Groupmax Workflow Version 6 システム管理者ガイド
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ディレクトリアクセスアカウント定義ユティリティは,ワークフローディレクトリサービス及びユーザ定義コマンド(WFregusr)がActive Directoryへアクセスするときに使用するアカウント情報(ユーザプリンシパル名及びユーザのパスワード)を定義するユティリティです。
ディレクトリアクセスアカウント定義ユティリティは,Workflowサーバマシン上で,Windows 2000のコマンドプロンプトでWFdefaccコマンドを使用して実行します。
コマンドの形式,返却値及び注意事項を次に示します。
- <この項の構成>
- (1) WFdefaccコマンド
- (2) サービス起動用ユーザアカウント定義ユティリティの返却値
- (3) 注意事項
コマンドの形式を次に示します。
WFdefacc
このユティリティを実行したときの表示形式を図4-6に示します。
表示される内容に従ってユーザのアカウント情報を入力してください。
図4-6 コマンドプロンプトの画面
![[図データ]](FIGURE/ZU04030I.GIF)
ユティリティを実行すると,最初に,現在定義されているアクセスアカウントのユーザプリンシパル名が表示され,更新の要否の問い合わせがあります。ただし,アクセスアカウントが未設定の場合は,ユーザプリンシパル名の表示及び問い合わせは行われません。
ユーザプリンシパル名は最大100バイト,パスワードは最大14バイトで設定します。
パスワードを設定するときは,入力した文字は表示されません。入力したユーザプリンシパル名とパスワードでActive Directoryへアクセスできるかどうかが確認されます。
(2) サービス起動用ユーザアカウント定義ユティリティの返却値
このコマンドを実行したときの返却値を次に示します。
- 0
- 正常
- 255
- 異常
- このコマンドは,Workflowサーバマシン上でドメインにログオンした状態で実行してください。
- このコマンドは,Domain Admins権限を持つユーザで実行してください。
- アカウント情報は,Active Directoryに登録されているユーザの情報を定義してください。
- ユーザプリンシパル名又はパスワードが空のユーザは定義できません。
- 定義するアカウントには,Workflowを使用するすべてのユーザと組織(OU)に対する読み取りアクセス権限が必要です。定義したアカウントがアクセスできないユーザや組織がある場合,ユーザトレーが作成されない,組織ツリーが表示されないなどの問題が起こる可能性があります。
- 一度定義したユーザのパスワードをActive Directoryで変更した場合は,必ずこのコマンドを実行して,変更後のパスワードを設定し直してください。
- このコマンドが実行するテスト接続は,Active Directoryに接続できるかどうかの確認を目的としています。定義したアカウントがディレクトリアクセスアカウントとして十分な権限を持っているかどうかは確認できませんので注意してください。
- Groupmax Workflow Server for Active DirectoryとGroupmax Workflow for Active Server Pagesが同一マシン上にインストールされている場合,このコマンドで定義したユーザアカウントをGroupmax Workflow for Active Server Pagesでも使用します。定義に当たっては,Groupmax Workflow for Active Server PagesのHTMLマニュアルで「ログイン機能」の「Active Directory連携」の箇所も併せて参照してください。
- ユーザプリンシパル名又はパスワードに「/」(スラッシュ)が含まれるものは指定しないでください。
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