uCosminexus Portal Framework システム管理者ガイド
ここでは,スマートナビゲーションを設定する前に知っておいていただきたい内容について説明します。
- <この項の構成>
- (1) 前提条件
- (2) スマートナビゲーションを使用するための設定
- (3) スマートナビゲーションのその他の設定
(a) Webブラウザの前提条件
前提とするWebブラウザはInternet ExplorerまたはFirefoxです。
(b) セキュリティの設定
スマートナビゲーションで接続先サイトにアクセスしたときにレスポンスチェックを行う場合は,Webブラウザのセキュリティの設定でドメイン間でのデータソースのアクセスの設定を有効にする必要があります。インターネットサイトに接続する場合は,ドメイン間でのデータソースのアクセスの設定で「ダイアログを表示する」に設定することを推奨します。
(c) 対応しているポートレット
スマートナビゲーションは次のポートレットで使用することができます。
- カスタムポートレット
- Fileポートレット
- Webコンテンツポートレット
(d) IFRAMEモードのときの動作
ポートレットがIFRAMEモードで動作しているときの前提条件を次に示します。
- データ埋め込みはContent-Typeがtext/htmlから始まるコンテンツに対してのみ実施されます。
- IFRAME内のコンテンツでOutputStreamを使用している場合,uCosminexus Portal Frameworkのエンコード文字の設定に従い文字列が処理されます。OutputStreamを使用する場合は,uCosminexus Portal Frameworkと同じエンコード文字を使用してください。
- 日立APIポートレットでServletContextオブジェクトから取得したRequestDispatcherオブジェクトでサーブレットやJSPファイルをインクルードした場合,インクルード先ではHttpServletResponseクラスの以下のメソッドが使用できます。
reset()
setContentLength()
setContentType()
addCookie()
addDateHeader()
addHeader()
addIntHeader()
sendError()
sendRedirect()
setDateHeader()
setHeader()
setIntHeader()
setStatus()
- 日立APIポートレットにおいてRequestDispatcherオブジェクトでサーブレットやJSPファイルにフォワードした場合,フォワード先ではデータ埋め込み処理は行われません。このため,スマートナビゲーションを使用することができません。
スマートナビゲーションを使用するために必要な設定を説明します。
(a) ポートレットフィルタを有効にする
スマートナビゲーションのデータ埋め込みを行うため,ポートレットフィルタを有効にします。ポートレットフィルタを有効にする設定はプロパティファイル(PortalResources.properties)で設定します。プロパティファイル(PortalResources.properties)は{設定ファイル格納ディレクトリ}に格納されています。デフォルトの格納ディレクトリは次のとおりです。
- 格納ディレクトリ
- {uCosminexus Portal Frameworkインストールディレクトリ}\conf
ポートレットフィルタを有効にする場合は,次のプロパティを設定します。
表5-23 ポートレットフィルタを有効にする場合に設定するプロパティ
プロパティ名 設定値 必須 jp.co.hitachi.soft.portal.portlets.filter.enabled true ○
- (凡例)
- ○:必須
(b) テンプレートファイルを修正する
スマートナビゲーションを使用するため,以下のテンプレートファイルの<head>タグ内に<scutil:SNMenu/>タグを記述します。
{PROJECT_HOME}\WEB-INF\templates\jsp\layouts\html\default.jsp {PROJECT_HOME}\WEB-INF\templates\jsp\layouts\html\SinglePortlet.jsp
スマートナビゲーションを有効に利用するための設定を説明します。ここで説明する設定は必要に応じて設定してください。
(a) トリガーイベント検知範囲にスタイルを適用する
トリガーイベント検知範囲には以下のクラスが指定されます。このクラスにスタイルを設定することによりトリガーイベント検知範囲にスタイルを適用することができます。
表5-24 トリガーイベント検知範囲のクラス
クラス名 説明 hptl_dataput トリガーイベント検知範囲に適用するスタイルです。 hptl_mouseover トリガーイベント検知範囲にマウスポインタをあてたときに適用するスタイルです。 (b) スマートナビゲーションメニューのスタイルを変更する
スマートナビゲーションメニューのスタイルを変更することができます。スタイルは以下のファイルに記述されているクラスを変更します。
{PROJECT_HOME}\css\{使用言語}\SNMenu.cssスマートナビゲーションメニューで使用しているクラスを次に示します。
表5-25 スマートナビゲーションメニューのクラス
クラス名 説明 snMenuHeader メニューのヘッダに適用するスタイルです。 snMenuTitle メニューアイテムに適用するスタイルです。 snMenuSelect メニューアイテムにマウスポインタをあてたときに適用するスタイルです。
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