file  (L)

組み込みDBのシステム定義ファイルの解析中にエラーを検出しました。

(S)
組み込みDBの開始を待っています。

[対策]
組み込みDBのシステム定義ファイルが不当に変更されていないか確認してください。変更されている場合は,元の状態に戻してからajsembdbstartコマンドを実行してください。
このメッセージの前後に別のメッセージが出力されている場合は,そのメッセージも参照してください。エラーの要因が取り除けない場合は,保守員に連絡してください。

KFPS00715-E


Unable to continue processing serious error occurred (reason code=aaa). enter pdrpause  (E+L)

組み込みDBの処理を続行できないエラーが発生しました。

aaa:要因コード
1:組み込みDBのインストール環境に問題があります。
2:メモリー不足が発生しました。
3,4,5,8,9,10,11,13,14,15,42,43,44,101,102,103,104,105:組み込みDBのシステムファイルへのアクセスに失敗しました。
6:システム時刻の取得処理が失敗しました。
7:組み込みDBの再開始処理で組み込みDBが30分以内に3回連続で異常終了しました。
20:組み込みDBのシステム定義に誤りがあります。

(S)
処理を終了します。

[対策]
次の手順に従って対策してください。
  1. このメッセージの出力後に,ajsembdbstartコマンドが終了していない場合,ajsembdbstop -fコマンドを実行して終了させてください。
  2. このメッセージの前後に別のメッセージが出力されている場合は,そのメッセージも参照してください。
  3. 要因コードに対応した障害要因を取り除いてください。
    1:
    ・組み込みDBのインストールが正常終了しているか確認してください。
    ・UNIX版の場合,/etc/inittabファイルが不当に変更されていないか確認してください。
    2:
    ・稼働しているプロセスの状態を確認し,見積もり値以上のメモリーがあるか確認してください。
    3,4,5,8,9,10,11,13,14,15,42,43,44,101,102,103,104,105:
    ・組み込みDBのシステムファイルが不当に変更されていないか確認してください。
    6:
    ・OSの稼働状況に問題がないか(リソース不足などが発生していないか)を確認してください。
    7:
    ・組み込みDBのシステムログファイルがすべて満杯となり,上書きできない状態になっていないか確認してください。
    ・同一ホスト内の他の組み込みDB環境との設定内容(各ディレクトリ,ポート番号など)が重複していないか確認してください。
    ・UNIX版の場合,OSと組み込みDBとの文字コード種別の設定が一致しているか確認してください。
    20:
    ・組み込みDBのシステム定義ファイルが不当に変更されていないか確認してください。
  4. UNIX版の場合は,ajsembdbstart -Rコマンドを実行してください。
  5. Windows版の場合は,組み込みDBのサービス(HiRDB/EmbeddedEdition 組み込みDB識別子名)を再開始してください。サービスが停止していない場合は,サービスをいったん停止したあと,再度サービスを開始してください。
  6. 組み込みDBが自動起動しない場合は,ajsembdbstartコマンドを実行してください。
  7. 以上の手順で対処できない場合は,保守員に連絡してください。

KFPS00993-I


Accepted process abnormal end request. PID=aa....aa, TRNGID=bb....bb, TRNBID=cc....cc, REQUEST=dd....dd  (L)

次に示すどれかの場合に,出力されることがあります。

  • 組み込みDBシステムが異常終了した。
  • 組み込みDBへのアクセス処理でエラーが発生した。
  • ajsembdbcancelコマンドによって,組み込みDB操作コマンドの処理を中断した。

aa....aa:保守情報

bb....bb:保守情報

cc....cc:保守情報

dd....dd:保守情報

(S)
該当する処理を終了します。

[対策]
通常はこのメッセージを無視してください。なお,ほかにJP1/AJS2で出力されたエラーメッセージがある場合は,それらのメッセージに従って対策してください。

KFPS01040-E


aa....aa error occurred in physical status file bb....bb. reason code=cc....cc  (E+L)

