JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド
この節では,ジョブネットに起動条件を設定する方法を説明します。
起動条件を設定する手順を次に示します。
- 起動条件を設定したいルートジョブネットを,[ジョブネットエディタ]ウィンドウに表示する。
- [排他編集]がチェックされた状態にする。
- [編集]−[起動条件の設定]を選択する。
[詳細定義−[起動条件]]ダイアログボックスが表示されます。
- 起動条件の成立条件などを指定する。
[定義]タブで[OR]を選択すると,手順7〜9で指定する条件のうち,どれか一つの条件が成立した時点で,ジョブネットが起動されます。
[定義]タブで[AND]を選択すると,手順7〜9で指定する条件がすべて成立した時点で,ジョブネットが起動されます。
- [OK]ボタンをクリックする。
[詳細定義−[起動条件]]ダイアログボックスが閉じます。
起動条件を定義するための仮想的なジョブネット(「.CONDITION」という名称のジョブネット)が作成され,ツリーエリアに表示されます。
- ジョブネット「.CONDITION」をクリックする。
ジョブネット「.CONDITION」用のマップエリアが表示されます。
- アイコンリストの[イベント]タブからイベントジョブアイコンをドラッグし,マップエリアにドロップする。
[詳細定義−[イベントジョブ]]ダイアログボックスが表示されます。
- イベントジョブに属性などを定義する。
- [OK]ボタンをクリックする。
[詳細定義−[イベントジョブ]]ダイアログボックスが閉じます。
- 必要に応じて,手順7〜9を繰り返す。
- 注意事項
- 起動条件を設定できるのは,ルートジョブネットだけです。
- 起動条件はルートジョブネットに対して一つだけ作成できます。複数作成できません。
- 補足事項
- ジョブネット「.CONDITION」に定義するイベントジョブは,関連づけできません。
- ジョブネット「.CONDITION」に設定した成立条件を確認・変更できます。[編集]−[起動条件の設定]を選択し,表示される[詳細定義−[起動条件]]ダイアログボックスで確認・変更します。
- 起動条件を削除する場合は,[編集]−[起動条件の削除]を選択します。
- 起動条件を使用して実行を開始したジョブネットの実行登録を解除する場合は,[マンスリースケジュール]ウィンドウの実行結果リストで,状態が「監視中」「実行中」となっているルートジョブネットの実行を強制終了したあと,実行登録を解除してください。
- 起動条件の設定の機能については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 解説 3.5 起動条件の定義」を参照してください。
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