Global Link Managerには次の特長があります。
複数ホストのパス情報を一括して管理します
Global Link Manager GUIを使用した遠隔操作で,ホストのマルチパス管理ソフトウェアからの情報取得や設定を一括して実行します。各ホストにそれぞれログインしなくても,1つのコンソールで管理できます。複数のホストを一元管理できるため,パス情報は,ホスト単位やHBAポート単位に加え,ストレージシステム単位,CHAポート単位,パス状態単位など,複数ホストにわたる視点で一覧を表示することもできます。
システム全体のパスの稼働状況をサマリーで確認できます
目的に応じた視点でパスの一覧を表示するとともに,パスが正常か障害が発生しているかを集約した情報(状態ごとのパス本数)を表示します。各ホストでそれぞれ確認しなくても,システム全体のパスの稼働状況を把握できます。
パスの帯域幅制御を支援します
ストレージシステム単位,CHAポート単位などでパス情報を表示し,複数のユーザーアプリケーションまたはホストの間でパスの帯域幅(オンラインパスの本数)を調整できます。
複数ホストの障害情報を一元管理できます
多数のホストで起こる障害をいち早く発見して対処するためには,障害情報が発生源から通知されて,障害個所を特定できる環境が必要です。Global Link Managerでは,各ホストのマルチパス管理ソフトウェアが検知したパスの障害情報をアラートとして通知するように設定し,一元管理できます。また,アラート情報をGlobal Link ManagerサーバからほかのSNMP管理サーバに転送して,ユーザーが任意のアプリケーションで管理することもできます。