Global Link Managerを使用してHDLMを管理する場合,ホストおよびリモート管理クライアントに対して,次に示す設定を実施する必要があります。
ホストの設定
リモート管理クライアントの設定
(1) ユーザアカウントの作成
リモート管理クライアントからホストを操作するために使用するユーザアカウントをホストに作成します。
ユーザアカウント名は,次のどちらかを使用してください。ユーザアカウント名を「GLMUser」にすると,dlmrmcenvユティリティを実行するときにユーザアカウント名の指定を省略できます。
作成したユーザアカウントのRoleには,「システム管理者」を設定してください。
複数のホストを管理対象にする場合は,すべてのホストに対して同じユーザアカウントを作成してください。
ユーザアカウントの作成方法については,VMware vSphereのマニュアルを参照してください。
(2) Credential Storeファイルへのホストの追加
ホストのIPアドレス※および「(1) ユーザアカウントの作成」でホストに作成したユーザアカウントをCredential Storeファイルに追加します。
Credential Storeファイルは,VMware vSphere CLIで管理している,ホストの情報(ホスト名,ユーザ名,パスワード)を保存したファイルです。
Credential Storeファイルのデフォルトの格納場所は次のとおりです。
%APPDATA%¥VMware¥credstore¥vicredentials.xml
ホストをCredential Storeファイルに追加するには,VMware vSphere CLIのスクリプト(credstore_admin.pl)を実行してください。
(3) dlmrmcenvユティリティの実行
dlmrmcenvユティリティは,「(1) ユーザアカウントの作成」でホストに作成したユーザアカウントを,リモート管理クライアントに登録するためのユティリティです。
ユティリティを実行する手順について,次に説明します。
dlmrmcenv [--username "ユーザアカウント名"] [--credstore "Credential Storeファイルのパス"]
「(1) ユーザアカウントの作成」で作成したユーザアカウント名が「GLMUser」の場合,--usernameパラメタは省略できます。(4) Windowsファイアウォールの設定
リモート管理クライアントのWindowsファイアウォールが有効の場合,Hitachi Command Suite共通エージェントコンポーネントで使用する次のポートをWindowsファイアウォールに例外登録する必要があります。
Hitachi Command Suite共通エージェントコンポーネントで使用するポートについては,マニュアル「Hitachi Command Suite Global Link Manager Software導入・設定ガイド」を参照してください。
例外登録の手順について,次に説明します。
The command ended successfully.
firewall_setupコマンドについて
firewall_setupは,Hitachi Command Suite共通エージェントコンポーネントで使用するポートを,リモート管理クライアント上で動作するWindowsファイアウォールの例外として登録するためのコマンドです。
firewall_setupコマンドのデフォルトの格納場所は,Device Managerエージェントのインストールの有無によって,次のとおりとなります。
プログラムのインストール先ドライブ:¥Program Files※¥Hitachi¥HDVM¥HBaseAgent¥bin¥firewall_setup.bat
プログラムのインストール先ドライブ:¥Program Files※¥HDVM¥HBaseAgent¥bin¥firewall_setup.bat
firewall_setupコマンドの構文を次の表に示します。
表3-3 firewall_setupコマンドの構文
項目 | 説明 |
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構文 | firewall_setup {-set|-unset} |
機能 | Hitachi Command Suite共通エージェントコンポーネントで使用する次のポートを,Windowsファイアウォールの例外として登録します。
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オプション |
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