uCosminexus Portal Framework　システム管理者ガイド

1.2.5　シングルサインオン

uCosminexus Portal Frameworkは，一度のログインで複数のシステムとシームレスに連携するためのシングルサインオン機能を提供しています。ユーザは，システムごとにログインしたり，作業ごとにシステムを使い分けたりする必要がありません。

シングルサインオンの概要を次の図に示します。

図1-7　シングルサインオンの概要

シングルサインオンには次の３種類の処理があります。次の番号は，図中の番号に対応しています。

1. uCosminexus Portal Frameworkへのログイン
2. ポートレットから業務システムへのログイン
3. 業務システムへの直接アクセス

次にそれぞれの処理の概要について説明します。

＜この項の構成＞

(1)　uCosminexus Portal Frameworkへのログイン

(2)　ポートレットから業務システムへのログイン

(3)　業務システムへの直接アクセス

(1)　uCosminexus Portal Frameworkへのログイン

uCosminexus Secure Unify - SSOやSiteMinderなどのシングルサインオン製品やクライアント証明書などから取得した認証情報を用いて，uCosminexus Portal Frameworkにログインすることができます。また，カスタムログインモジュールを作成し，uCosminexus Portal Frameworkへのログイン方法をカスタマイズすることができます。

(2)　ポートレットから業務システムへのログイン

ポートレットから業務システムにログインする方法には，次の３種類の方法があります。

• uCosminexus Portal Frameworkにログインしたときの情報やユーザから送信された情報を用いて業務システムにログインします。
• 初回の認証時など，認証情報がないときに，画面上から認証情報を入力して，次回アクセス時からは入力された情報を用いて業務システムに自動的にログインします。
• uCosminexus Portal Frameworkにログインしたユーザが業務システムにログインするときの情報（ユーザIDおよびパスワード）を，Cosminexus統合ユーザ管理フレームワークのシングルサインオンマッピングテーブルに登録しておき，業務システムを表示するときにシングルサインオンマッピングテーブルから取得したユーザIDおよびパスワードを用いて業務システムにログインします。

(3)　業務システムへの直接アクセス

ポートレットから業務システムにログインしたときの情報を引き継いで，業務システムに直接アクセスします。

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