組み込みDBのシステムファイルbb....bbへのアクセス時にエラーが発生しました。

aa....aa:保守情報

bb....bb:システムファイルのパス名

cc....cc:理由コード

(S)
ほかのシステムファイルに切り替えて処理を続行します。

[対策]
次に示す理由コードから原因を特定し,対策してください。
理由コード 原因 対策
0000000006 ファイルがありません。 組み込みDB環境構築時に指定したディレクトリに,システムファイルがあるか確認してください。
0000000020 アクセス権限がありません。 組み込みDB環境構築時に指定したディレクトリおよび作成されているシステムファイルに,アクセス権限があるか確認してください。
0000000021 アクセス権限がありません。 組み込みDB環境構築時に指定したディレクトリおよび作成されているシステムファイルに,アクセス権限があるか確認してください。
0000000022 排他エラー(ほかのプロセスで使用中)が発生しました。
  • しばらく待ってから再度実行してください。
  • クラスタ構成時には,実行系および待機系の両方から共有ディスク上のシステムファイルにアクセスしていないか確認してください。
0000000023 システム資源(ファイルロック)不足が発生しました。 OSのシステムパラメーターを見直してください。
0000000024 アクセス権限がありません。 組み込みDB環境構築時に指定したディレクトリおよび作成されているシステムファイルに,アクセス権限があるか確認してください。
0000000025 システム資源(ファイルディスクリプタ)不足が発生しました。 OSのシステムパラメーターを見直してください。
0000000026 ファイルがありません。 組み込みDB環境構築時に指定したディレクトリに,システムファイルがあるか確認してください。
0000000027 入出力エラーが発生しました。 ディスク障害などのOS上の障害が発生していないか確認してください。組み込みDB環境構築時に指定したディレクトリにアクセスできるか確認してください。
0000000028 メモリー不足が発生しました。 OSのシステムパラメーターを見直してください。
0000000029 ファイルがありません。 組み込みDB環境構築時に指定したディレクトリに,システムファイルがあるか確認してください。
0000000030 UNIX版の場合はキャラクタ型スペシャルファイルのオープン数オーバー,Windows版の場合はファイルのオープン数オーバーが発生しました。 OSのシステムパラメーターを見直してください。
0000000031 ファイル名が不正です。 次に示す原因が考えられます。
  • ファイル名に使用できない文字を指定しています。
  • ファイル名の長さが制限値を超えました。
組み込みDB環境構築時に指定したディレクトリ名称を確認してください。
0000000037 ファイルがありません。 組み込みDB環境構築時に指定したディレクトリに,システムファイルがあるか確認してください。
 

KFPS01150-E


Auto log unload service terminated. server=aa....aa:create dir=bb....bb:reason=cccc  (L)

aa....aaサーバで自動ログアンロード機能を停止しました。

aa....aa:組み込みDBサーバ名

bb....bb:アンロードログファイル作成ディレクトリ名

cccc:障害の内容を表す理由コード
1660:全アンロードログファイル作成ディレクトリでシステムログファイルのアンロード処理に失敗しました。
1661:自動ログアンロード処理のプロセス生成に失敗しました。
1664:作成しようとしたアンロードログファイルがほかのプロセスで使用中です。

(S)
処理を続行します。

[対策]
次に示すどれかの処置をしてください。
  • 理由コードが1660の場合
    アンロードログファイル作成ディレクトリの空きディスク容量が不足しているか,またはディスク障害が発生しています。空きディスク容量を確保するか,またはディスク障害を回復してください。そのあと,ajsembdboplog -rコマンドを実行するか,または組み込みDBを再度正常開始して自動ログアンロード機能を再開してください。
  • 理由コードが1661の場合
    サーバマシンで実行できるプロセスの最大実行数を確認して不要なプロセスを終了してください。また,メモリなどのシステムリソースに空きがあるかを確認してください。
  • 理由コードが1664の場合
    アンロードログファイル作成先ディレクトリ内のファイルを操作しているプロセスがあるかどうかを確認してください。そのあと,ajsembdboplog -rコマンドを実行するか,または組み込みDBを再度正常開始して自動ログアンロード機能を再開してください。
  • 上記以外の場合
    次に示す資料を取得して保守員に連絡してください。
    ・組み込みDB運用ディレクトリ/spoolまたは組み込みDB運用ディレクトリ\spool下の全ファイル
    ・システム定義ファイル
    ・syslog(Windows版の場合はイベントログ)
    ・ajsembdbstatus -lコマンドの実行結果

KFPS01153-I


Auto log unload service restart. server=aa....aa:create dir=bb....bb:reason=cccc  (L)

組み込みDBの自動ログアンロード機能を再開します。

aa....aa:保守情報

bb....bb:アンロードログファイル作成ディレクトリ名

cccc:理由コード
1662: ajsembdboplog -rコマンドを実行して自動ログアンロード機能を再開しました。

(S)
処理を続行します。

KFPS01154-I


Auto log unload service stopped. server=aa....aa:create dir=bb....bb:reason=cccc  (L)

組み込みDBの自動ログアンロード機能を停止しました。

aa....aa:保守情報

bb....bb:アンロードログファイル作成ディレクトリ名

cccc:理由コード
1662: ajsembdboplog -tコマンドを実行して自動ログアンロード機能を停止しました。

(S)
処理を続行します。

KFPS01200-E


Failure to open aaaa(xx....xx)log file. element file: bb....bb, system A/B: c,reason code=dddd-ee  (L)

