Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

7.2.1 システム共通定義の形式

システム共通定義の形式を示します。括弧内は,省略値(ユーザが値を定義しなかった場合に設定される値)です。gcacheパラメタ以外の省略値は,標準的な機器構成での定義値を表します。

システム共通定義ファイルは,必ずオブジェクトサーバを停止してから編集してください。オブジェクトサーバの起動中に変更してしまった場合は,一度元に戻して,オブジェクトサーバを停止してから,変更してください。

システム共通定義の形式
[set system_id = OMS識別子(スペース)]
[set lck_limit = 最大同時排他要求数(6000)]
[set prc_process_count = 最大プロセス数(230)]
[set trn_tran_ process_count =並行して実行するトランザクション数(32)]
[set static_shmpool_size = 
      システム開始から終了までに占有する共用メモリの総量(5120)]
[set dynamic_shmpool_size = 
     システムが一時的に使用する共用メモリの最大量(10000)]
 set dbm_master = マスタディレクトリのファイル名
[set add_area_limit = 最大追加エリア数(32)]1
[set ujerror  =  CONTINUE  |  STOP]
[ujfile     -n  正常時用uj出力ファイル名
            -e  障害時用uj出力ファイル名]
[set jnl_output_file  =  簡易ジャーナルの出力先ファイル名(オブジェクトサーバシステムディレクトリ\spool\jnlfile)]2
[gcache     -n  グローバルキャッシュ名
           [-m  グローバルキャッシュ面数(80)]3
            -u  グローバルキャッシュ用途]4…
[resipool   -n  常駐ページプール名
            -m  常駐ページプール面数
            -u  常駐ページプール用途]5…
[resiobj    -s  スキーマ名
            -t  タイプ名,…]5
注※1 add_area_limitはHigh-endObject Serverを使用する
場合だけに指定します。
注※2 jnl_output_fileはObject Serverを使用する場合だけに指定します。
注※3 gcacheパラメタの-uオペランドにOIDINDEXが指定された場合,グローバルキャッシュ面数の省略値は100になります。
注※4 gcacheパラメタがすべて省略された場合は,次の省略値が仮定されます。
gcache -n xod_gcache_area     -m 200 -u AREA
gcache -n xod_gcache_oidindex -m 100 -u OIDINDEX
注※5 resipoolパラメタ及びresiobjパラメタの具体的な指定値は,オブジェクトサーバと連携するプログラムでの算出方法に従ってください。

規則
  • システム共通定義ファイルは,次に示すように指定します。
  • 1行80バイト以内で指定します。80バイトを超える場合は,複数行で指定します。
  • 一つの項目を複数行にわたって指定する場合には,継続行の末尾に「¥」を記述してください。
  • 定義中に「¥」を文字として指定する場合には,文字列全体を「"」で囲んでください。
  • 定義中のパス名に空白が含まれている場合は,パス名全体を「"」で囲んでください。「"」で囲まないで指定すると,パラメタエラーが発生したり,空白以降のパス名を無視したりすることがあります。
  • コメント行の先頭には「#」を指定してください。