COBOL2002 メッセージ

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4.2 メッセージの説明の形式(実行時のメッセージ)

このマニュアルでは,実行時のメッセージを次の形式で記載します。

KCCCnnnnR-x
メッセージテキスト
要因
メッセージの説明を示す。
(S)
システムの処置を示す。
(O)
オペレータの処置を示す。
(P)
プログラム作成者の処置を示す。
共通例外の例外名
エラーメッセージに対応した,共通例外処理の例外名を示す。
詳細は,マニュアル「COBOL2002 ユーザーズガイド」またはマニュアル「COBOL2002 使用の手引 手引編」の共通例外処理の説明を参照のこと。

メッセージ中の可変の埋め字部分は*** n ***(nは数字)で示します。

各メッセージに付けられる情報を次に示します。

  1. エラーが発生した関数名に対応する3けたの番号を示します。番号と関数名との対応を,次に示します。
    表4-1 実行時のエラー番号と関数名」に記載されていない関数番号が出力された場合は,当社保守員に連絡してください。

    表4-1 実行時のエラー番号と関数名

    関数番号 関数名(マクロ名) エラーの詳細
    101 close Microsoft Visual C++のヘルプやMSDN(Microsoft Developer Network)など,MicrosoftのC/C++に関するマニュアルを参照のこと。
    103 fstat
    104 open
    105 stat
    106 read
    107 unlink
    201 ferror
    202 fileno
    203 getc
    204 putc
    301 fclose
    302 fopen
    303 fread
    304 fseek
    305 fwrite
    306 sprintf
    307 fgets
    308 fflush
    309 ftell
    310 fsetpos※1
    311 _fseeki64
    312 _stat64
    313 _fstat64
    314 _ftelli64
    315 EnableEUDC
    501 isaddindex マニュアル「索引順編成ファイル管理 ISAM」を参照のこと。※2
    502 isbuild
    503 isclose
    504 isdelete
    505 isindexinfo
    506 isopen
    507 isread
    508 isrewrite
    509 isstart
    510 iswrite
    511 isrelease
    513 iserase
    516 isbuild_LRG※1
    517 iserase_LRG※1
    518 isopen_LRG※1
    519 isclose_LRG※1
    520 isaddindex_LRG※1
    521 isindexinfo_LRG※1
    522 isstart_LRG※1
    523 isread_LRG※1
    524 iswrite_LRG※1
    525 isrewrite_LRG※1
    526 isrelease_LRG※1
    527 isdelete_LRG※1
    529 isrewcurr
    530 isrewcurr_LRG※1
    531 isdelcurr
    532 isdelcurr_LRG※1
    551 BTRV Pervasive.SQL,Btrieveのマニュアルを参照のこと。
    552
    553
    554
    555
    556
    557
    558
    559
    560
    561
    562
    601 CreateFile Microsoft Visual C++のヘルプやMSDN(Microsoft Developer Network)など,MicrosoftのC/C++に関するマニュアルを参照のこと。
    602 CloseHandle
    603 FlushFileBuffers
    604 GetStdHandle
    605 LockFile
    606 ReadFile
    607 SetFilePointer
    608 UnlockFile
    609 WriteFile
    610 OpenPrinter
    611 StarDocPrinter
    612 WritePrinter
    613 CreateFileMapping
    614 MapViewOfFile
    615 UnmapViewOfFile
    616 SetTapePosition
    617 GetTapeParameters
    618 EraseTape
    619 WriteTapeMark
    620 CreateProcess
    621 WaitForSingleObject
    622 GetExitCodeProcess
    625 CreateDC
    643 CreateMutex
    644 CreateEvent
    645 PrintDlg
    646 FlushViewOfFile
    649 GetPrinterDriver
    650 LocalAlloc
    651 GlobalAlloc
    652 GlobalLock
    653 Escape
    654 StartDoc
    655 StartPage
    656 EndPage
    657 EnumPrinters
    801 LoadLibrary
    803 GetProcAddress

    注※1 32bit版PC(x86)だけで有効

    注※2
    マニュアル「索引順編成ファイル管理 ISAM」にないエラーコードは,Microsoft Visual C++のヘルプやMSDN(Microsoft Developer Network)など,MicrosoftのC/C++に関するマニュアルを参照のこと。