組み込みDBシステムファイルのオープンに失敗しました。

aaaa:ファイル種別
sys:システムログファイル

xx....xx:保守情報

bb....bb:ファイル名

c:系種別
a:A系
b:B系

dddd:理由コード

ee:保守情報

理由コードと対策を表に示します。

(S)
障害が発生したファイルを閉塞し,処理を続行します。

[対策]
理由コード一覧を見て対策してください。
理由コード 意味 組み込みDBシステム管理者の処置
101 メモリー不足が発生しました。 メモリーの再見積もりをしてください。
201 ファイル名が不正です。 次の原因が考えられます。
  • ファイル名に使用できない文字を指定しています。
  • ファイル名の長さが制限値を超えました。
ファイル名を正しく指定し直し,再度コマンドを実行してください。
202 指定したファイル名がRAWファイルではありません。またはこのファイルに対応する装置がありません。 組み込みDB環境構築時の内容を見直してください。
203 組み込みDBシステムファイルがありません。
207 ファイルのオープン数オーバーが発生しました。 OSのシステムパラメーターを見直してください。
208 アクセス権限がありません。 組み込みDB環境構築時に指定したディレクトリおよび作成されているシステムファイルに,アクセス権限があるか確認してください。
209 入出力エラーが発生しました。 ディスク障害などのOS上の障害が発生していないか確認してください。組み込みDB環境構築時に指定したディレクトリにアクセスできるか確認してください。
210 組み込みDBのシステムファイルが不整合となっています。 組み込みDB環境を再構築してください。再構築してもエラーの要因が取り除けない場合は,保守員に連絡してください。
211 アクセス権限がありません。 組み込みDB環境構築時に指定したディレクトリおよび作成されているシステムファイルに,アクセス権限があるか確認してください。
212 ファイルがありません。 組み込みDB環境構築時に指定したディレクトリに,システムファイルがあるか確認してください。
218
219
指定されたファイルはログファイルとして使用できないファイルです。 別のファイルを使用してください。新たにファイルが必要な場合は,ajsembdbaddlogコマンドで追加してください。
220 指定されたファイルはログファイルではありません。 組み込みDB環境構築時の内容を見直してください。
221 ロックセグメント不足が発生しました。 OSのシステムパラメーターを見直してください。
222 排他エラー(ほかのプロセスで使用中)が発生しました。
  • しばらく待ってから再度実行してください。
  • クラスタ構成時には,実行系および待機系の両方から共有ディスク上のシステムファイルにアクセスしていないか確認してください。
 

KFPS01202-E


Failure to write to aaaa(xx....xx) log file. element file: bb....bb, system A/B: c,reason code=dddd-ee  (L)

組み込みDBシステムファイルの書き込みに失敗しました。

aaaa:ファイル種別
sys:システムログファイル

xx....xx:保守情報

bb....bb:ファイル名

c:系種別
a:A系
b:B系

dddd:理由コード
209:入出力エラーが発生しました。

ee:保守情報

(S)
障害となったファイルを閉塞し,処理を続行します。

[対策]
次に示す処置をしてください。
  • 理由コードが209の場合
    ディスク障害などのOS上の障害が発生していないか確認してください。組み込みDB環境構築時に指定したディレクトリにアクセスできるか確認してください。

KFPS01228-W


Error occurred aaaa(bb....bb) log for waiting syncpoint acquisition opportunities. reason code=cccc  (L)

組み込みDBの内部処理完了待ちで,タイムアウトが発生しました。

aaaa:保守情報

bb....bb:保守情報

cccc:保守情報

(S)
処理を続行します。

[対策]
ajsembdbbackupコマンド実行時にこのメッセージが出力された場合は,しばらく待ってから再度実行してください。再度実行してもこのメッセージが出力される場合,またajsembdbbackupコマンド実行時以外に出力された場合には,保守員に連絡してください。

KFPS01251-E


aaaa(xx....xx) log file group bb....bb is in invalid state; change file group state.  (L)

aaaa(xx....xx)のログファイルグループbb....bbは,状態が不正です。ファイルグループの状態を変更してください。

このログファイルグループは前回オンラインで障害が発生したため,ログファイルグループの状態が不正です。この状態のままでは,ログ情報を取得できません。ajsembdboplogコマンドの-g,-oオプションでログファイルのアンロードを実行してください。これによって,ログファイルグループの状態がアンロード済みに変更されます。

aaaa:ログファイル種別

sys:システムログファイル

xx....xx:HiRDBのサーバ名

bb....bb:ログファイルグループの状態が不正なログファイルグループ名

(S)
ログサービス機能の開始処理を続行します。

(O)
ajsembdboplogコマンドを実行してログ情報を取得してファイルグループ状態を変更してください。ajsembdboplogコマンドについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド ajsembdboplog」を参照してください。

KFPS01271-I


Unloading comleted. generation number=aa....aa, start block number=bb....bb, end block number=cc....cc  (E+L)

