ESXiホストで発生した障害,およびリモート管理クライアントで発生した障害に対し,それぞれ障害情報が採取されます。
この障害情報から,障害状況の把握や原因の解析ができます。
ESXiホストの障害情報について次の表に示します。
表2-8 ESXiホストの障害情報の種類
ログ名 | 内容 | 出力先 |
---|---|---|
syslog | 検知した障害などの情報が採取されます。 | デフォルトのファイル名称を,次に示します。 /var/log/vmkernel.log syslogのファイルパスの設定方法については,VMware vSphereのマニュアルを参照してください。 |
障害レベルについては,「8.1.1 メッセージIDの出力形式と意味」の「表8-1 メッセージID(KAPLnnnnn-l)の形式と意味」を参照してください。
リモート管理クライアントの障害情報について次の表に示します。
表2-9 リモート管理クライアントの障害情報の種類
ログ名 | 内容 | 出力先 |
---|---|---|
統合トレースファイル | HDLMコマンドの動作ログが採取されます。 | デフォルトのファイル名称を,次に示します。 プログラムのインストール先ドライブ:¥Program Files※1¥HITACHI¥HNTRLib2¥spool¥hntr2n.log(nはファイルの番号) 統合トレースファイルの出力先フォルダおよびファイルのプレフィックスは,Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリ(HNTRLib2)のユティリティで指定します。 |
トレースファイル | HDLMマネージャのトレース情報が,ユーザの設定したレベルで採取されます。障害が発生したときに,設定を変更してトレース情報を採取することがあります。 | トレースファイルの名称を,次に示します。 ¥Program Files¥HITACHI¥DynamicLinkManager¥log¥hdlmtr[1-64].log※2 |
障害ログ | Global Link Managerとの連携時に発生した障害情報が採取されます。 |
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イベントログ | 監査ログが採取されます。 | イベントログ(アプリケーションログ) |