uCosminexus Portal Framework　システム管理者ガイド

10.1.3　PortalTools.propertiesの詳細

uCosminexus Portal Frameworkが提供するコマンドのログ出力の動作およびコマンドの動作を設定するPortalTools.propertiesについて説明します。

PortalTools.propertiesは{設定ファイル格納ディレクトリ}に格納されています。デフォルトの格納ディレクトリは次のとおりです。

格納ディレクトリ

{uCosminexus Portal Frameworkインストールディレクトリ}\conf

PortalTools.propertiesで設定する項目について，次の表に示します。

表10-4　PortalTools.propertiesの属性一覧

属性名	設定内容
jp.co.hitachi.soft.portal.util.log.Ident	uCosminexus Portal Frameworkが提供するコマンドがイベントログを出力するときに，識別子となる文字列を指定
jp.co.hitachi.soft.portal.util.log.TraceFile	uCosminexus Portal Frameworkが提供するコマンドのログ出力先ディレクトリのフルパスおよびファイル名のプレフィックスを指定
jp.co.hitachi.soft.portal.util.log.TraceLevel	uCosminexus Portal Frameworkが提供するコマンドのログ出力レベルを指定
jp.co.hitachi.soft.portal.util.log.MessageLevel	uCosminexus Portal Frameworkが提供するコマンドのメッセージ出力レベルを指定
jp.co.hitachi.soft.portal.util.log.FileNum	uCosminexus Portal Frameworkが提供するコマンドのログファイルの数を指定
jp.co.hitachi.soft.portal.util.log.FileSize	uCosminexus Portal Frameworkが提供するコマンドが出力するログファイル１個当たりの最大サイズを指定
jp.co.hitachi.soft.portal.tools.commandarguments	uCosminexus Portal Frameworkが提供するコマンドで，Portal Managerのセットアップおよび起動に関する動作を指定

各属性の詳細を次に説明します。

属性名：

jp.co.hitachi.soft.portal.util.log.Ident

型：String

説明：uCosminexus Portal Frameworkのログを出力するときに，イベントログのアプリケーション識別子となる文字列を指定します。この設定は変更しないでください。

デフォルト値："Portal Framework"

属性名：

jp.co.hitachi.soft.portal.util.log.TraceFile

型：String

説明：uCosminexus Portal Frameworkが提供するコマンドのログ出力先ディレクトリのフルパスおよびファイル名のプレフィックスを指定します。ただし，ほかのログのファイル名（ログ出力先のフルパス＋ファイル名のプレフィックス）と同じ値は指定できません。同じ値を指定した場合は，デフォルト値を使用します。

次の場合に同じ値と判断されます。

• 二つの値が一致している場合（大文字，小文字は区別しません）
• 二つの値のパスが一致していて，プレフィックスの最後に指定した数字だけが異なる場合

不正値（作成できないプレフィックスや相対パス）を指定した場合は，ログ出力されません。

なお，値にnullは指定できません。また，値はパス形式で指定してください。

デフォルト値：${portal.install.dir}/log/tools

属性名：

jp.co.hitachi.soft.portal.util.log.TraceLevel

型：int

説明：uCosminexus Portal Frameworkが提供するコマンドのログ出力レベルを指定します。ここで指定したレベル以下のトレースログが出力されます。指定できる値は，-1または0〜30の整数です。

デフォルト値：10

属性名：

jp.co.hitachi.soft.portal.util.log.MessageLevel

型：String

説明：uCosminexus Portal Frameworkが提供するコマンドのメッセージ出力レベルを指定します。指定できる値は，「LOG_ERR」，「LOG_WARNING」，または「LOG_INFO」です。

デフォルト値：LOG_ERR

属性名：

jp.co.hitachi.soft.portal.util.log.FileNum

型：int

説明：uCosminexus Portal Frameworkが提供するコマンドのログファイルの数を指定します。指定できる値は1〜65,535です。

デフォルト値：4

属性名：

jp.co.hitachi.soft.portal.util.log.FileSize

型：int

説明：uCosminexus Portal Frameworkが提供するコマンドが出力するログファイル１個当たりの最大サイズを指定します。指定できる値は，4,096〜2,147,483,647バイトです。

デフォルト値：1,048,576（1MB）

属性名：

jp.co.hitachi.soft.portal.tools.commandarguments

型：String

説明：uCosminexus Portal Frameworkが提供するコマンドで，Portal Managerのセットアップおよび起動でJ2EEサーバアプリケーションを操作するコマンドに追加で指定する引数を指定します。ネーミングサーバを指定する場合は「-nameserver corbaname::localhost:900」を指定します。

デフォルト値：なし

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