アンロードが終了しました。アンロードしたブロック番号の範囲を示します。

aa....aa:アンロード元ログファイルグループの世代番号

bb....bb:アンロード済み先頭ブロック番号

cc....cc:アンロード済み最終ブロック番号

cc....ccは,アンロードしたログブロックがない場合,「********」が表示されます。なお,このメッセージは自動ログアンロード機能使用時にだけ表示されます。

KFPS01277-E


Log point information is invalid. info=aaaa  (L)

組み込みDBのリストア時に環境の不正を検知しました。

aaaa:保守情報

(S)
処理を続行します。

[対策]
次に示す項目について,調査および対策を実施してください。
  1. ajsembdbrstrコマンドに指定したバックアップファイルが誤っていないか確認してください。
  2. バックアップ時点以降のシステムログが,上書きまたは削除などによって失われていないか確認してください。失われている場合には,ajsembdbrstrコマンドの-lrオプション指定によるリストアを実施することができません。
  3. 上記に該当しない場合は,保守員に連絡してください。

KFPS01278-W


Failure to processing log file group. type:aaa(bb....bb),file group:cc....cc,reason code=dddd-ee  (L)

bb....bbサーバが使用するcc....ccログファイルグループは,ddddに示す理由でファイルの状態を参照できないため,処理対象から除外します。

aaa:ログ種別(sys,またはlar)

bb....bb:組み込みDBサーバ名称

cc....cc:ファイルグループ名称

dddd:理由コード
209:ログファイルの入出力エラー
213:ログファイルのオープンエラー
215:ログファイルの入力不可
222:ほかのプロセスでこのファイルグループを使用中
1601:対象ログファイルなし

ee:システム保守情報

(S)
処理を続行します。該当するログファイルグループは,処理の対象から除外します。

(O)
該当するログファイルを使用していない場合,特に問題ありません。
  • ajsembdbrstrコマンド実行時
    バックアップ取得から現在までの間に該当するログファイルを使用している場合,データベースが正しく回復できないことがあります。KFPS01279-Wメッセージが出力されている場合,その内容も考慮し,管理者に連絡して対策したあとに再度実行してください。
  • それ以外の場合
    理由コードに従って対策をしたあとに再度コマンドを実行してください。また,KFPS01279-Wメッセージが出力されている場合は,メッセージで出力された障害を対策したあとに再度コマンドを実行してください。

[対策]
該当するログファイルがajsembdbrstrコマンドの実行に不要な場合,特に問題ありません。該当するログファイルが上記コマンドの実行に必要な場合,次に示す項目について,調査および対策を実施してください。
  1. 該当するログファイルグループに障害が発生した,または該当するログファイルグループをオンラインで使用後,初期化している場合,ログファイルが回復できる場合,回復後に再度実行してください。
  2. サーバ定義中のログファイルに関する記述が誤っていないかを確認し,誤っている場合には,正しく訂正したあとに再度実行してください。
  3. 上記に該当しない場合は,保守員に連絡してください。

KFPS01279-W


Unable to use log file. element file:aa....aa, system A/B:b,reason code=cccc-dd  (L)

aa....aaログファイルは,ccccに示す理由でファイルの状態を参照できません。処理対象から除外します。

aa....aa:ログファイル名称

b:障害が発生した系(a,またはb)

cccc:理由コード

dd:システム保守情報

(S)
処理を続行します。該当するログファイルは,処理の対象から除外します。

(O)
該当するログファイルを使用していない場合,特に問題ありません。このメッセージの直後に,該当するログファイルが属するファイルグループについてKFPS01278-Wメッセージが出力されていない場合,問題ありません。上記に該当しない場合,理由コードの内容から原因を調査し,管理者に連絡してください。

