JP1/Integrated Management - Central Information Master リファレンス
[ロードバランシンググループのプロパティ]画面は,論理グループとして作成したロードバランシンググループの設定内容を表示または編集するための画面です。この画面は次のどちらかの操作で表示されます。
- [システム構成定義]画面で[システム]タブを表示し,ツリーで
(ロードバランシンググループ)を選択している状態で,[編集]−[プロパティ]を選択する。
- [システム構成定義]画面で[システム]タブを表示し,ツリーで
(システム)または
(ユニットグループ)のオブジェクトを選択する。表示されている[詳細一覧]からロードバランシンググループを選択し,[プロパティ]ボタンをクリックする。
次の条件をすべて満たしている場合は,ロードバランシンググループの設定内容を編集できます。一つでも満たしていない場合は,すべての項目が非活性で表示されて,編集できません。
- [システム構成定義]画面の[排他編集]をチェックしている。
- ログインしているJP1ユーザーが,JP1_CM_Admin権限またはJP1_CM_Manager権限を持つJP1ユーザーである。
- 論理システムにJP1資源グループを設定している場合,JP1ユーザーがJP1_CM_Admin権限を持っている,または同じJP1資源グループに属している。
[ロードバランシンググループのプロパティ]画面を次に示します。
図1-16 [ロードバランシンググループのプロパティ]画面
表示項目を次に示します。項目名の横に「*」がある項目は,必ず入力してください。入力できる文字の「印刷できるASCII文字」とは,ASCII文字コード\u0020〜\u007Eの範囲です。
- [名称]
- 設定されているロードバランシンググループの名称が表示されます。
- 編集する場合は,次に示す規則に従って入力してください。
- 入力できる文字:
- 「*」を除いた印刷できるASCII文字,全角文字
- 入力できる文字数:
- 1〜511バイト
- 論理システム内の論理オブジェクトと同じ名称を入力して[OK]ボタンまたは[適用]ボタンをクリックすると,エラーダイアログが表示されます。
- [Cosminexus管理名]
- 設定されているロードバランシンググループのCosminexus管理名が表示されます。論理システムがCosminexus用のWeb推奨モデルの場合は,この項目が表示されます。jcmexportコマンドを使用してCosminexus Smart Composer用ファイルを出力する場合は,設定する必要があります。
- 編集する場合は,次に示す規則に従って入力してください。
- 入力できる文字:
- 半角英数字,「-」,および「_」
- 入力できる文字数:
- 0〜32バイト
- [説明]
- 設定されている場合は,ロードバランシンググループの説明が表示されます。この項目は省略できます。
- 編集する場合は,次に示す規則に従って入力してください。
- 入力できる文字:
- 印刷できるASCII文字,改行文字,全角文字
- 入力できる文字数:
- 0〜2,047バイト
- [仮想IPアドレス]
- ロードバランシンググループに割り当てる仮想IPアドレスが表示されます。所属する論理システムがCosminexus用のWeb推奨モデルで,ロードバランシンググループの[種別]が[ロードバランサ]の場合は,仮想IPアドレスにはロードバランサに設定されている論理IPアドレスを設定してください。Cosminexus Smart Composer用ファイルを出力するときに,指定した仮想IPアドレスが定義されたロードバランサの情報を,JP1/IM - CMが自動的に引き当てます。
- 編集する場合は,次に示す規則に従って入力してください。
- 入力できる文字:
- IPv4またはIPv6の形式
- [種別]
- 選択されているロードバランシンググループの種別が表示されます。種別を変更したい場合は,リストから[ロードバランサ][その他]のどちらかを選択してください。ロードバランサを使用する場合は[ロードバランサ]を指定してください。
- [ロードバランシング方式]
- 選択されているロードバランシング方式が表示されます。ロードバランシング方式を変更したい場合は,リストから,[default][least-connections][round-robin][weight][response-time][least-session]のどれかを選択してください。
- [多重度]
- この項目は,常に非活性です。
- ポート情報
- [ポート情報設定]
- ポート情報を設定するかどうか指定します。[有効]をチェックすると,ポート情報を設定します。ポート情報を設定する場合は,ポート情報の項目をすべて設定する必要があります。[有効]のチェックを外すとポート情報を設定しません。ポート情報を設定しない場合は,ポート情報の各項目は非活性になります。
- [ポート名称]
- 設定されている場合は,ロードバランシンググループが使用するポートの名称が表示されます。[ポート情報設定]の[有効]がチェックされていない場合は非活性です。
- 編集する場合は,次に示す規則に従って入力してください。
- 入力できる文字:
- 空白と「# *」を除いた印刷できるASCII文字
- 入力できる文字数:
- 1〜127バイト
- [ポート番号]
- 設定されている場合は,ロードバランシンググループが使用するポートのポート番号が表示されます。[ポート情報設定]の[有効]がチェックされていない場合は非活性です。
- 編集する場合は,次に示す規則に従って入力してください。
- 入力できる文字:
- 0〜65,535の数字
- 入力できる文字数:
- 1〜5バイト
- [ポート種別]
- ロードバランシンググループが使用するポートの種別が表示されます。ポート種別を変更したい場合は,リストから[tcp][udp][tcp/udp]のどれかを選択してください。[ポート情報設定]の[有効]がチェックされていない場合は非活性です。
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