JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド
ajsbackupコマンドまたはJP1/AJS2 - Viewでジョブネットワーク要素を退避するために必要な権限を次の表に示します。
表12-4 退避するために必要な権限
対象 退避に必要な操作権限 退避ボックス OSユーザーでの更新権限 退避するジョブネットワーク要素 JP1ユーザーでの参照権限※ 退避する階層の上位のジョブネットワーク要素 JP1ユーザーでの参照権限※ 退避する階層の下位のジョブネットワーク要素 JP1ユーザーでの参照権限※
- 注※
- スーパーユーザーまたはAdministrators権限を持たないユーザーが回復を実行する場合,更新権限が必要です。
JP1/AJS2 - Viewでジョブネットワーク要素を退避する手順を説明します。
- [JP1/AJS2 - View]ウィンドウまたは[ジョブネットエディタ]ウィンドウで,退避させたいユニットを選択する。
ツリーエリアでジョブグループやジョブネットを選択した場合は,選択したジョブグループやジョブネットの直下にあるユニットが退避の対象になります。
- [ファイル]−[退避]を選択する。
[退避]ダイアログボックスが表示されます。ダイアログボックスの[ユニットの要素]には,選択したジョブネットワーク要素が表示されています。
- ジョブネットワーク要素の退避先の退避ボックス名を入力する。
既存の退避ボックス名をダブルクリックすると,そのボックス名が[退避ボックス名]に入力されます。
- [退避の対象]に退避させたいジョブネットワーク要素の名称を入力する。
[ユニットの要素]に表示されている名称をダブルクリックすると,その名称が[退避の対象]に入力されます。
- そのほかに必要な情報を定義して[OK]ボタンをクリックする。
選択したジョブネットワーク要素が退避されます。
ajsbackupコマンドでジョブネットワーク要素を退避する例を次に示します。
例:新規の退避ボックス(BACKUP)に,ジョブネットワーク要素(/UNIT)を退避する場合
ajsbackup -m -n BACKUP /UNIT
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