13.2.3 endianオプション
- 〈この項の構成〉
(1) 機能
コンピュータで扱うバイナリデータ(2進項目および内部浮動小数点項目)の形式がWindowsとUNIXとで異なります。Windowsではリトルエンディアン形式,UNIXではビッグエンディアン形式となります。CosminexusとOpenTP1間で異なるOSでバイナリ形式のデータを流通させたい場合に,このオプションを使って,流通させたいエンディアン形式に変換することができます。
詳細については,「9.3 Windows/UNIXの数字データ格納形式の相違」をご覧ください。
なお,このオプションはSolaris版TP1/COBOLアクセスでは指定できません。
(2) 指定方法
- endian( little | big):
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endianは小文字,endianの種類にはlittleまたはbigのいずれかを指定します。
(a) Windows版
SET CBLJ2TP1OPT = endian( little | big )
(b) HP-UX/AIX版
CBLJ2TP1OPT="endian( little | big )" export CBLJ2TP1OPT
(3) endianオプション指定無しの時
(a) Windows版
endianの値は既定値でlittleです。
(b) HP-UX/AIX版
endianの値は既定値でbigです。
(4) 注意事項
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このオプションは2進項目および浮動小数点項目に有効です。
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Windows版TP1/COBOLアクセスで,このオプションにbigを指定する場合は,COBOLプログラムコンパイル時に-Bbコンパイラオプションと-Fbコンパイラオプションを指定してください。
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Windows版TP1/COBOLアクセスで,COMPUTATIONAL-5/COMP-5のデータ項目がある場合は,このオプションにbigは指定しないでください。