JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド
[詳細定義−[起動条件]]ダイアログボックスでは,ルートジョブネットに起動条件を設定します。
- 注意事項
- 起動条件には,イベントジョブアイコンだけを定義できます。
- 関連線を引くことはできません。
- マップエリアに配置できるアイコンは,最大32個です。
- 選択しているルートジョブネット配下にジョブネットコネクタが定義されている場合は,実行登録時にエラーになります。
このダイアログボックスには,共通する表示項目と次のタブがあります。
- [定義]タブ
- [属性]タブ
- <この項の構成>
- (1) 共通する表示項目
- (2) [定義]タブ
- (3) [属性]タブ
(1) 共通する表示項目
共通する表示項目を次の図に示します。
図13-76 [詳細定義−[起動条件]]ダイアログボックスの共通の表示項目
表示項目について説明します。
- [ユニット名]
- 起動条件では指定できません。「.CONDITION」が表示されます。
- [コメント]
- ユニットのコメントを80バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。
- [実行ホスト]
- 起動条件では指定できません。
(2) [定義]タブ
[詳細定義−[起動条件]]ダイアログボックスの[定義]タブを次の図に示します。
図13-77 [詳細定義−[起動条件]]ダイアログボックスの[定義]タブ
表示項目について説明します。
- [起動条件]
- 選択できる起動条件を次に示します。デフォルトは[AND]です。
- [AND]
複数のイベントを起動条件にしている場合,起動条件にしたすべてのイベントが発生したときに,ジョブネットを起動します。
- [OR]
複数のイベントを起動条件にしている場合,起動条件にしたイベントのうちの一つが発生したときに,ジョブネットを起動します。
- [異常終了後の動作]
- 起動条件の動作を指定します。選択できる動作の種類を次に示します。デフォルトは[ジョブネットの実行を開始する]です。
- [ジョブネットの実行を開始する]
ジョブネットが異常終了しても,それ以降の起動条件成立により実行されるジョブネットは実行します。
- [ジョブネットの開始を保留する]
ジョブネット異常終了後,それ以降に起動条件が成立するジョブネットを「保留中」または「起動条件待ち」状態にして実行を抑止します。
- [起動条件の監視を停止する]
ジョブネット異常終了後,起動条件の監視を停止します。
(3) [属性]タブ
[詳細定義−[起動条件]]ダイアログボックスの[属性]タブを次の図に示します。
図13-78 [詳細定義−[起動条件]]ダイアログボックスの[属性]タブ
表示項目について説明します。
- [保留]
- 起動条件では選択できません。
- [種別]
- 起動条件では指定できません。
- [所有者]
- ユニットの所有者を31バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは,ログインしているJP1ユーザー名です。
- [JP1資源グループ]
- JP1資源グループ名を63バイト以内の文字列で指定します。指定できる文字は,英数字,および「_(アンダーバー)」です。デフォルトは,上位ユニットのJP1資源グループ名です。空白の場合は,アクセス権限の対象になりません。
Copyright (C) 2006, 2010, Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2006, 2010, Hitachi Software Engineering Co., Ltd.