Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド

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8.6.1 データベースのエリアの再初期化

この項では,[データベースのエリアの再初期化]ユティリティの機能及びコマンドの指定方法,文法について説明します。このユティリティは,コマンドプロンプトから実行します。

<この項の構成>
(1) 機能
(2) コマンド
(3) 注意事項

(1) 機能

オブジェクトサーバのデータベースのエリアを再初期化します。再初期化の対象となるエリアは,ユーザ用及びインデクス用のエリアです。

ユーザ用エリアで,該当するエリアにタイプが定義されている場合,エリアを再初期化した後,マスタディレクトリを参照してタイプ定義を復旧します。このとき,該当するタイプのオブジェクト数は0件になります。再初期化した後に,[データベースの再編成]ユティリティを使用してデータベース全体を再編成し,そして該当するエリアのデータの再登録や整合性の確保を連携プログラムで実行してください。

インデクス用エリアで,該当するエリアにインデクスが定義されている場合,エリアを再初期化した後,マスタディレクトリを参照して,インデクス定義を復旧します。このとき,該当するインデクスは未作成の状態になります。再初期化した後に,[データベースの再編成]ユティリティのインデクス再作成を使用するか,又はデータベース全体の再編成を実行して,再初期化したエリアのインデクスを再作成してください。

なお,再初期化時,エリアの用途,セグメントサイズ,及びファイル名は,再初期化前の情報を引き継ぎます。

ユティリティの処理結果は,オブジェクトサーバシステムディレクトリのファイル「xodresult」に出力されます。ユティリティが正常に終了した場合には,処理結果の末尾に正常終了のメッセージが出力されます。

エラーが発生した場合には,正常終了のメッセージが出力されません。このときには,イベントログ,又はコマンドプロンプトに出力されたエラーメッセージを参照してエラーの原因を取り除き,ユティリティを再実行してください。

(2) コマンド

形式
xodarint -n エリア名 [-i 割り当て量]

オプション

終了コード
コマンドの終了コードを示します。
0  :正常終了
1以上:異常終了

(3) 注意事項