[対策]
該当するログファイルがajsembdbrstrコマンドの実行に不要な場合,特に問題ありません。該当するログファイルが上記コマンドの実行に必要な場合,理由コードの内容から原因を調査し,KFPS01278-Wに記述した内容に従って回復して,再度実行してください。理由コードを次に示します。
理由コード 意味 オペレータの処置 組み込みDBシステム
管理者の処置
101 メモリー不足が発生しました。 現在実行中のプロセスの終了を待って,再度コマンドを実行してください。 メモリーの見積もりをし直してください。
201 ファイル名が不正です。 次に示す原因が考えられます。
  • パス名に使用できない文字を指定しています。
  • 組み込みDBファイル名の長さが制限(30文字)を超えました。
ファイル名を正しく指定し直し,再度コマンドを実行してください。
202 指定したパスの 組み込みDBファイルシステム領域名が, 組み込みDBファイルシステム領域ではありません。 指定したパスの 組み込みDBファイルシステム領域名を見直して,再度コマンドを実行してください。 pdlogadpfオペランドのファイルの指定を見直してください。
203 指定したパスの装置が組み込みDBファイルシステム用に初期化されていません。
207 指定したパスの 組み込みDBファイルシステム領域のオープンで,上限値オーバが発生しました。
208 指定したパスの 組み込みDBファイルシステム領域に対し,アクセス権限がありません。 組み込みDBファイルのアクセス権限について確認してください。 pdlogadpfオペランドのファイルの指定を見直してください。
209 入出力エラーが発生しました。 入出力エラーが発生した原因を調査し,対策してください。
210 組み込みDBファイルシステムのバージョンが一致していません。 pdlogadpfオペランドのファイルの指定を見直してください。
211 指定したファイルに対するアクセス権限がありません。 ログのアクセス権限について確認してください。
212 指定したファイルがありません。 pdlogadpfオペランドのファイルの指定を見直してください。
221 ロックセグメント不足が発生しました。 OSのシステム起動時に,指定したレコードロックセグメント数を見直してください。
222 該当するシステムログファイルはほかのプロセスで使用中です。 該当するシステムログファイルまたはそのファイルグループの運用状態を確認し,再度コマンドを実行してください。
603 ファイル上の管理情報が破壊されています。 このファイルを初期化してください。
605 ファイル上のファイル構成が現ファイル構成と異なります。ファイル構成を変更したおそれがあります。 組み込みDBシステム管理者に連絡し,ファイル構成を変更していないか確認してください。ファイル構成を変更していない場合は,このファイルを初期化してください。 定義を調べ,該当するファイルを使用するファイルグループ,およびシステムログファイルを変更していないかどうか,確認してください。ファイル構成を変更している場合,定義上のファイル構成を元に戻してください。
1607 ファイルは組み込みDBで未使用です。 該当するファイルグループを見直してください。

(凡例)−:該当しません。


KFPS01286-E


Unable to perform swapping because no standby log file group is available.  (E)

交代用ログファイルグループがないため,スワップできません。

(S)
スワップコマンドを中止します。

(O)
ajsembdboplogコマンドを実行してログファイルグループをアンロード済み状態にし,交代先を用意してください。または,ajsembdbaddlogコマンドでログファイルグループを追加してください。その後,必要に応じて再度コマンドを実行してください。
ajsembdboplogコマンドおよびajsembdbaddlogコマンドについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド ajsembdboplog」およびマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド ajsembdbaddlog」を参照してください。

KFPS01801-E


Unable to start HiRDB unit due to improper operational environment. reason code=aa....aa  (E)

組み込みDBの動作環境が整っていないため開始できません。

aa....aa:理由コード

(S)
組み込みDBの開始処理を中断します。

[対策]
次に示す対策をしたあとに組み込みDBを開始してください。
理由コード 原因 対策
MEMORY プロセス固有メモリーまたは共有メモリーが不足しています。 SHM_EINVAL,SHM_ENOMEM,およびSHM_ENOSPCの説明を参照してください。
PAUSE 組み込みDBの処理を続行できないエラーが発生しています。 コマンド入力画面,およびsyslogファイル(またはイベントログ)に出力されているほかのメッセージを参照してください。
PROGRAM 前提製品がありません。 前提製品をインストールしてください。
RPL_FILE JP1/AJS2 - Datareplicatorとのデータ連動用連絡ファイルがないか,アクセス権限がないか,または内容が不正です。 JP1/AJS2 - Datareplicatorのデータ連動用連絡ファイルの障害を回復してください。
RPL_INSTALL 次に示す要因が考えられます。
  • JP1/AJS2 - Datareplicatorをインストールしているディスクに障害が発生しているなど,JP1/AJS2 - Datareplicatorのインストールディレクトリが参照できない障害が発生しています。
  • JP1/AJS2 - Datareplicatorがインストールされていません。
次に示す項目について確認し対策してください。
  • JP1/AJS2 - Datareplicatorをインストールしているディスクに障害が発生しているなど,JP1/AJS2 - Datareplicatorのインストールディレクトリが参照できない障害が発生していないか確認してください。障害がある場合は,原因を取り除いてください。
  • JP1/AJS2 - Datareplicatorがインストールされているか確認してください。インストールされていない場合は,JP1/AJS2 - Datareplicatorをインストールしてください。
RPL_STOP JP1/AJS2 - Datareplicatorが組み込みDBとのデータ連動を中止しています。 データ連動が中止した原因を調査して問題を取り除いてください。
SETUP 組み込みDBがOSに登録されていません。Windows版の場合は組み込みDBのサービスが停止しています。 UNIX版の場合は,ajsembdbbuildコマンドで組み込みDBをOSに登録してください。Windows版の場合は,組み込みDBのサービスを開始してください。
SHM_EINTR 共有メモリーの確保処理を実行中にシグナルを受けました。 シグナル発生要因を調査し対策したあとに,再度組み込みDBを開始してください。
SHM_EINVAL 共有メモリーサイズがシステムの上限値を超えました。Windows版の場合,組み込みDBインストールドライブの容量不足によって,共有メモリー用の作業ファイルが確保できません。 システムの共有メモリーセグメントの最大サイズを大きくしてください。Windows版の場合,組み込みDBのインストールドライブに,共有メモリーサイズ以上の空き容量を確保してください。
SHM_EMFILE オープンしているファイル数がシステムでオープンできるファイル数を超えました。 オープンしているファイル数を減らしてください。または,オープンできるファイル数を増やしてください。
SHM_ENOMEM 共有メモリーサイズに相当するメモリーがシステム上にありません。 システム上の実メモリーを増やしてください。
このメッセージの前後にKFPO00107-E,KFPO00113-Eメッセージが出力されている場合は,これらのメッセージも参照してください。
SHM_ENOSPC UNIX版の場合,共有メモリー識別子の数がシステムで定義されている最大値を超えました。Windows版の場合,組み込みDBのインストールドライブに,共有メモリーを確保するだけのディスク容量がありません。 UNIX版の場合,共有メモリー面数を減らしてください。または,共有メモリー識別子の最大数を大きくしてください。
Windows版の場合,このメッセージの前後にKFPO00107-E,KFPO00113-Eメッセージが出力されている場合は,これらのメッセージを参照してください。
SHM_EOVER 内部矛盾が発生しました。 保守員に連絡してください。
SHM_CALC*** 内部矛盾が発生しました。***は任意の文字列(保守情報)です。 保守員に連絡してください。
 

