マルチパス管理ソフトウェアのロードバランス機能を使用してパスの負荷を自動的に分散させ,パスを効率的に使用します。ロードバランス機能を使用すると,1つのパスに負荷が偏ってシステム全体の性能が劣化することを防げます。
ロードバランス機能の概要を次の図に示します。
図2-6 ロードバランス機能の概要
ロードバランス機能の適用要件や処理方式については,マルチパス管理ソフトウェアのマニュアルを参照してください。
HDLMとGlobal Link Managerを組み合わせて使用する場合にだけ,ホスト単位のほかに,ストレージシステムのLU単位でもパスのロードバランスを設定できます。Global Link Manager GUIでロードバランスをホストごとに設定する場合は「3.3.8 ホストのHDLM動作環境設定」を,LUごとに設定する場合は「3.3.7 マルチパスLU設定」のLU単位のロードバランス設定について説明している個所を参照してください。