  2. システムから返されたエラー番号を示します。値が設定されていない場合は***が表示されます。
    主なエラー番号とエラーの内容を,次に示します。

    表4-2 実行時の主なエラー番号とエラーの内容

    エラー番号 エラーの内容
    2 該当するファイルまたはディレクトリがない。
    5 アクセスが拒否された。
    12 メモリが不足している。
    13 アクセスの許可が得られない。
    17 ファイルがある。
    24 オープンしているファイルが多過ぎる。
    28 デバイスに領域が残っていない。
    36 資源のデッドロックが発生した。
    740 管理者権限のないユーザから呼び出された。

    注※ Windows Vista以降のOSで有効

  3. 索引ファイルで入出力障害が発生したときだけ表示されます。
    a:isstat1を表す
    b:isstat2を表す
    c:isstat3を表す
    d:isstat4を表す
    isstat1〜isstat4の詳細については,マニュアル「索引順編成ファイル管理 ISAM」を参照してください。
  1. エラーが発生した関数名に対応する3けたの番号を示します。番号と関数名との対応を,次に示します。
    表4-3 実行時のエラー番号と関数名」に記載されていない関数番号が出力された場合は,当社保守員に連絡してください。

    表4-3 実行時のエラー番号と関数名

    関数番号 関数名(マクロ名) エラーの詳細
    101 close 各システムのシステム関数に関するマニュアルを参照のこと。
    102 fcntl
    103 fstat
    104 open
    105 stat
    106 read
    107 unlink
    108 ftruncate
    109 utime
    111 getpid
    112 malloc
    113 tempnam※1
    mkstemp※2
    114 lseek
    116 write
    117 getprocs※3 AIXシステムのmanテキストなど,システム関数に関するリファレンスを参照のこと。
    118 getargs※3
    201 ferror 各システムのシステム関数に関するマニュアルを参照のこと。
    202 fileno
    203 getc
    204 putc
    301 fclose
    302 fopen
    303 fread
    304 fseek
    305 fwrite
    306 sprintf
    307 fgets
    308 fflush
    309 ftell
    310 fsync
    311 fseeko
    312 fstatvfs
    313 ftello※4
    314 fopen64※4
    315 fseeko64※4
    316 ftello64※4
    501 isaddindex マニュアル「索引順編成ファイル管理 ISAM」を参照のこと。
    502 isbuild
    503 isclose
    504 isdelete
    505 isindexinfo
    506 isopen
    507 isread
    508 isrewrite
    509 isstart
    510 iswrite
    511 isrelease
    513 iserase
    514 IsSetReclen
    516 IsFlushData※4
    651 pthread_once 各システムのシステム関数に関するマニュアルを参照のこと。
    652 pthread_key_create
    653 pthread_setspecific
    654 pthread_getspecific
    655 pthread_mutex_init
    656 pthread_mutex_lock
    657 pthread_mutex_unlock
    671 localtime_r
    672 gmtime_r
    673 srand48_r
    674 drand48_r
    675 sigaddset
    676 sigprocmask
    701 acos
    702 asin
    703 atan
    704 cos
    705 sin
    706 tan
    707 log
    708 log10
    709 sqrt
    801 shl_load※5
    dlopen※6
    各システムのmanテキストなど,システム関数に関するリファレンスを参照のこと。
    802 shl_findsym※5
    dlsym※6
    803 shl_get※5
    dlinfo※6
    841 loadquery AIXシステムのmanテキストなど,システム関数に関するリファレンスを参照のこと。
    851 fork 各システムのシステム関数に関するマニュアルを参照のこと。
    852 execvp
    853 wait
    854 waitpid

    注※1 HP-UX(IPF),HP-UX(IPF64),AIX(32),AIX(64)だけで有効

    注※2 Linux(x86),Linux(x64),Linux(IPF64),Solaris(SPARC)だけで有効

    注※3 AIX(32),AIX(64)だけで有効

    注※4 AIX(32),AIX(64),Linux(x86),Linux(x64)だけで有効

    注※5 HP-UX(IPF),HP-UX(IPF64)だけで有効

    注※6 AIX(32),AIX(64),Solaris(SPARC)だけで有効

  2. システムから返されたエラー番号を示します。値が設定されていない場合は***が表示されます。
  3. 索引ファイルで入出力障害が発生したときだけ表示されます。
    a:isstat1を表す
    b:isstat2を表す
    c:isstat3を表す
    d:isstat4を表す
    isstat1〜isstat4の詳細については,マニュアル「索引順編成ファイル管理 ISAM」を参照してください。