File Sharingサーバで使用するコマンドは，システム運用コマンド，データベース運用コマンド，システム導入支援コマンド，およびトラブルシュートコマンドに分けられます。これらのコマンドを実行できるユーザは，システム管理者だけです。また，Windows Server 2008 x86，Windows Server 2008 x64およびWindows Server 2008 R2では，ユーザアカウント制御(UAC)が有効な場合，コマンド実行時にユーザアカウント制御ダイアログが表示されます。この場合は［OK］ボタンをクリックして，管理者権限で実行してください。

File Sharingサーバで使用するコマンドの一覧を次の表に示します。

表8-1　File Sharingサーバのコマンド一覧

種類	コマンド	機　能	実行のタイミング	排他モード
システム運用コマンド	EDMRefresher	サービスプロセスのリフレッシュ	起動中	−
	EDMStart	File Sharingサーバの起動	停止中	−
	EDMStop	File Sharingサーバの終了	起動中	−
	EDMUsrView	文書空間に接続しているユーザ一覧出力	起動中	−
データベース運用コマンド	EDMAddMeta※1	メタ情報の追加	停止中	EX
	EDMCrtSimMeta※1	クラス定義情報ファイルの作成	停止中	SH
	EDMCrtSql※1	File Sharing用データベース定義文の作成	停止中	SH
	EDMDelMeta	メタ情報の削除	停止中	EX
	EDMInitMeta※1	メタ情報の初期設定	停止中	EX
	EDMPrintMeta	メタ情報ファイルの出力	停止中	EX
	EDMRegEnvId	File Sharingサーバ実行環境の情報の登録	停止中	EX
システム導入支援コマンド	EDMCBuildDocSpace	文書空間の構築	停止中※2	−
	EDMCDefDocSpace	文書空間の定義	停止中※2	−
トラブルシュートコマンド	EDMChkTbl	データベースの表・列の確認	停止中※3	−
	EDMGetRas	File Sharingサーバの障害情報の取得	起動中または停止中	−

（凡例）

起動中：

File Sharingサーバの起動中にコマンドを実行することを示します。

停止中：

File Sharingサーバの停止中にコマンドを実行することを示します。

−：

該当しません。

EX：

排他モードがEX，SHのコマンドは同時に実行できません。

該当するコマンドを実行中の場合，EDMStartコマンドは失敗します。

SH：

排他モードがEXのコマンドは同時に実行できません。排他モードがSHのコマンドは同時に実行できます。

該当するコマンドを実行中の場合，EDMStartコマンドは失敗します。

注※1

システム導入支援機能を使用しない場合などに使用するコマンドです。

注※2

次のコマンドとは同時に実行できません。

• EDMAddMeta
• EDMChkTbl
• EDMCrtSimMeta
• EDMCrtSql
• EDMDelMeta
• EDMInitMeta
• EDMPrintMeta
• EDMRegEnvId

注※3

次のコマンドとは同時に実行できません。

• EDMAddMeta
• EDMCBuildDocSpace
• EDMCDefDocSpace
• EDMDelMeta
• EDMInitMeta
• EDMPrintMeta
• EDMRegEnvId