Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド
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オブジェクトサーバでは,障害が発生した時に使用する障害情報を出力しています。これらの障害情報はオブジェクトサーバによって自動的に削除されません。したがって,障害情報がハードディスクの容量を圧迫している場合には,不要な障害情報を削除してください。
- <この項の構成>
- (1) 機能
- (2) コマンド
- (3) 注意事項
不要になった障害情報を削除します。障害情報とは,システム管理者が障害の原因を調査するために使用する情報のことです。[障害発生後の起動環境の修復]ユティリティを実行すると,次のことが実行されます。
- 共有メモリにアタッチしたままのプロセスがあるか調べて,ある場合にはメッセージで通知します。メッセージは%XODDIR%¥spool¥xodclear.logに出力します。
なければ共有メモリを削除します。
- %XODDIR%¥spool及び%XODDIR%¥tmpを初期化します。
- %XODDIR%¥spoolが存在しない場合,メッセージでディレクトリの作成とジャーナルファイルの復元を促します(Object Server)。
- 形式
- xodclear 〔-r〕
- オプション
- -r
このオプションを指定するとコマンド開始及び終了時に,メッセージを標準出力に出力して,メッセージボックスには出力しません。ただし,オプション指定が不正の場合のエラーメッセージは常にメッセージボックスに出力します。これによって,[障害発生後の起動環境の修復]ユティリティをバッチファイルなどを使用して自動化できます。
- 終了コード
- コマンドの終了コードを示します。
- 0 :正常終了
- 1以上:異常終了
- このユティリティを実行できるのは,オブジェクトサーバのシステム管理者だけです。
- 障害情報ファイル(shmdump,coreなど)を削除するので,障害情報が必要な場合は%XODDIR%¥spool及び%XODDIR%¥tmpのバックアップを取得しておいてください。また,Object Serverで簡易ジャーナルファイルの出力先を変更している場合は,その出力先のファイルのバックアップも取得しておいてください。
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