KFPS01819-I


Server aa....aa failed information. process ID=bb....bb, C-PID=cc....cc(dd....dd), TIME=eeffgg, PROGRAM=hh....hh  (L)

組み込みDBの保守情報を示します。

aa....aa:保守情報

bb....bb:保守情報

cc....cc:保守情報

dd....dd:保守情報

eeffgg:保守情報

hh....hh:保守情報

(S)
処理を続行します。

KFPS01820-E


Server aa....aa failed. process ID=bb....bb, service group name=cc....cc, run mode=dd....dd, critical state=e,critical mask=ff....ff, end state=gg....gg, server type=hhh  (E+L)

サーバaa....aaが停止しました。次の状態を検出しています。

gg....ggの値 説明
007f
0009
サーバプロセスの強制終了要求を受け付けました。ajsembdbcancelコマンドを実行した場合には,このメッセージが出力されます。このメッセージの前後に出力されているメッセージなどから,プロセスが強制停止要求を受けた原因(ajsembdbcancelコマンドの実行を含む)を調査し,必要に応じて対処してください。
0003
0083
サーバプロセスの強制終了要求を受け付けました。実行したトランザクションの状態,このメッセージの前後に出力されているメッセージなどから,プロセスが強制停止要求を受けた原因を調査し,必要に応じて対処してください。
0006
0086
0100
0800
処理中に異常を検知したため,組み込みDBプロセスが異常終了しました。このメッセージの前後に出力されているメッセージなどから,異常終了した原因を調査し,必要に応じて対処してください。
8000 メモリー不足によって,プロセスの起動失敗,またはプロセスが異常終了しました。次のどれかの方法で対策してください。
  • 同一サーバマシン内で稼働しているほかのプロセスの数を減らしてください。
  • スワップ領域を増やしてください。
  • 実メモリを増設してください。
  • Windows版の場合,デスクトップヒープ指定値を見直してください。
c000 connectシステムコールを発行しましたが,接続先がダウンしているか,またはネットワーク障害によって接続できませんでした。
c100 2回目以降のSQLの応答送信時に送信先がダウンしているか,またはネットワーク障害によって送信できませんでした。
c200 組み込みDBクライアント側に制御があって,トランザクション中に組み込みDBクライアントのタイムアウトを検知しました。
c300 通信処理中に通信相手に異常が発生し相手通信ソケットがクローズされました。
c400 クライアント側に制御があって,トランザクション中でない場合に,クライアントのタイムアウトを検出しました。または,Windows版組み込みDBクライアントの接続中に組み込みDBシステムで設定しているpd_watch_pc_client_timeのタイムアウトを検出しました。
c500 サーバ起動時に,スペシャルファイル(FIFO)が取得できませんでした。
c600 組み込みDBで同時に処理できるトランザクション数の上限を超えました。ロールバックが多発していることが考えられるため,ロールバックの完了を待ってUAPを再度実行してください。
c700 組み込みDBでSQL実行中にSQL要求元のクライアント(JP1/AJS2スケジューラーサービスプロセス)の異常終了を検知しました。
c800 該当するサーバとシステムマネジャとの間でネットワーク障害が発生していたため,SQLの要求送信に失敗しました。
c900 2回目以降のSQLの要求受信時に,送信元とシステムマネジャとの間でネットワーク障害が発生していたため,SQLの要求受信に失敗しました。
d000 トランザクション処理中に親プロセスが強制終了したため,子プロセスを強制終了させました。
d100 UAPの処理が,クライアント環境定義PDSWAITTIMEおよびPDSWATCHTIMEで設定した監視時間内に終了しないため,サーバの処理を中断しました。または,pdcancelコマンドが実行されたため,関連するサーバの処理を中断しました。
d300 異常を検知したが,pd_dump_suppress_watch_timeオペランドの指定が有効なため,トラブルシュート情報を出力しないで終了しました。
d500 トランザクションの決着処理中にエラーが発生しました。
000f
ff00
組み込みDBのサーバプロセスをOSのkillコマンドで強制停止しました。
008b 組み込みDBの稼働中にOSのスタックオーバフローが発生したおそれがあります。スタックオーバフローが発生する原因と対策を次に示します。
原因1
次に示す原因が考えられます。
  • 呼び出しを多数行ったり,無限に繰り返したりするユーザー定義ルーチンを実行した
原因1の対策
  • カーネルパラメーターmaxssizの値を見直して,スタックサイズを増やしてください。
原因2
OSのメモリー不足が発生したため,スタック拡張に失敗しました。
原因2の対策
不要なプログラムを終了してメモリーの空き容量を増やしてください。

