ポートレットを操作したときまたはコマンドを実行したときに出力される監査ログの出力項目名を次に示します。出力項目の詳細は，マニュアル「Collaboration　導入ガイド」を参照してください。

• seqnum（通番）
• msgid（メッセージID）
• date（日付・時刻）
• progid（プログラム名）
• compid（コンポーネント名）
• pid（プロセスID）
• ocp:host（発生場所（ホスト名の場合））
• ocp:ipv4（発生場所（IPv4アドレスの場合））
• ctgry（監査事象の種別）
• result（監査事象の結果）
• subj:uid（サブジェクト識別情報）
• subj:pid（サブジェクト識別情報）
• obj（オブジェクト情報）
• obj:arg（オブジェクト情報）^※1
• obj:command（オブジェクト情報）^※1
• obj:file（オブジェクト情報）^※1
• obj:id（オブジェクト情報）^※1
• obj:name（オブジェクト情報）^※1
• obj:param（オブジェクト情報）^※1
• obj:rc（オブジェクト情報）^※1
• op（動作情報）^※2
• objloc（オブジェクトロケーション情報）
• objloc:destination（オブジェクトロケーション情報）^※1
• objloc:source（オブジェクトロケーション情報）^※1
• auth（権限情報）
• msg（自由記述）
  

  注※1

  オブジェクト情報およびオブジェクトロケーション情報の詳細は，マニュアル「Collaboration - File Sharing　メッセージ」を参照してください。

  注※2

  動作情報については，「7.12.4(2) 監査ログに出力される動作情報」を参照してください。

監査ログは，テキスト形式で，メッセージとして出力されます。

監査ログのメッセージの種類を次の表に示します。メッセージの詳細は，マニュアル「Collaboration - File Sharing　メッセージ」を参照してください。

表7-20　監査ログとして出力されるメッセージ

監査ログは次の形式で出力されます。

CALFHM 1.0,出力項目1=値1,出力項目2=値2,出力項目3=値3,・・・出力項目n=値n

先頭の「CALFHM 1.0」は，ヘッダ情報です。監査ログに共通で出力されます。出力項目の詳細は，「7.12.6(1)　監査ログの出力項目」を参照してください。

なお，出力項目の値に，エスケープ対象の文字が含まれている場合は，文字列の前後を「"」（引用符）で囲んで出力されます。

エスケープ対象の文字を次に示します。

• 引用符「"」（%x22）^※
  

  注※

  引用符「"」（%x22）の場合は，直前に引用符「"」（%x22）が一つ付けられます。

• コンマ「,」（%x2C）
• 半角スペース「SP」（%x20）
• 制御文字「NUL（空文字）」〜「US（ユニットセパレータ）」，「DEL（削除）」（%x00〜%x1F，%x7F）

なお，改行文字の「CR（復帰）」（%x0D）および「LF（改行）」（%x0A）は，エスケープ対象の文字に含まれません。

出力例

［ファイル共有］ポートレットを操作したときに出力される監査ログの例を次に示します。

CALFHM 1.0, seqnum=14, msgid=KDCF00500-I, date=2013-12-27T12:13:32.058+09:00, progid=Collaboration, compid=Filesharing_Portlet, pid=1685884, ocp:host=hostname, ctgry=AccessControl, result=Success, subj:uid=username, obj=File, obj:id=665082ee-5101-4ab9-8f43-1184e4d127d600000000000003F7, op=Enforce, objloc:source=8d3280b9-0f25-4551-8f04-414416ae43f800000000000003DC, auth="General User", msg=ユーザがファイルにアクセスしました。(成功)

出力例の説明

uidに示すユーザ（username）が，obj:idに示すOIIDのファイルのアクセスに成功したことを示しています。