JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド
- ディスプレイの表示色
ディスプレイの色は,256より大きい値を設定してください。256以下の場合,ウィンドウやダイアログボックスが正しく表示されないことがあります。
- 起動中の注意事項
起動中に,システムリソース(メモリー)不足が発生すると,アプリケーションエラーが発生したり,画面が操作できなくなったりします。このため,JP1/AJS2 - View,JP1/AJS2 Console Viewで使用するシステムリソース(メモリー)の上限値は,余裕のある値を設定してください。上限値の設定方法については,JP1/AJS2 - Viewの場合は「10.2.4 メモリー所要量を設定する」を,JP1/AJS2 Console Viewの場合は「12.2.5 メモリー所要量を設定する」を参照してください。
- 連続して起動する場合
JP1/AJS2 - Viewを連続して複数起動するときは,前に起動したJP1/AJS2 - Viewの[JP1/AJS2 - View]ウィンドウが表示されてから,次のJP1/AJS2 - Viewを起動してください。前に起動した[JP1/AJS2 - View]ウィンドウが完全に表示される前に次のJP1/AJS2 - Viewを起動した場合,環境設定の情報が無効になることがあります。同様に,JP1/AJS2 Console Viewを連続起動する場合も,前に起動したJP1/AJS2 Console Viewの[メインスコープ]ウィンドウが表示されてから,JP1/AJS2 Console Viewを起動してください。
- 長時間使う場合
長時間使う場合は,定期的に再起動してください。これは,メモリーリークの発生によって,操作できなくなるのを防ぐためです。業務量によって異なりますが,目安として2日から1週間に1回の割合で,再起動することをお勧めします。
- ダイアログボックスの項目設定時の注意
JP1/AJS2 - Viewのユニットの詳細定義をするダイアログボックスや,スケジュールを設定するダイアログボックスなどでは,[OK]ボタンをクリックすると,ダイアログボックスに設定されている内容を登録するために,JP1/AJS2 - Managerとの通信が開始されます。
また,JP1/AJS2 Console Viewでは定義モード時に設定できるダイアログボックス([詳細定義]ダイアログボックスなど)では,[OK]ボタンをクリックすると,JP1/AJS2 Console Managerとの通信が開始されます。
ダイアログボックスの内容を変更しないで,内容の確認だけでダイアログボックスを閉じる場合は,不要な通信を発生させないために,[キャンセル]ボタンをクリックすることをお勧めします。
- 複数のJP1/AJS2 - View間でのコピー・移動
JP1/AJS2 - Viewを複数起動し,ユニットをコピーしたり,切り取ったりして,別のJP1/AJS2 - Viewに貼り付けることはできません。
同様に,JP1/AJS2 Console Viewのオブジェクトをコピーまたは切り取りして,別のJP1/AJS2 Console Viewに貼り付けることもできません。
- ホイールマウスを使用している場合
ホイールマウスをサポートしていません。スクロールボタンには対応していませんので注意してください。
- ウィンドウの表示が不正な場合
ダイアログボックス中のタブを切り替えたときや,スクロールバーでウィンドウをスクロールさせたときに,ウィンドウの表示が崩れる場合があります。この場合は,ゆっくりと操作をやり直すと,正しいウィンドウ表示に戻ります。
JP1/AJS2 Console Viewでは上記のほか,モード変更時にもウィンドウの表示が崩れる場合があります。この場合は再描画させる操作(ウィンドウサイズの変更など)を行ってください。
- ダイアログボックス表示時のウィンドウの操作
ダイアログボックスが表示されているとき,表示されているダイアログボックスの種類によっては,ほかのウィンドウを操作できない場合があります。
- メニューコマンドのアクセスキー
メニューコマンドにアクセスキーは付いていません。
- プルダウンメニューのボタン表示
[ログイン]画面など一部のダイアログボックスでは,プルダウンメニューから項目を選択できない場合にも,メニューをスクロールするボタンが表示されることがあります。
- 使用するディスプレイ,ディスプレイドライバー
使用するディスプレイ,ディスプレイドライバーの種類によっては,画面の色が正しく表示されない場合がありますが,動作上は問題ありません。
- ウィンドウの最大化
ウィンドウを最小化したあとで最大化すると,正しく最大化されません。この場合は,「元のサイズに戻す」を実行してから,最大化してください。
- ファイルの区切り文字
ファイル名が表示されるメッセージでは,ファイルの区切り文字が「/」として表示されることがあります。この場合は,「\」と読み替えてください。
- フォーカスを示す「点線の四角」
ダイアログボックス,メッセージボックスのボタンに,フォーカスがあることを示す「点線の四角」が表示されないことがありますが,動作上は問題ありません。
- 複数のダイアログボックスやメッセージボックスが表示された場合
比較的性能の遅いマシンである場合,マシンがビジーの状態の場合,またはJP1/AJS2 - Managerと通信中などにメニューの選択や画面のクリックを連続して実行した場合に,ダイアログボックスやメッセージボックスが複数枚表示されることがあります。ダイアログボックスが複数枚表示された場合は,一度すべてのダイアログボックスで[キャンセル]ボタンをクリックしたあと,再度操作を実行してください。メッセージボックスが複数枚表示された場合は,各メッセージボックスに順次応答してください。
- リストボックス
[画面のプロパティ]ダイアログボックスの[効果]タブで[メニューとヒントをアニメーション化する]機能を有効にしている場合に,リストボックス内でスクロールをさせると正しく表示されない場合があります。
- Windows VistaおよびWindows Server 2008版JP1/AJS2 - Viewを使用する場合
JP1/AJS2は,JIS 2004で追加された第3水準漢字,第4水準漢字には対応していません。Windows VistaおよびWindows Server 2008版JP1/AJS2 - Viewを操作する際は,これらの文字を使用しないでください。これらの文字を使用した場合,文字化けするおそれがあります。
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