ここでは，File Sharingの運用開始前に必要な準備とその流れを説明します。

図6-1　File Sharingの運用開始までの流れ

• ファイルシステムの運用方法の検討
  ファイルシステムについて，ベースパス情報および最大許容サイズ情報を設定した運用方法を検討します。
  
• ファイルシステムの見積もり
  ベースパス情報に設定する最大使用可能容量，最大予約可能容量，およびファイルシステムのディスク容量を見積もります。
  
• デフォルトのベースパス情報の登録
  デフォルトのベースパス情報を登録します。この設定は，オブジェクト操作ツールを使用します。
  
• デフォルトの最大許容サイズ情報の登録
  最大許容サイズを設定する運用の場合は，デフォルトの最大許容サイズ情報を登録します。この設定は，オブジェクト操作ツールを使用します。
  
• 運用開始前のベースパス情報の設定
  デフォルトのベースパス情報を登録したあと，File Sharingを使用する前にベースパス情報を設定します。この設定は，［ファイル共有設定］ポートレットから表示される画面を使用します。
  
• 運用開始前の最大許容サイズ情報の設定
  最大許容サイズを設定する運用の場合は，デフォルトの最大許容サイズ情報を登録したあと，File Sharingを使用する前に最大許容サイズ情報を設定します。この設定は，［ファイル共有設定］ポートレットから表示される画面を使用します。