Groupmax Form Version 6 ユーザーズガイド
ODBCファイル,ORACLEファイルを使うときの留意点を説明します。
- <この項の構成>
- (1) ODBCファイルとのデータ属性の対応
- (2) ORACLEファイルとのデータ属性の対応
- (3) 外部データベース用の数値属性の扱い
ODBCファイルとGroupmax Formファイルとのデータ属性の対応を,表13-3,表13-4,及び表13-5に示します。
表13-3 ODBCファイルとGroupmax Formファイルとのデータ属性の対応(ODBCファイルをアタッチする場合)
分類 ODBCデータ属性 Groupmax Form
データ属性備考 文字 SQL_CHAR 文字 最大255文字 SQL_VARCHAR 最大255文字
(255文字を超える場合,256文字以上の部分を切り捨て)SQL_LONGVARCHAR 数値 SQL_TINYINT バイト -27〜27-1 SQL_SMALLINT 整数 -215〜215-1 SQL_INTEGER 長整数 -231〜231-1 SQL_BIGINT 文字 -263〜263-1の範囲の文字列 SQL_REAL 単精度
浮動小数点-3.402823E+38
〜3.402823E+38SQL_FLOAT 倍精度
浮動小数点-1.79769313486231E+308
〜1.79769313486231E+308SQL_DOUBLE SQL_DECIMAL 数値/整数/
長整数全体桁数によって属性を決定※ SQL_NUMERIC 日付
時間SQL_DATE 文字 「YYYY-MM-DD」形式の
文字列に変換SQL_TIME 「HH:MM:SS」形式の
文字列に変換SQL_TIMESTAMP 「YYYY-MM-DD
HH:MM:SS.FFFFFF」形式の
文字列に変換バイナリ SQL_BINARY 未支援属性 内部ではFILLER扱い SQL_VARBINARY SQL_LONGVARBINARY ビット SQL_BIT 論理値 0,1 注※ SQL-DECIMAL,SQL_NUMERICをアタッチした場合は,その全体桁数によって次のように属性を決定します。
全体桁数 小数点以下の桁数 Groupmax Formデータ属性 5 なし 整数 あり 数値 10 なし 長整数 あり 数値 5,10以外 なしあり共通 数値 表13-4 ODBCファイルとGroupmax Formファイルとのデータ属性の対応(ODBCファイルを新規作成する場合及びGroupmax FormファイルをODBCファイルに変換する場合)
分類 Groupmax Form
データ属性ODBCデータ属性※ 備考 文字 文字 SQL_CHAR 最大255文字 数値 バイト SQL_TINYINT -27〜27-1 整数 SQL_SMALLINT -215〜215-1 長整数 SQL_INTEGER -231〜231-1 単精度浮動小数点 SQL_REAL -3.402823E+38〜3.402823E+38 倍精度浮動小数点 SQL_FLOAT -1.79769313486231E+308
〜1.79769313486231E+308数値 SQL_NUMERIC 最大18桁の実数を表す内部10進数又は外部10進数 PCゾーン ビット 論理値 SQL_BIT 0,1 注※ 該当するODBCデータ属性がサーバにない場合の対応規則を次に示します。
分類 Groupmax Form
データ属性ODBCデータ属性第2候補 ODBCデータ属性第3候補 ODBCデータ属性第4候補 文字 文字 − − − 数値 バイト SQL_NUMERIC SQL_DECIMAL − 整数 長整数 単精度浮動小数点 SQL_FLOAT SQL_DOUBLE − 倍精度浮動小数点 SQL_DOUBLE 該当なし − 数値 SQL_NUMERIC 該当なし − PCゾーン ビット 論理値 SQL_BIT SQL_DECIMAL − 表13-5 ODBCファイルとGroupmax Formファイルとのデータ属性の対応(ODBCファイルから取得したデータをGroupmax Formのデータベースとして出力する場合)
ODBCデータ属性 Groupmax Formデータ属性 項目長 文字 文字 変更なし 数値 数値 変更なし バイト 数値 3桁に変更 整数 数値 5桁に変更 長整数 数値 10桁に変更 単精度浮動小数点 数値 18桁に変更 倍精度浮動小数点 数値 18桁に変更 PCゾーン 数値 変更なし 論理値 数値 1桁に変更 注 @抽出などの処理コマンドでODBCファイルから取得したデータを,Groupmax Formのデータベースとして新規に出力する場合,上記の規則に従います。既存のGroupmax Formのデータベースに出力する場合は,出力先の項目長に合わせて変換されます。
ORACLEファイルとGroupmax Formファイルとのデータ属性の対応を,表13-6及び表13-7に示します。
表13-6 ORACLEファイルとGroupmax Formファイルとのデータ属性の対応(ORACLEファイルをアタッチする場合)
分類 ORACLE
データ属性Groupmax Form
データ属性備考 文字 CHAR 文字 VARCHAR2 最大255文字
(255文字を超える場合,256文字以上の部分を切り捨て)LONG 数値 NUMBER(N,M) 数値 1≦N≦18,0≦M≦18の場合 倍精度浮動小数点 1≦N≦18,0≦M≦18以外の場合 日付 DATE 文字 その他 ROWID 変換しない RAW 未支援属性 内部ではFILLER扱い LONG RAW MLSLABEL 表13-7 ORACLEファイルとGroupmax Formファイルとのデータ属性の対応(ORACLEファイルを新規作成する場合及びGroupmax FormファイルをORACLEファイルに変換する場合)
分類 Groupmax Form
データ属性ORACLEデータ属性 備考 文字 文字 96:CHAR 最大255文字 数値 バイト 3:NUMBER(3,0) -27〜27-1 整数 3:NUMBER(5,0) -215〜215-1 長整数 3:NUMBER(10,0) -231〜231-1 単精度浮動小数点 4:FLOAT(10,0) -3.402823E+38〜3.402823E+38 倍精度浮動小数点 -1.79769313486231E+308
〜1.79769313486231E+308数値 2:NUMBER(18,18) 最大18桁までの任意の長さ PCゾーン ビット 論理値 3:NUMBER(1,0) 0,1
(3) 外部データベース用の数値属性の扱い
Groupmax Formが外部データベース用に指定できる数値属性の扱い方を,表13-8に示します。
表13-8 外部データベース用に指定できる数値属性の扱い方
区分 属性 扱い方 表示 バイト 「−」記号及び数字列を表示する 整数 長整数 単精度浮動小数点 精度6桁
絶対値が10進数で18桁以内の場合,指数表示しない
絶対値が10進数で19桁以上の場合,指数表示する倍精度浮動小数点 精度14桁
絶対値が10進数で18桁以内の場合,指数表示しない
絶対値が10進数で19桁以上の場合,指数表示する入力 バイト 「空白」,「符号」,「数字」の並びで入力できる 整数 長整数 単精度浮動小数点 「空白」,「符号」,「数字」,「'.'数字」,
「'E'(符号)数字」の並びで入力できる倍精度浮動小数点 DB
定義バイト 項目長は固定(指定できない) 整数 長整数 単精度浮動小数点 項目長は固定(指定できない)
最大入力桁数は22桁(22桁を超える場合,
「±n.nnn〜nE±mmm」で入力する)倍精度浮動小数点 項目長は固定(指定できない)
最大入力桁数は22桁(22桁を超える場合,
「±n.nnn〜nE±mmm」で入力する)
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