Groupmax Form Version 6 ユーザーズガイド
伝票発行業務を作成するには,伝票処理ウィンドウで,画面の形式と処理定義とを作成します。また,伝票簡易作成機能を利用すると,簡単に画面形式及び処理定義を作成できます。
伝票発行業務の作成の流れ
伝票発行業務の作成の流れを次に示します。
- 画面形式を作成する
画面上の文字列,処理項目,罫線などを作成します。また,処理項目の属性を指定します。簡易生成機能を利用すると,簡単に画面形式を作成できます。
- 処理定義を作成する
作成した画面に基づいて伝票発行業務を実行するための処理(処理定義)を作成します。スケルトン生成機能を使うと,簡単な処理定義を自動生成できます。複雑な処理の場合は,処理コマンド簡易入力機能を使ったり,処理コマンドを直接入力したりして作成します。
伝票発行業務を作成する流れを,図7-6に示します。
図7-6 伝票発行業務を作成する流れ
伝票発行業務の作成を始める
- 開発ウィンドウでの操作
[ファイル]−[新規作成...]を選択して,[新規作成]ダイアログボックスで伝票のアイコンを選択します。
- 伝票処理ウィンドウでの操作
[ファイル]−[新規作成]を選択します。
伝票発行業務の更新を始める
- 開発ウィンドウでの操作
伝票のアイコンをクリックしてから,[ファイル]−[編集]を選択します。
- 伝票処理ウィンドウでの操作
[ファイル]−[開く...]を選択して,ファイル名を指定します。
簡易生成機能を使う
簡易生成機能を利用して画面を作成するときには,伝票処理ウィンドウで,[ファイル]−[簡易伝票...]を選択します。又は,[簡易伝票]ボタンをクリックします。
伝票発行業務を保存する
作成又は更新が終了したら,[ファイル]−[名前を付けて保存...]を選択して,ファイル名を指定して保存します。
項目名一覧,ファイル一覧の利用
画面形式を作成するときに,項目名やファイル名を一覧表示して参照できます。処理定義を作成するときは,一覧から項目名やファイル名を選択して,オぺランドとして取り込めます。
伝票処理ウィンドウで,[表示]−[項目名一覧]を選択すると,[項目名一覧]ダイアログボックスが表示されます。また,[ファイル一覧]を選択すると,[ファイル一覧]ダイアログボックスが表示されます。選択したファイルの項目名も参照できます。
案件情報一覧の利用
伝票処理ウィンドウで,[表示]−[案件情報一覧]を選択すると,[案件情報一覧]ダイアログボックスが表示されます。ワークフローのビジネスプロセス定義情報(ビジネスプロセス名,ノード名など)を参照したり,処理コマンドのオぺランドとして取り込んだりできます。
業務作成後に利用できる機能
伝票発行業務を作成した後で,次に示す機能を利用できます。
- ファイルタイトルの設定
業務実行ウィンドウでは,伝票のアイコンのタイトルとして,そのファイル名が表示されます。このタイトルを変更したい場合,[ファイル]−[ファイルタイトルの変更...]を選択して,タイトルを指定します。タイトルは,30文字まで指定できます。
- テスト実行
作成した伝票発行業務が正しく実行されるかどうかを,保存前に試して確認できます。[ファイル]−[テスト実行...]を選択すると,定義内容がチェックされます。定義内容が正しければ業務が開始されて,[伝票発行情報]ダイアログボックスが表示されます。
- 定義印刷
[ファイル]−[印刷...]を選択すると,作成中の伝票の定義内容(画面形式及び処理定義)を印刷できます。印刷内容を画面上で確認する場合は,[ファイル]−[定義印刷プレビュー]を選択します。
画面形式だけ又は処理定義だけを印刷したい場合は,印刷する前に[オプション]−[伝票定義印刷...]を選択して,印刷内容を設定しておきます。
- 実行専用ファイルの作成
[ファイル]−[実行専用ファイルの作成...]を選択すると,作成した伝票を,実行専用の伝票として保存できます。実行専用の伝票は,画面形式及び処理定義を更新できません。
伝票ファイルのバージョン間での互換性
上位バージョンのGroupmax Formで作成した伝票ファイルは,下位バージョンのGroupmax Formに対する互換性がありません。例えば,Groupmax Form 06-00で作成した伝票ファイルを,Groupmax Form 05-20以前で起動しても,06-00で追加された機能を使っている場合は,実行又は更新できません。
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