11.3.1 「TP1/COBOLアクセス用Bean生成ウィザード」による生成(推奨)
JBuilder上でTP1/COBOLアクセス用Bean生成ウィザードを使用することによって,COBOL SPPを呼び出すロジックを組み込んだTP1/COBOLアクセス用Beanのひな形を簡単に自動生成できます。これ以降「TP1/COBOLアクセス用Bean生成ウィザード」を「Bean生成ウィザード」に省略します。
(1) 起動方法
JBuilderのオブジェクトギャラリ内の[新規]タブ内の" TP1/COBOLアクセス用Bean"アイコンをダブルクリックします。または,JBuilderのメニューバーから[ウィザード]の「TP1/COBOLアクセス用Bean」をクリックします。
(2) 画面の説明
(a) ステップ1/3画面
「Bean生成ウィザード」が起動し,次のような「TP1/COBOLアクセス用Bean生成ウィザード:ステップ1/3」画面が現れます。
ここでは,次の情報を入力します。
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SPPの入力パラメタ(COBOLへ渡す登録集原文)と出力パラメタ(COBOLから受け取る登録集原文)を持つデータ定義部の登録集原文のファイル名をフルパスで指定します((注) 登録集原文のファイル名に全角文字は使用できません)。ここで,指定する登録集原文には条件があります。詳細は「11.2.3 SPPの引数を含む登録集原文の記述規則」をご覧ください。右側のボタンをクリックすると,参照ダイアログが表示されます。
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「TP1/Client/J経由のアクセスを使用する。」にチェックした場合は,TP1/Client/J経由用のBeanを生成します。チェックしない(初期状態)場合は,TP1/Client/P,またはTP1/Client/W経由のBeanを生成します。
設定が完了したら,[次へ(N)>]ボタンを押すと入力用の「TP1/COBOLアクセス用Bean生成ウィザード:ステップ2/3」画面に進みます。
[キャンセル]ボタンを押すと,TP1/COBOLアクセス用Beanの生成を取り消し,「Bean生成ウィザード」画面を消去します。また,[ヘルプ]ボタンを押すと,この画面に対するヘルプを表示します。
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指定された登録集原文を正常に解析できなかった場合,エラーメッセージを表示して処理が中止されます。
(b) ステップ2/3画面
「TP1/COBOLアクセス用Bean生成ウィザード:ステップ2/3」画面には,「TP1/COBOLアクセス用Bean生成ウィザード:ステップ1/3」画面で指定した入出力用の登録集原文を解析した情報から集団項目の情報がテーブル表示されます(これ以降,このテーブルのことを「パラメタテーブル」とします)。
[入力]タブでは,SPPで実際に使用する入力用の引数を選択します。選択したデータ項目に対してTP1/COBOLアクセス用Beanの中に当該プロパティが生成されます。
SPPで実際に使用するデータ項目だけを抽出することによって,TP1/COBOLアクセス用BeanのサイズをSPPのサービスを受け取れる必要な大きさに最適化でき,資源を有効に活用できます。
[出力]タブでは,出力用のすべてのデータ項目を選択してTP1/COBOLアクセス用Beanのプロパティを生成することによって,SPPから返される出力データの妥当性を確認するという使い方ができます。必要に応じて,選択するデータ項目を選んでください。
「パラメタテーブル」の編集の仕様については,「11.3.2 入出力用の「Bean生成ウィザード」に表示されるパラメタテーブルの編集」をご覧ください。
設定が完了したら,[次へ(N)>]ボタンを押すと,「TP1/COBOLアクセス用Bean生成ウィザード−ステップ3/3」画面に進みます。
(c) ステップ3/3画面
「TP1/COBOLアクセス用Bean生成ウィザード:ステップ3/3」画面は,TP1/COBOLアクセス用Beanを生成するためのパッケージ名などを指定する画面です。ここでは,次の情報を入力します。
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プロジェクトファイルから派生したパッケージ名が表示されます。ほかのパッケージ名を付けるには,このフィールドをクリックして新規の名前を入力します。
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クラス名を入力します。
「クラス名.java」が生成されるファイル名になります。
以上のように画面に従って操作し,最後に,[終了]ボタンを押すと,JBuilderのプロジェクトにJavaソースファイルが生成され,当該TP1/COBOLアクセス用Beanが自動生成されます。
(TP1/COBOLアクセス用Beanの自動生成ソースイメージは,「付録E TP1/COBOLアクセス用Beanの自動生成ソースイメージ」を参考にしてください。)