JP1/Automatic Job Management System 2 連携ガイド
JP1/AJS2のアクションとして,MSMQに送信するメッセージを指定します。
MSMQメッセージ送信パラメーターで指定した情報を基に,メッセージを作成し,メッセージキューへ送信します。送信先のキューは,パス名かラベル名で指定します。ラベル名で指定した場合には,同じラベル名の複数のメッセージキューに対して送信できます。
送信したメッセージがMSMQに受け付けられた時点で,メッセージの送信アクションは終了します。
- <この項の構成>
- (1) MSMQメッセージ送信の定義方法
- (2) 送信するMSMQメッセージの形式
MSMQメッセージ送信をJP1/AJS2のアクションとして実行できるようにするには,MSMQメッセージ送信パラメーターを指定します。
MSMQメッセージ送信の定義方法は,次の2種類があります。
- JP1/AJS2 - Viewの[ジョブネットエディタ]ウィンドウでMSMQ送信アクションジョブを定義する。
- ユニット定義ファイルに必要な情報を定義し,ajsdefineコマンドで定義する。
メッセージ送信パラメーターには,次の項目を指定します。
- 送信先キューパス名
- 相互関係
- 配信制限時間
- 保持時間
- 配信モード
- 優先順位
- ジャーナルキュー
- 配信不能メッセージキュー
このほか,必要に応じてメッセージラベルなどを指定します。
送信するMSMQメッセージに設定できる値と属性を次の表に示します。
表3-14 MSMQメッセージの送信時に設定される値
属性名 内容 設定される値 PROPID_M_APPSPECIFIC アプリケーション情報 [アプリケーション情報]に指定した,0〜FFFFFFFFまでの16進整数値。 PROPID_M_BODY メッセージ本文 [本文ファイル名]に指定したファイルの内容。 PROPID_M_BODY_SIZE メッセージ本文サイズ [本文ファイル名]に指定したファイルのサイズ。 PROPID_M_BODY_TYPE メッセージ本文タイプ [本文タイプ]に指定した,0〜FFFFFFFFまでの16進整数値。 PROPID_M_CORRELATIONID 相互関係 [相互関係]に指定した,20バイトまでの文字列。 PROPID_M_DELIVERY 配信モード [配信モード]で定義した配信モード。
MQMSG_DELIVERY_EXPRESS(高速モード)
MQMSG_DELIVERY_RECOVERABLE(回復可能モード)PROPID_M_JOURNAL メッセージ送信後行き先オプション [ログ]チェックボックスの設定内容。送信後のメッセージを保存するかどうかを指定する。
MQMSG_DEADLETTER(配信不能メッセージキュー)
MQMSG_JOURNAL(ジャーナルキュー)
MQMSG_JOURNAL_NON(チェックなし)PROPID_M_LABEL メッセージラベル [メッセージラベル]に指定したラベル名。250文字までのユニコードキャラクター(終端のNULL文字を含む)。 PROPID_M_PRIORITY 優先順位 [優先順位]に指定した,0〜7までの整数値。 PROPID_M_TIME_TO_BE_RECEIVED 保持時間 [保持時間]に指定した,10進数整数。 PROPID_M_TIME_TO_REACH_QUEUE 配信制限時間 [配信制限時間]に指定した,10進数整数。
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