uCosminexus Interschema ユーザーズガイド

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4.1.1 MDLファイルの作成手順

MDLエディタでは,FDLエディタで定義した入力フォーマット,出力フォーマットのコンポーネント間を対応付けます。FDLファイルからフォーマットを読み込んで,マッピングします。また,XMLフォーマットを変換するMDLファイルの場合は,FDLファイルではなくDTDファイルを読み込んで,MDLファイルのフォーマットとしてマッピングします。フォーマット間のマッピング定義をファイルとして保存したものがMDLファイルです。

[図データ]

MDLファイルの作成手順を図4-1に示します。

図4-1 MDLファイルの作成

[図データ]

手順について次に説明します。

  1. フォーマットの挿入
    マッピングする入力側,出力側のフォーマットを読み込みます。フォーマットはFDLエディタで作成したFDLファイル,又はDTDファイルから取り込みます。読み込んだフォーマットに対応する入力データのファイル名,出力データのファイル名を設定します。フォーマットは複数読み込むことができるので,複数のフォーマット間でもマッピングできます。
  2. 変数の定義
    変換時に使用する変数の名前や値を定義します。変数を使用しないデータ又はFDLエディタで設定済みの場合,変数を定義する必要はありません。
  3. マップ式の定義
    入力側,出力側のフォーマットのコンポーネント間を対応付け,マップ式を定義します。
  4. MDLの検証
    チェックコマンドでマッピングの定義内容の正当性を検証します。データを変換する前に,この検証を実行してエラーがないか確認する必要があります。
  5. MDLファイルの保存
    MDLに名前を付けて保存します。これでMDLファイルが作成できます。MDLファイルの拡張子は,「.mdl」です。