JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド
[スケジュールの設定]ダイアログボックスでは,ジョブネットのスケジュール情報を編集します。[スケジュールの設定]ダイアログボックスを次の図に示します。
図13-38 [スケジュールの設定]ダイアログボックス
表示項目について説明します。
- [ジョブネット名]
- スケジュール情報を編集するジョブネット名が表示されます。
- [スケジュールルール一覧]
- スケジュールルールを追加,削除,または変更します。スケジュールルールが一覧で表示されます。
- [上位のジョブネットに依存する]
- 選択したジョブネットがネストジョブネットの場合
上位のジョブネットのスケジュールを使用して,ジョブネットを実行するかどうかを指定します。
- 選択したジョブネットがルートジョブネットの場合
[上位のジョブネットに依存する]をチェックできません。
- [上位のジョブネットに依存する]がチェックされた場合,次の項目は不活性表示になります。
- [上位をコピー]ボタン
- [追加]ボタン
- [変更]ボタン
- [コピー]ボタン
- [削除]ボタン
- [他のジョブグループのカレンダーを参照]および[ジョブグループ名]
- [上位をコピー]ボタン
- ネストジョブネットに上位ジョブネットのスケジュールルールをコピーする場合にクリックします。次の条件をすべて満たしている場合に,[上位をコピー]ボタンをクリックできます。
- ネストジョブネットを選択して,[スケジュールの設定]ダイアログボックスを表示した場合
- [上位のジョブネットに依存する]がチェックされていない場合
- 上位ジョブネットで[上位のジョブネットに依存]がチェックされている場合,さらに上位のスケジュールルールを参照します。最終的には,ルートジョブネットのスケジュールルールまで参照します。
- 次の上位ジョブネットの設定項目はコピーできません。
- [スケジュールルール一覧]の[リンクするルール番号]
- [オプション]の[排他スケジュール]で指定した排他ジョブネット名
- コピー先のネストジョブネットにスケジュールルールが設定されている場合,設定されているスケジュールルールは失われます。
- [#]
- スケジュールルールの番号が表示されます。
- [リンクするルール番号]
- スケジュールルールを関連づけた上位ジョブネットのルール番号が表示されます。ルートジョブネットの場合は,−(ハイフン)が表示されます。
- [種別]
- 実行開始日の種類が表示されます。
- [年月]
- 開始年月が「西暦/月」の形式で表示されます。設定されていない場合は,「*」が表示されます。
- [日]
- 開始日が「日」の形式で表示されます。[種別]が登録日の場合は,「*」が表示されます。
- [時刻]
- 開始時刻が「時:分(絶対,または相対)」の形式で表示されます。
- [処理サイクル]
- 処理サイクルの設定が「n(年,月,週,日,または運用日,休業日)毎」の形式で表示されます。処理サイクルが設定されていない場合は,「−(ハイフン)」が表示されます。
- [休業日振り替え]
- 休業日振り替え方法が表示されます。種別が運用日の場合は,「−(ハイフン)」が表示されます。
- [遅延監視]
- 開始遅延および終了遅延の監視方法が表示されます。
- 「開始(絶対時刻,監視しない,または相対時刻)終了(絶対時刻,監視しない,または相対時刻)」の形式で表示されます。
- [追加]ボタン
- スケジュールルールを追加します。[追加]ボタンをクリックすると,[スケジュールルール]ダイアログボックスが表示されます。
- [変更]ボタン
- スケジュールルールを変更します。[変更]ボタンをクリックすると,[スケジュールルール]ダイアログボックスが表示されます。
- [コピー]ボタン
- 選択したスケジュールルールのコピーを作成します。選択したスケジュールルールを参考にして,新規にスケジュールルールを作成したいときに,スケジュールルールをコピーします。[コピー]ボタンをクリックすると,[スケジュールルール]ダイアログボックスが表示されます。
- [削除]ボタン
- 選択したスケジュールルールを削除します。
- [有効範囲]
- スケジュールルールの有効範囲を指定します。
- [期日指定]
- スケジュールルールの有効期日を指定します。[期日指定]をチェックすると,年月日を指定できます。指定できる値とデフォルト値を次の表に示します。
表13-5 指定できる値とデフォルト値
年月日 指定できる値 デフォルト値 [年] 1994〜2036年 空白 [月] 1〜12月 空白 [日] 1〜31日 空白
- [オプション]
- スケジュール情報にオプション情報を定義します。
- [他のジョブグループのカレンダーを参照]
- そのジョブネットが含まれるジョブグループ(またはプランニンググループ)に定義されたカレンダー情報ではなく,ほかの階層のジョブグループ(またはプランニンググループ)のカレンダー情報を使用することもできます。使用する場合は[他のジョブグループのカレンダーを参照]をチェックし,[ジョブグループ名]にジョブグループの完全名(スケジューラーサービス名なし,先頭は「/」)を指定します。
- [ジョブグループ名]には,930バイト以内の文字列を指定できます。デフォルトは空白です。
- なお,次の文字列は指定できません。
- (
- )
- ,(コンマ)
- :(コロン)
- ;(セミコロン)
- =
- 空白文字
- 補足事項
- ジョブグループ直下のルートジョブネットに対してダイアログボックスを表示した場合は,ルートジョブネットと同一階層,またはその配下のジョブグループ(またはプランニンググループ)を相対的に指定することもできます。
- 例えば,ルートジョブネットと同一階層のジョブグループgroup1を指定する場合,group1と指定することもできます。
- また,ルートジョブネットと同一階層のジョブグループgroup1直下のジョブグループgroup2を指定する場合,group1/group2と指定することもできます。
- 相対的に指定した場合,定義の保存時に上位ユニットの完全名を補います。
- [排他スケジュール]
- ほかのジョブネットの実行日と同じ日に実行しないようにするかどうかを指定します。[排他スケジュール]をチェックすると,[排他ジョブネット名]を30バイト以内の文字列で指定できます。指定できるジョブネットは,同じ階層にあるジョブネットです。自ジョブネットは指定できません。デフォルトは空白です。
- なお,次の文字列は指定できません。
- (
- )
- ,(コンマ)
- :(コロン)
- ;(セミコロン)
- =
- /
- 空白文字
- プランニンググループを指定した場合は,その直下のジョブネットそれぞれに対して排他スケジュールを指定したことと同様になります。また,プランニンググループ直下のジョブネットから排他スケジュールを指定した場合は,プランニンググループと同一階層にあるジョブネットに対してだけ有効になります。
- 補足事項
- 同一のジョブネットに対して,複数のユーザーがスケジュール情報を編集できます。ほかのユーザーがスケジュール情報をすでに変更している場合,[OK]ボタンをクリックすると,上書き保存を確認するメッセージダイアログボックスが表示されます。
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