aa....aa:停止したサーバ名

bb....bb:停止したサーバのプロセスID

cc....cc:停止したサーバのサービスグループ名

dd....dd:停止直前のサーバの走行モード
PDBSV:組み込みDBサーバ
PDBSYS:組み込みDB処理中

e:
N:クリティカル状態ではありません。
Y:クリティカル状態です。
組み込みDBは,複数プロセスで情報を共有するため,共有メモリー上の管理テーブルを参照・更新します。このとき,共有メモリーを更新中のプロセスが異常終了すると,テーブル情報が不整合となり,他プロセスを含めた後続の処理ができなくなるため,このような処理区間(これをクリティカル区間と呼んでいます)での強制終了をできるだけ抑止します。また,この区間での異常終了を抑止できない障害の場合,組み込みDBは終了し,再開始時にテーブル情報の整合性を回復します。

ff....ff:クリティカル情報

gg....gg:wait(2)で返されるプロセス終了状態(組み込みDBのコマンドの場合は,****を表示します)。

hhh:サーバ種別(組み込みDBサーバ以外のときは,***を表示します)

(S)
エラーの起きたサーバの処理を終了してから,必要であれば,サーバを再度起動します。

[対策]
このメッセージの前に出力されたメッセージ,またはトラブルシュート情報(ダンプ,トレースなど)に従って,サーバの停止要因を調査し,対策してください。そのあと,必要であれば,サーバを再度起動してください。なお,gg....ggがc000,c100,c200,c300,c400,c500,c600,c700,c800,c900,d000,d100,d200,d300,およびd500の場合は,トラブルシュート情報は出力されません。

KFPS01826-I


HiRDB dir = aa....aaHiRDB vrs = bb....bbunit run ID = cc....ccHiRDB ID = ddddunit ID = eeee  (L)

組み込みDBの環境を表示します。

aa....aa:組み込みDB運用ディレクトリ名

bb....bb:組み込みDBのバージョン

cc....cc:保守情報

dddd:保守情報

eeee:保守情報

(S)
処理を続行します。

KFPS01829-E


aa....aa invalid; stops unit startup  (E)

組み込みDBを正常停止しないで,aa....aaの内容が変更されました。

aa....aa:変更内容
System Version:組み込みDBのバージョン

(S)
組み込みDBの開始処理を中断します。

[対策]
System Version:組み込みDBのバージョンを変更前に戻してから一度組み込みDBを起動し,そのあと正常停止してください。次に組み込みDBのバージョンを変更してから,再度組み込みDBを起動してください。

KFPS01832-I


Data replication restart. unit ID=aa....aa, reason code=bb....bb   (E+L)

JP1/AJS2 - Datareplicator連携を再開始しました。

aa....aa:保守情報

bb....bb:理由コード
STATUS:JP1/AJS2 - Datareplicatorのデータ連動用連絡ファイルが初期化または障害が発生,または組み込みDBのシステムファイルが初期化または障害が発生しました。

(S)
JP1/AJS2 - Datareplicator連携をいったん停止したあと,再開始します。

[対策]
必要であれば,JP1/AJS2 - Datareplicatorのデータ連動用連絡ファイルの初期化および反映側のデータベースを再作成してください。

KFPS01851-E


Server aa....aa initialization error occurred; return code=bb....bb  (E+L)

