JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド
[壁紙の設定]ダイアログボックスでは,[ジョブネットエディタ]ウィンドウ,および[ジョブネットモニタ]ウィンドウのマップエリアの壁紙となる画像ファイルをユニットごとに設定します。[壁紙の設定]ダイアログボックスを次の図に示します。
図13-80 [壁紙の設定]ダイアログボックス
表示項目について説明します。
- ツリーエリア
- [ジョブネットエディタ]ウィンドウ,または[ジョブネットモニタ]ウィンドウのツリーエリアで選択したジョブネットが定義されているスケジューラーサービスと,その下位のユニットが階層表示されます。
- [ジョブネットエディタ]ウィンドウ,または[ジョブネットモニタ]ウィンドウで選択したジョブネットが選択された状態で表示されます。
- [上位の階層に依存する]
- 選択したユニットの上位ユニットに壁紙が設定されている場合,同じ画像ファイルを壁紙として設定するかどうかを指定します。別の画像ファイルを設定する場合は,チェックを外してください。デフォルトは,スケジューラーサービスを選択した場合はチェックなし,スケジューラーサービス以外のユニットを選択した場合はチェックありです。
- [ファイル名]
- 選択したユニットに設定する画像ファイルの絶対パスを指定します。255バイト以内の文字列で指定できます。入力できる文字種の制限はありません。拡張子が「.gif」,「.jpg」であるファイルだけ指定できます。[上位の階層に依存する]がチェックされていない場合だけ指定できます。チェックされている場合は,上位ユニットに設定されている画像ファイルの絶対パスが表示され,変更はできません。
- なお,[...]ボタンをクリックすると[ファイルの選択]ダイアログボックスが表示されます。[ファイルの選択]ダイアログボックスから画像ファイルを選択すると,[ファイル名]に絶対パスが表示されます。
- プレビューエリア
- [ファイル名]に指定された画像ファイルの確認表示のためのエリアです。[プレビュー]ボタンをクリックすると表示されます。画像ファイルのサイズがプレビューエリアよりも大きい場合,エリアのサイズに合わせて縮小表示されます。
- [プレビュー]ボタン
- [上位の階層に依存する]がチェックされていない場合だけ選択できます。[プレビュー]ボタンをクリックすると,[ファイル名]に指定されている画像ファイルがプレビューエリアに表示されます。
- [設定]ボタン
- ダイアログボックス表示項目の指定内容を設定します。設定された内容は,さらに[OK]ボタンをクリックすることで確定されます。
- [クリア]ボタン
- [ファイル名]に指定されている内容,およびプレビューエリアに表示されている内容を消去します。[上位の階層に依存する]がチェックされていない場合だけ選択できます。
- [最適化]ボタン
- ユニットの定義情報と画像ファイルの整合性をチェックし,必要のない情報を壁紙の設定から削除します。
- 注意事項
- 壁紙の設定内容は,JP1/AJS2 - Viewを起動しているホストごと,JP1ユーザーごと,かつ接続先ホストごとに管理されます。接続先ホストについては,同じ接続先ホストでも,ログイン時に[接続先ホスト]をホスト名で指定した場合とIPアドレスで指定した場合とでは,それぞれ別の設定として管理されます。
- 拡張子が「.gif」および「.jpg」以外のファイルは,指定できません。
- [ファイル名]を空白のまま設定した場合,[プレビューエリア]および[ジョブネットエディタ]ウィンドウ,[ジョブネットモニタ]ウィンドウのマップエリアには何も表示されません。半角スペースについても同様です。
- 設定した画像ファイルの大きさが[ジョブネットエディタ]ウィンドウ,[ジョブネットモニタ]ウィンドウのマップエリアより大きい場合,縮小表示されないため,画像の一部が表示されないことがあります。
- 上位ユニットの壁紙を変更した場合,[上位の階層に依存する]がチェックされている下位ユニットの壁紙についても変更されます。
- ユニットに関係なく,[ジョブネットエディタ]ウィンドウ,[ジョブネットモニタ]ウィンドウのマップエリアに共通の壁紙画像を設定する場合は,「10.5.5 マップエリアの背景イメージを変更する」を参照してください。
- カスタマイズによる壁紙の設定と[壁紙の設定]ダイアログボックスによる壁紙の設定が混在する場合は,[壁紙の設定]ダイアログボックスの設定が優先的に表示されます。
- 補足事項
- [ファイル名]に,存在しないイメージファイル名を指定して登録しておき,あとから指定したイメージファイルを追加できます。ただし,[プレビュー]ボタンをクリックした場合は,表示するイメージファイルがないためエラーになります。また,[設定]ボタン,および[OK]ボタンをクリックした場合は,壁紙として設定するかどうかを確認するメッセージダイアログボックスが表示されます。
- マネージャージョブグループ,マネージャージョブネットの[ジョブネットエディタ]ウィンドウ,[ジョブネットモニタ]ウィンドウのマップエリアに壁紙を設定する場合は,参照先ホストのマネージャーに接続して対象のユニットに壁紙を設定してください。
- リモートジョブネットの[ジョブネットモニタ]ウィンドウのマップエリアに壁紙を設定する場合は,参照先ホストのマネージャーに接続して対象のユニットに壁紙を設定してください。
- 一つの接続先ホストに対し,[壁紙の設定]ダイアログボックスで設定できる壁紙は最大10,000件です。
- 壁紙を設定すると接続先ホストごとに設定ファイルが作成され,ユニットと画像ファイルの関連づけについて定義されます。設定ファイルは,9,999個を超えるとエラーになります。
- すでに壁紙の設定ファイルが9,999個ある場合で,さらに新規の接続先ホストに対し壁紙を設定したいときは,接続先ホストと設定ファイル名を関連づけている管理ファイル(wallpaper.conf)を直接編集し,不要な設定ファイルを削除してください。
管理ファイル,および壁紙の設定ファイルは,次のフォルダまたはディレクトリに保存されています。
・Windows XP ProfessionalおよびWindows Server 2003の場合
JP1/AJS2 - Viewのインストール先フォルダ\conf\JP1ユーザー名\MapBackGround
・Windows VistaおよびWindows Server 2008の場合
%ALLUSERSPROFILE%\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2V\conf\JP1ユーザー名\MapBackGround
「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。
管理ファイルの直接編集の手順を次に示します。
- テキスト形式のファイルを編集できるエディターで管理ファイル(wallpaper.conf)を開く。
管理ファイルには,関連づけられた接続先ホストと設定ファイルが「接続先ホスト名(マシン名,またはIPアドレス)=設定ファイル名(wallpaper#nnnn.conf)」の形式で記述されています(nnnnは0001から9999までの値)。
- 不要な「接続先ホスト名=設定ファイル名」の記述を削除する。
- 管理ファイルを保存する。
管理ファイルは,保存されているフォルダまたはディレクトリ(MapBackGround直下)に,そのままの名称(wallpaper.conf)で保存します。
- 手順2で削除した設定ファイルを,MapBackGround直下から削除する。
- JP1/AJS2 - Viewを再起動する。
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