JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド

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13.4.25 [詳細定義−[ログファイル監視]−[ログファイル動作定義]]ダイアログボックス

[詳細定義−[ログファイル監視]−[ログファイル動作定義]]ダイアログボックスでは,ログファイルの出力形式を指定します。

[詳細定義−[ログファイル監視]−[ログファイル動作定義]]ダイアログボックスを次の図に示します。

図13-131 [詳細定義−[ログファイル監視]−[ログファイル動作定義]]ダイアログボックス

[図データ]

表示項目について説明します。

[ログファイル動作定義]
ログファイルの動作についての定義をします。

[ログファイル出力形式]
ログファイルを出力する形式を選択します。デフォルトは空白です。この項目を省略した場合,[SEQ]が仮定されます。また,この項目に[SEQ]を指定して,退避,回復を行う,またはajsprintコマンドでユニット定義情報ファイルに出力すると,省略されて空白になります。
選択できる形式を次に示します。
  • 空白
    [SEQ]を仮定します。指定されたファイルをシーケンシャルファイル形式として監視します。
  • [SEQ]
    指定されたファイルをシーケンシャルファイル形式として監視します。監視対象ファイルの名称が変更された場合,変更後のファイル名でログファイルを監視します。
  • [SEQ2]
    指定されたファイルをシーケンシャルファイル形式として監視します。監視対象ファイルの名称が変更された場合,変更前のファイル名と変更後のファイル名の両方でログファイルを監視します。ファイル名を2回変更する場合,2回目のファイル名変更は,1回目のファイル名変更後,[監視オプション]の[監視間隔]で指定する時間が経過してから行ってください。この時間が経過しないうちに2回目のファイル名変更を行うと,1回目のファイル名変更は認識されません。なお,[SEQ2]は,実行ホストに指定したホストのOSがUNIX環境の場合はJP1/BaseおよびJP1/AJS2がそれぞれ07-00以降,Windows環境の場合はJP1/Baseが08-10以降,JP1/AJS2が08-00以降の場合に使用できます。
  • [WRAP1]
    指定されたファイルをラップアラウンド形式(ラップ時,データを常にファイルの先頭から上書きする方式)として監視します。
  • [WRAP2]
    指定されたファイルをラップアラウンド形式(ラップ時,データをすべて消したあとデータを書き込む方式)として監視します。ファイルを削除する,または名称を変更して作成し直す運用の場合,WRAP2として適用できません。

[レコード形式]
トラップするログデータのレコード形式を選択します。デフォルトは[可変長]です。選択できる形式を次に示します。
  • [可変長]
    行の終了文字を「’任意の文字列’」の形式で,3〜4バイト以内で指定します。デフォルトは空白です。[詳細定義−[ログファイル監視]−[ログファイル動作定義]]ダイアログボックスでは,「任意の文字列」を1〜2バイト以内で指定します。この項目の指定を省略すると,「\n」が仮定されます。
  • [固定長]
    レコード長を指定します。指定できる値は,1〜9,999,999です。デフォルトは空白です。[固定長]を選択した場合,必ずレコード長を指定します。レコード長の指定を省略すると,[可変長]で行の終了文字に「\n」が仮定されます。

[ヘッダー指定]
トラップするログファイルのヘッダー形式を選択します。デフォルトは[ヘッダー行数]です。選択できる形式を次に示します。
  • [ヘッダー行数]
    トラップするログファイルにヘッダーがある場合,ヘッダーの行数を指定します。指定できる値は,0〜99,999です。デフォルトは空白です。
  • [ヘッダーサイズ]
    トラップするログファイルに行数で指定できないヘッダーがある場合,ヘッダーのサイズを指定します。指定できる値は,0〜9,999,999です。デフォルトは空白です。

[監視オプション]
ログファイル監視のオプション情報を指定します。
  • [監視間隔:]
    ログファイルを監視する時間間隔を秒単位で指定します。指定できる値は,1〜86,400です。デフォルトは空白です。この項目の指定を省略すると,10が仮定されます。
  • [監視開始時に先頭データから入力する]
    監視開始時にログファイルを先頭データから入力するかどうかを選択します。デフォルトではチェックされていません。
  • [ファイルが存在しない場合にはエラーとする]
    ログファイルのトラップ時に,指定したログファイルがなかった場合,ログファイル監視を異常終了するかどうかを選択します。チェックしない場合,ログファイルが作成されるまで,指定した間隔でログファイルを繰り返し開きます。その後,ログファイルの監視を開始します。デフォルトではチェックされていません。
  • [イベントデータ長:]
    ログファイルの先頭データを,何バイトのイベントデータにするかを指定します。指定できる値は,2〜512です。デフォルトは空白です。この項目の指定を省略すると,512バイトが仮定されます。行の終了文字は終了記号「\0」に変更され,先頭からのバイトの指定には「\0」を含めます。

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