Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

7.12.2 File Sharingの監査ログの取得対象となる監査事象

監査ログは,監査事象が発生したタイミングで出力されます。監査事象とは,監査ログが出力される契機となった事象(ポートレットに対する操作,コマンドの実行,および各操作に伴うプログラムの処理)のことです。

File Sharingの監査ログの取得対象となるのは,次の監査事象に関係する操作です。

表7-13 File Sharingの監査ログの取得対象となる監査事象

監査事象 説明 監査ログの出力の有無
P C
AccessControl アクセス制限されているリソースに対する操作で認証が成功または失敗したことを示す事象
AnomalyEvent ポートレットまたはコマンドの引数の入力値チェックで異常が発生したことを示す事象
ConfigurationAccess 設定情報(アクセス権限や構成情報)に対する操作が成功または失敗したことを示す事象
ContentAccess File Sharingが使用するデータ(フォルダ,ファイルなど)に対する操作が成功または失敗したことを示す事象
Failure プロパティファイルの操作やプロパティファイルの障害対象キーの読み込みによる異常を示す事象
StartStop コマンドが開始または終了したことを示す事象 ×

(凡例)
P:File Sharingのポートレットに対する操作。
C:File Sharingクライアント運用コマンドの実行。
○:監査事象に対する監査ログが出力されます。
×:監査事象に対する監査ログは出力されません。