Global Link Manager Software ユーザーズガイド

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3.6.4 パスの状態切り替え

複数ホストのパスの状態をパス一覧のステータスで確認し,オンライン操作またはオフライン操作によってパスの状態を切り替えます。

パスの状態切り替えは,次に示すマルチパス管理ソフトウェアを使用している場合に実行できます。

帯域幅を調整するためにパスをオンラインまたはオフラインにしてI/Oを行うパスの本数を増減させたり,障害発生時やハードウェアの交換時に該当するパスを一時的にオフラインにして復旧後にオンラインにしたりできます。パスのオフライン操作時には,交替パスが存在するかどうかをあらかじめ確認することもできます。

ユーザーが実行するパス状態の切り替え操作,および障害や復旧の自動検知によるパスの状態遷移を次の図に示します。

図3-9 HDLMのパスの状態遷移

[図]

図3-10 HP-UXマルチパスのパスの状態遷移

[図]

図3-11 DMP(Solaris)のパスの状態遷移

[図]

パスのオンライン操作およびオフライン操作は,パス一覧を表示してから,対象のパスを選択して実行できます。

なお,物理的にパス断線している状態でGlobal Link Managerからオンライン操作を実行すると,ダイアログに実行結果が表示されますが,ダイアログの結果と実際の実行結果が異なるおそれがあります。正しい実行結果を確認するためには,オンライン操作後,ホスト情報を更新してください。

この項の構成
(1) パスのオンライン操作手順
(2) パスのオフライン操作手順

(1) パスのオンライン操作手順

  1. ホスト単位やストレージシステム単位でパスの一覧を表示します。
    パス一覧を表示する方法については,表示する単位に応じて下記を参照してください。
  2. パス一覧でOnlineまたはEnabled状態にするパスのチェックボックスを選択し,[オンライン設定]ボタンまたは[Enabled設定]ボタンをクリックします。
    オンライン設定ダイアログまたはEnabled設定ダイアログが表示されます。
  3. OnlineまたはEnabled状態にするパスを確認し,実行します。
    パス状態が変更されたことをパス一覧で確認してください。

(2) パスのオフライン操作手順

  1. ホスト単位やストレージシステム単位でパスの一覧を表示します。
    パス一覧を表示する方法については,表示する単位に応じて下記を参照してください。
  2. パス一覧でOffline(C)またはDisabled状態にするパスのチェックボックスを選択し,[オフライン設定]ボタンまたは[Disabled設定]ボタンをクリックします。
    オフライン設定ダイアログまたはDisabled設定ダイアログが表示されます。
  3. Offline(C)またはDisabled状態にするパスを確認し,実行します。
    パス状態が変更されたことをパス一覧で確認してください。
    交替パスが存在しないためにOffline(C)またはDisabled状態にできないパスを含む場合(1つのLUにアクセスするパスのうちにOnlineまたはEnabled状態のパスがなくなる場合),該当するパスはオフライン設定ダイアログで強調表示されます。

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