Groupmax Workflow Version 6 システム管理者ガイド
![[目次]](FIGURE/CONTENT.GIF)
![[用語]](FIGURE/GLOSS.GIF)
![[索引]](FIGURE/INDEX.GIF)
![[前へ]](FIGURE/FRONT.GIF)
サーバでユーザ及びロールの登録内容を変更する方法を次に示します。
- Workflow管理サーバでロールを作成又は変更する
ロール定義更新ユティリティを使用します。
ロール定義更新ユティリティでロールを作成又は変更した場合,配布指示ユティリティで各Workflowサーバに配布する必要があります。この後の操作3.を必ず実行してください。
ロール定義更新ユティリティの詳細については,「4.2.13 ロール定義更新ユティリティ」を参照してください。
- 各Workflowサーバでユーザの登録内容を変更する
ユーザ定義更新ユティリティを使用します。ユーザ定義更新ユティリティの詳細については,「4.2.11 ユーザ定義更新ユティリティ」を参照してください。
- Workflow管理サーバで,作成又は変更したロールを各Workflowサーバに配布する
配布指示ユティリティを使用します。
なお,ロールのほかに,ビジネスプロセス定義とアプリケーションプログラムを配布できます。
配布指示ユティリティの詳細については,「4.2.15 配布指示ユティリティ」を参照してください。
WFdefrlコマンドの機能を使用して,運用中の組織ロールの対象組織を変更できます。具体的には,組織ロールは対象組織を組織ID※1又は最上位組織ID※2で保持しているのでこれを変更します。
- 注※1
- 組織IDとは,Groupmax Address Server上では,組織を追加する際に指定する項目のことです。
- Active Directory上では,ドメイン直下の組織単位(OU)の配下にある組織単位(OU)のプロパティの「Hitachi Workflow組織」タブで指定する項目「組織ID」のことです。
- 注※2
- 最上位組織IDとは,Groupmax Address Server上では,最上位組織を追加する際に指定する項目のことです。
- Active Directory上では,ドメイン直下の組織単位(OU)のプロパティの「Hitachi Workflow組織」タブで指定する項目「組織ID」のことです。
次に変更手順を示します。
- 手順1.
- Groupmax Address Server上又はActive Directory上の,組織及び最上位組織,担当業務の移動などの変更計画を明確にしておきます。
- 変更前の組織IDと変更後の組織IDの対応を記録しておきます。
- 手順2.
- WFexprlコマンドを以下のコマンドオペレーションで実行します。詳細については,「4.2.14 ロール定義情報出力ユティリティ」を参照してください。
- WFexprl -f ロール定義情報出力ファイル名 -t ORG
- ロール定義情報出力ファイルを出力するのは,手順4を実行する上で参考にする現在の組織ロールに関する情報を取得するためです。
- 手順3.
- ロール定義情報出力ファイルを編集します。
- ロール定義情報出力ファイルの例を図3-3に示します。
図3-3 ロール定義情報出力ファイルの例
![[図データ]](FIGURE/ZU03030C.GIF)
- 対象レコードは出力情報種別コード(CMPROLE,ORGROLE)と出力値1に留意して決定します。組織IDと最上位組織IDは同一のものが存在するので出力情報種別コードで識別します。また,業務内容を考慮し,対象ロールを決定してください。
- 組織ロールの種別による変更パターン別の編集内容を表3-3に示します。
表3-3 組織ロールの種別による編集内容
| 変更前の種別 |
変更後の種別 |
図3-3の対象レコード |
編集内容の項番 |
| なし(追加の場合) |
最上位組織を指定した組織ロール |
なし |
編集内容(i) |
| なし(追加の場合) |
組織を指定した組織ロール |
なし |
編集内容(ii) |
| 最上位組織を指定した組織ロール |
最上位組織を指定した組織ロール |
α |
編集内容(iii) |
| 組織を指定した組織ロール |
編集内容(iv) |
| 組織を指定した組織ロール |
最上位組織を指定した組織ロール |
β |
編集内容(v) |
| 組織を指定した組織ロール |
編集内容(vi) |
| 最上位組織を指定した組織ロール |
なし(削除の場合) |
α |
編集内容(vii) |
| 組織を指定した組織ロール |
なし(削除の場合 |
β |
編集内容(viii) |
編集内容を次に示します。アンダーラインは変更箇所を示します。
![[図データ]](FIGURE/ZU03020I.GIF)
- 手順4.
- WFdefrlコマンドの-fオプションに,手順3で編集したロール定義情報出力ファイル名を指定して実行します。コマンドオペレーションを次に示します。詳細については,「4.2.13 ロール定義更新ユティリティ」を参照してください。
- WFdefrl -f ロール定義情報出力ファイル名
- [-v]
- [-l ロール定義更新ログ出力ファイル名]
- [-e エラーメッセージ出力ファイル名]
- 実行結果をロール定義更新ログ出力ファイルで確認します。
マルチサーバ構成では,ロールの登録サーバを指定する必要があります。このロール登録サーバは,業務ロール,及び組織ロールで,ロールトレーの実体があるサーバであり,ロールトレー配布の場合は,案件はこのロール登録サーバのロールトレーに配布されます。ロールトレーから案件を取り出すには,ロール登録サーバ上のユーザからしか取り出せません。そのため,ロールトレーから案件を取り出すユーザのホームサーバをロール登録サーバとする必要があります。
このロール登録サーバは,変更できません。詳細は,「3.8.9(7) 各種登録サーバの変更」を参照してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2001, 2015, Hitachi, Ltd.