uCosminexus Interschema ユーザーズガイド
コンポーネントの出現数によって,コンポーネントの出現判定及びコンポーネントデータの作成が繰り返されます。通常は,指定した出現回数又は出現回数決定式で定義した出現回数が,コンポーネントの出現数となります。可変回出現を定義した場合は,区切りとなるセパレータが現れるまで繰り返されます。EXISTWHILE関数,WHILE関数などの特殊ケースで出現回数を指定した場合は,条件が満たされる間,繰り返されます。
入力コンポーネントの制御の流れを図6-5に示します。
図6-5 入力コンポーネントの制御の流れ
まず,出現判定でコンポーネントが1回出現したと判定された場合,構造のコンポーネント及び型のコンポーネントが解析されます。
逐次構造のコンポーネントでは,構造に定義した子の順番に従って,子コンポーネントが処理されます。
選択構造のコンポーネントでは,順序決定式を定義した場合,対応する順序決定値を持つ子コンポーネントが処理されます。順序決定式を定義していない場合,子コンポーネントが順番に評価され,最初に処理対象に該当した子コンポーネントが処理されます。
構造の子コンポーネントの処理が完了した時点で,構造の条件式が判定されます。
型コンポーネントでは,型のサイズ分のデータを読み込んで,「6.7.1 データ型」で示すデータ型へ変換されます。可変長のデータの場合は,該当するセパレータが現れるまでのデータ長が型のサイズとなります。サイズ決定式を定義した場合は,サイズ決定式が評価された結果の値が型サイズとなります。データを読み込んだ後,値をチェックする場合は,値定義が判定されます。
構造のコンポーネント及び型のコンポーネントの処理が完了したら,コンポーネントに定義した条件式の判定,変数式の評価,及びカウンタの指定が開始されます。
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