Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド
ここでは,オブジェクトサーバの開始方法について説明します。オブジェクトサーバには,次の四通りの開始方法があります。
それぞれの開始方法について説明します。また,開始時のモードについても説明します。
OS起動時に,オブジェクトサーバが自動的に起動されます。
サービスメニューでオブジェクトサーバを選び,開始ボタンをクリックします。
スタートアップパラメタの指定と,前回の終了時の状態によって,オブジェクトサーバの開始形態は決定されます。次に開始形態を示します。
オブジェクトサーバの前回の終了形態が正常終了の場合の開始形態です。このとき,前回終了時の情報(ジャーナルの情報など)を引き継ぎません。
オブジェクトサーバの前回の終了形態が異常終了の場合の開始形態です。このとき,前回終了時の情報(ジャーナルの情報など)を引き継ぎます。したがって,前回終了時の状態でシステムを開始できます。
オブジェクトサーバが再開始できないときに,強制的に開始する場合の開始形態です。前回終了時の状態を引き継がないため,オブジェクトサーバはデータベースの内容を回復できません。したがって,システム管理者がデータベースの内容を回復してください。
スタートアップパラメタに指定するオプションを次に示します。
コマンドを使用して,ユティリティ実行モードで開始できます。コマンドによる開始方法は,オブジェクトサーバのユティリティをバッチファイルなどで自動化して実行する場合に使用します。起動に使用するコマンドは,[ユティリティ実行モードによる開始]ユティリティのxodustaコマンドです。このコマンドは,前回の終了形態が正常終了の場合に,オブジェクトサーバをユティリティ実行モードで正常開始します。前回の終了形態が異常終了の場合には,まずデータベースを回復してから,[ユティリティ実行モードによる開始]ユティリティを実行してください。
[ユティリティ実行モードによる開始]ユティリティについては,「8.8.5 ユティリティ実行モードによる開始」を参照してください。
システム統合運用管理からオブジェクトサーバのサービスを開始できます。システム統合運用管理からサービスを開始する方法については,マニュアル「Windows NT Groupmax System Manager - TCP/IP/System Agent - TCP/IP Version 5 システム管理者ガイド」を参照してください。
システム統合運用管理からサービスを開始する場合の起動パラメタには,手動でサービスを開始する場合のスタートアップパラメタと同様のオプションを指定します。なお,システム統合運用管理は,Administrator権限者だけが操作できます。
オブジェクトサーバを開始したときのモードには,次の三つがあります。
ユティリティ実行モード又は回復ユティリティ実行モードによるユティリティ実行後,アプリケーションプログラムを実行するときには,その前に次の操作をして,モードをアプリケーションプログラム実行モードに変更してください。
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