Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド
簡易ジャーナルのファイルには,最新のデータベース更新情報を1回の更新分だけ出力します。この簡易ジャーナルの情報は,データベースの更新が完了すると消去されますので,データベースに障害が起こった場合,1回の更新分だけしか回復できません。必要な時点で,定期的にデータベースのバックアップを取得することをお勧めします。
簡易ジャーナルのファイルは,ジャーナルを格納する簡易ジャーナルファイルと,その簡易ジャーナルファイルの情報を格納するジャーナル情報ファイルの二つのファイルで構成されています。両ファイルともObject Serverが作成します。
Object Serverは簡易ジャーナルファイルとして%XODDIR%¥spool¥jnlfileを使用します。このパス名はシステム共通定義のjnl_output_fileパラメタで任意のパス名に変更することもできます。
簡易ジャーナルファイルは任意のパス名に変更できるため,Object Serverでは,現在使用している簡易ジャーナルファイルの情報を,ジャーナル情報ファイルで管理します。Object Serverは次回の開始又は再開始時にこのファイルを参照します。
ジャーナル情報ファイルは,マスタディレクトリファイルが格納されているディレクトリと同じディレクトリ内に,ファイル名xodjnlinfoとして作成されます。パス名は,<マスタディレクトリファイルの格納ディレクトリ>¥xodjnlinfoです。
<マスタディレクトリファイルの格納ディレクトリ>とは,システム共通定義のdbm_masterパラメタに指定したパス名からファイル名を削除したパス名です。
なお,次の場合は,ジャーナル情報ファイルをObject Serverが停止中に削除できます。
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