組み込みDBの開始時に初期化エラーが発生しました。

aa....aa:保守情報

bb....bb:保守情報

(S)
組み込みDBが異常終了します。

[対策]
再度組み込みDBを開始してください。再度組み込みDBを開始してもこのメッセージが出力される場合は保守員に連絡してください。

KFPS04619-E


Unable to execute aa....aa command due to HiRDB unit not offline or not terminate normally  (S+R)

組み込みDBが停止状態でないため,aa....aaコマンドを実行できません。

aa....aa:コマンド名

(S)
処理を終了します。

[対策]
コマンド実行時,組み込みDBが稼働中(開始・終了処理中も含みます)であることが考えられます。このような状態でこのコマンドを実行できません。
組み込みDBが稼働中の場合は,ajsembdbstopコマンドで組み込みDBを正常停止してから再度実行してください。そうでない場合は,一度組み込みDBを開始したあと,ajsembdbstopコマンドで組み込みDBを正常停止してから再度実行してください。

UNIX版限定の注意事項
ajsembdbunsetコマンドの場合,組み込みDBが異常終了,またはajsembdbstop -fコマンドによって強制停止している場合は入力できません。

KFPS05120-W


Waiting for UAP and/or utility disconnect in HiRDB unit aaaa, current connect user count = bbb  (L)

UAPまたはユティリティの終了を待ち合わせています。

aaaa:終了を待ち合わせているユニット識別子

bbb:終了を待ち合わせている接続ユーザー数

(S)
処理を続行します。このあと,新たなユーザーは組み込みDBに接続できません。UAPまたはユティリティの処理が終了するまで組み込みDBの終了処理を保留します(15分間)。UAPまたはユティリティの処理が終了すると,組み込みDBの終了処理を開始します。
組み込みDBに接続しているユーザーの詳細情報を接続ユーザー情報ファイル(組み込みDB運用ディレクトリ/spool/cnctusrinfまたは組み込みDB運用ディレクトリ\spool\cnctusrinf)に出力します。また,コマンドの実行結果を接続ユーザー詳細ファイル(組み込みDB運用ディレクトリ/spoolまたは組み込みDB運用ディレクトリ\spool下にあるcnctusrdtl)に出力します。
また,このメッセージの出力時刻前後に,実行中のUAPまたはユティリティが停止した場合,これらの情報は組み込みDBに接続しているユーザーの詳細情報に含まれないことがあります。

(O)
接続ユーザー情報ファイル(組み込みDB運用ディレクトリ/spool/cnctusrinfまたは組み込みDB運用ディレクトリ\spool\cnctusrinf)に出力された情報を参照して,接続しているユーザーを調べて対処してください。それでも,接続しているユーザーが分からない場合は,接続ユーザー詳細ファイル(組み込みDB運用ディレクトリ/spool/cnctusrdtlまたは組み込みDB運用ディレクトリ\spool\cnctusrdtl)に出力された情報を参照して,接続しているユーザーを調べて対処してください。
接続ユーザー情報ファイルの出力例を次に示します。
出力例
UNIT ID : M350(173420)
UID  PID    GID  SVID  TIME   PROGRAM
C-GRP  C-PID  C-IP
334  22118  300  fes1  173330 uap00
WS     22205  172.17.32.37

UNIT ID:
ユニット識別子およびcnctusrinfファイル作成時刻(時分秒)を表示します。

UID:
組み込みDBに接続中のユーザーのユーザーIDを表示します。

PID:
組み込みDBに接続中のユーザーのプロセスIDを表示します。

GID:
組み込みDBに接続中のユーザーのグループIDを表示します。

SVID:
ユーザーが接続しているサーバのサーバ名を表示します。
組み込みDBのサーバプロセス起動直後には,空白が表示される場合があります。

TIME:
組み込みDBがサービスの要求を受け付けた時刻(時分秒)を表示します。ユーザーが接続していないサーバについては999999を表示します。

PROGRAM:
接続プロセス名が表示されます。
  • JP1/AJS2のコマンド,またはデーモンの名称を30文字以内で出力します。一部,組み込みDB用のコマンドを実行すると,実行したコマンド名称以外が出力されることがあります。
  • 組み込みDBのサーバプロセス起動直後には,「******」が表示される場合があります。

C-GRP:
常に空欄となります。

C-PID:
クライアントのプロセスIDを表示します。

C-IP:
クライアントのIPアドレスを表示します。

KFPS05201-Q


Dictionary not initialized; enter pdinit command  (L+S)

組み込みDBシステムのディクショナリの初期化が完了していません。pdinitコマンドを入力してディクショナリを初期化してください。

(S)
pdinit -dコマンドでディクショナリの初期化が完了するのを待ちます。

[対策]
pdinitコマンドは組み込みDBが実行するため,対処の必要はありません。

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